やはり俺が雪ノ下さんを好きなのは間違っている、 作:ゼロ少佐
家に帰ると小町が出迎えてくれた
小町「お兄ちゃん全教科1位おめでとー!」
八幡「もう知っていたのか、ありがとな小町」
ん?知らない靴が1つあるぞ
八幡「今誰か来てるのか?」
小町「うん、だから早くお兄ちゃんもリビング来て!」
いったい何なのだろうか
そう思いながらリビングに行くと
齢70位の綺麗なお婆さんがいた
八幡「小町こちらの人は?」
小町「雪乃さんと陽乃さんの祖母だよ」
え!?ええぇぇぇええ!?
何!?何でここに居るの!?
あれ!?都築さんも居る!何で!?
朝乃「こんにちは比企谷八幡君、私は、陽乃と雪乃の祖母の朝乃です」
八幡「こ、ここここんにちは えっと、今日はどのようなご要件でここちらにいいらしたのですか?」
ガチガチに緊張しながら 何とか言う
朝乃「そんな緊張しなくていいから
とりあえずお掛けになってください」
八幡「あ、はい」
椅子に腰掛け 都築さんが入れた紅茶を飲む
お、これ美味いな雪ノ下がいれるのより美味い
八幡「今日はどういうご要件で?」
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あれから1ヶ月が経った
雪ノ下母「それで、比企谷さん私に話とは何でしょうか?」
今雪ノ下母と二人きりで居る
セッティングは都築さんに任せた
八幡「お久しぶりです 今回お呼びしたのは陽乃さんの件についてです」
雪ノ下母「そうですか」
八幡「はい、それで春頃陽乃さんに何を言ったんですか?」
特に回りくどい事もせず 直球にボールを投げる
雪ノ下母「それは貴方に言わなければならない事なのですか?」
八幡「いえ、別に強制はしません。だが、春頃まで俺は陽乃さんとお付き合いをしていました」
雪ノ下母「ご存知ですわ、随分仲良さそうでしたし」
八幡「そうでしたか、そんなある日あの人から別れ話を持ってこられました。別れましょうと 理由を聞いたが教えてはくれませんでした。」
雪ノ下母「それは貴方に至らない所があったのではありませんか?」
八幡「そうかも知れませんね。ですが陽乃さんはその時の旅行を思い出作りと言っていました。その時は全然気が付きませんでしたが、今になったら分かります。
あれは、自分が無理やり結婚させられる前の最後の思い出を作りたかったのではないかと。」
八幡「貴方はよくお見合いの話を陽乃さんに持ってきていた。それでも陽乃さんは断っていた。ですが今回は断れなかった、いや断らせなかった。違いますか?」
雪ノ下母「ええそうよ、それが何だって言うの?」
八幡「貴方は娘をっ自分の子供を何だと思っているんですか!」
雪ノ下母「可愛い子供よ、当たり前じゃない。
私が引いたレールを走っていればあの子達の将来は安泰です。親がそれを願って何が悪いんですか?」
八幡「親が子を心配するのは当たり前です。
ですが、それを決めつけて、本人達の心まで縛るのは些かおかしな事だとは思いませんか?
それと、貴方がやってる事は、子供の為じゃない雪ノ下の為雪ノ下の家を守る為ですよね、貴方がやっている事は」
図星をつかれたのか
彼女は下唇を噛む
雪ノ下母「それが何だっていうのですか?
貴方みたいな庶民には分からないでしょうけどね」
八幡「確かに俺は庶民の出ですが、庶民でも努力すればここまで這い上がれるんですよ。」
ここで東大のB判定書に、期末テストの学年順位に成績表 それと以前の自分の成績表を渡す
雪ノ下母「貴方が雪乃と隼人を抑えて1位ですって!それに東大の判定書もB!?貴方何者なんですか!?」
八幡「ただの一般市民ですよ、少し文系が強いだけの」
雪ノ下母「それだけで雪乃に勝てると思っているんですか!?」
驚いてる驚いてる
八幡「いえ、それだけではありません。
全ては陽乃さんの為です 俺が相応しくないなら相応しい人間になればいいだけの話ですから」
雪ノ下母「たったそれだけで!」
「おやめなさい!みっともないわよ!」
雪ノ下母「お母様!?」
朝乃「はぁ…数年ぶりね夕乃」
雪ノ下母「何でここに?」キッ
こっちを睨みつけてくる
おお怖い
朝乃「いつからこんな間違った人になったのかしら
昔は真っ直ぐでいい子だったのに。これも全部雪ノ下のせいなのかもね。
ですが貴方は雪ノ下に囚われすぎです。
思い出しても見なさい、貴方の結婚相手は自分で
選ばせたでしょ、それで自分の娘は自分が決めるなどと
どういう神経しているのかしら?」
雪ノ下母「……」
朝乃「私は比企谷さんを認めています。
夕乃、比企谷さんの目を見てどう思うかしら?」
雪ノ下母「腐っています」
そんなはっきり言わなくてもいいだろ!?
朝乃「えぇ腐っていますね、
ですが瞳の奥底にはとても優しく、大らかな瞳が見えます。捻くれていて分かりにくいですが、この人の目は素晴らしいものですよ。」
朝乃「それと、私はこの人と勝負をして負けました。
勝負内容はチェスです。」
雪ノ下母「!?お母様が誰かに負けるだなんて!どんな手を使ったのですか!?」
朝乃「最初は私の圧勝でしたよ
ですが、たった1ヶ月で私のパターンを覚え
研究し、たった1度ですが私に勝ちました」
そう、あの後陽乃さんの話をし、
朝乃さんをこちらに味方してもらうための
条件としてチェスで勝利するというものだった
一朝一夕で勝てるわけもなく1ヶ月もかかった
雪ノ下母「はぁ…呆れたものね 1人の女性の為に
まさか自分の命を掛けるだなんて」
ん?どういう事だ?命?
朝乃「あぁ比企谷さんには言ってませんでしたね。
もしあのまま負け続けていたら貴方、私の奴隷になっていたのよ?」
八幡「ええええええ!?」
何それ初耳なんですけど!やっぱ雪ノ下家怖い!
雪ノ下母「まぁ、いいでしょう。貴方と陽乃の事を認めます、ですが雪乃の相手もちゃんとして下さいね?」
八幡「はい!…え?雪乃さん?」
雪ノ下母「あら?まだあの子貴方に告白してなかったのね、私の娘のくせにどれだけ行動が遅いのかしら」
八幡「……」
雪ノ下母「私はもう行きますので 次は陽乃も交えてお食事でもしましょう」
八幡「はい」
雪ノ下母が去って気が抜けたのかその場に崩れ落ちる
これでやっと陽乃と会える…
ここまでよく堪えてくれた…な俺の体
陽乃「八幡…」
八幡「陽乃さんお久しぶりです。やっと会えましたね」
陽乃「八幡の馬鹿!なんでそんな無茶するの!?」
陽乃「雪乃ちゃんから聞いた時どれほど心配したか
……」
ここで陽乃さんの勢いが止まる
陽乃「本当にありがとう 八幡」ギュッ
八幡「どういたしまして」
これからまだまだ色んな壁にぶつかるだろう。
だがこの2人の絆が綻ぶことはないだろう
俺はそう思いながら意識が落ちていった