GE2が発売され、メインキャラのストーリー進行度が88までいったので、記念に二次創作をしてました。(キュウビ感応種、強かった……。初見的な意味で)
その内容が意外に良いんじゃないかと自分で思っちゃったので、晒し上げと言わんばかりに公開する事にしました。
「……チッ、こっちにはいないか」
この世界に突然と現れたアラガミによって食料や住居、家族などが奪われた者達が静かに身を寄せ合った場所。
今は姿一つ見つける事は出来ないが、昔は人が多くいて賑やかだったのだろう。しかし、今となっては荒廃してしまい栄えていた様子は見る影もない。
その街の一角で俺こと『
右腕には男にしては細めな腕に似合わない程、大きく真っ赤な腕輪が付けれれていた。そして、右手には身の丈の大きさのある凶器――『
灰色の刀身を持ち、全体的に小さく、先端が少し丸みを帯びているナイフのような剣に、もう少し根元の方へ視線を送ると、銃口のような物が柄の方にはあった。
『神機』を扱う人間にはおおよそ三種類の形式がある。
一つ目は
遠距離を専門し、遠くからの奇襲や味方のフォローを生業とするスナイパー。連射を行い怒涛の如く銃撃を行う近~中距離がモットーなアサルト。そして、一撃に威力を集め、一気に爆破させる言わば一発逆転を狙う爆発力メインなブラスト。これらが『神機』の銃形態となる。
二つ目は
素早い動きで敵を翻弄して、隙を作り出すアタッカー、ショート。長い刀身を華麗に扱いヒットアンドアウェイ戦法を得意とするロング。隙を見て全力で剣を振るい、重い一撃に全てを賭けるバスター。が、ブレードの種類だ。ちなみに
そして、最後の三つ目は――。
『ハヤト、そっちに行ったぞ。挟み込むぞ』
「……了解です」
突如入った無線により、俺ら『ゴッドイーター』の敵であるアラガミがこちらに向かって来る事を理解した俺は、一も二もなくもう一人の『ゴッドイーター』が偵察に向かった場所へと急ぐ。
「力を理解した新型の力、舐めるなよ。荒ぶる神々よ」
これが新型神機使いのみが許された機能『
目前に現れた鳥人間のようなアラガミ――『シユウ』に向かって、神機に貯めていたオラクルを全部、銃弾として発射させる。元々、もう一人の『ゴッドイーター』に弱らせられていたのだろう。全弾打ち切ったと同時に、奴は怯んだ。
(今だっ!)
その隙にシユウの背中を取り、シユウの背中を蹴り上空へ飛翔する。
「これが、新しい未来を作る鍵だっ!!」
武器単体の威力に、重力による効果が追加され、喰らったアラガミにすれば大ダメージになっただろう。
俺の攻撃を受けたシユウは、苦しい断末魔を挙げ、絶命した。
◇
「良くやったな。新入り」
俺がシユウを倒し、コアを捕食している最中に現れた人がいた。
彼こそがここまでシユウを追い詰めてくれて、尚且つ、俺と今回のミッションを共にした第一部隊の隊長、『
極東支部最古参のゴッドイーターで、名実共にあり、極東支部でも人気の高い人物。そして、俺の憧れのゴッドイーターでもある。
「いえ、リンドウ隊長が弱らせてくれたお陰ですよ」
「謙遜するなって。最後の攻撃、あれは二~三年経ったゴッドイーターですら実行出来る奴は少ないからよ」
幾ら怯んでいるとはいえ、反撃を喰らわないようにとゴッドイーター諸君は、ビクビクしながら戦っているからな。と付け加えるように言い放つリンドウさん。
それもそうだ。
俺達、ゴッドイーターはアラガミに対抗しうる手段――『神機』は持っていようとも人間だ。アラガミの一撃を受けたら、それだけで絶命してしまう可能性もある。
「……そうですか」
「あぁ、そうだ。それとそうだな。俺の事は、気軽にリンドウと呼べ」
「はいっ?」
いきなり話題の方向性を変えられた俺は、リンドウさんの言葉に驚愕する。
「いや、だってよ。こんな俺が隊長って呼ばれるのはなんかむず痒くてな」
やっぱりリンドウさんは変わった人だな。
最初に彼と会ってミッションに同行させて貰った際に言われた命令は何だったっけな。
……あぁ、そうだ。「命令は三つ。死ぬな。死にそうになったら逃げろ。そんで隠れろ。運が良ければ隙を突いてぶっ殺せ」だったかな。
「……わかりましたよ。これでサクヤさんとかにドヤされてもリンドウさんのせいにしますからね」
後に聞いた話だが、この時の俺は年相応な笑顔をしていたらしい。
たった一つの要因があるだけで、人は脆く死んでしまうこんな残酷な世界。早くこんな世界が終わるように俺はこの世から一匹残らずアラガミを殺し尽くしてやる。
それが俺の目の前で死んでいった一人の青年――エリックと、兄が死んだ事を認められなくて泣きじゃくった一人の少女エリナを見て独自で決意した事だ。
こんなクソッタレな世界に終止符を打つために、俺は今日も戦うよ。
――己の誇りと命を賭けて。
ちなみに自分が扱う武器の種類は、この主人公と同じ組み合わせです。