俺が目覚めると、白い空間に立っていた。
俺は静かに上を見上げる。
「知らない天井だ……」
「言うべき場面が違うのではないか?」
「にゃわ!!?」
おい。急に話しかけられたから変な声が出てしまったじゃないか。野郎がこんなことしても需要がねえからな?
後ろにいたのは老人だった。白い服に白いひげのおじいさん。とりあえず。
「こんにちは。いい天気ですね」
「そうじゃのう。今日も真っ白で………って違うわ!!!」
「おお、いいノリツッコミ」
誰だか知らんが、初対面でこの適応力、何者なんだ?
「わしは神じゃ」
「よしわかった。煮るなり焼くなり好きにしろ」
「……おぬし神をなんだと思ってるんじゃ?」
もちろん、死者を地獄に突き落として笑ってる人ですが?
「はあ……とりあえず、おぬしを二次元の世界に転生させることになった」
「はい?」
「わしの仲間の神たちが、暇つぶしに何かしろと言うのでな」
……俺は神様のおもちゃと言うことですね、わかります。
「特典として三つの能力をやろう」
「俺が選べんの?」
「無論じゃ」
へえ。さっきあんなこと考えたのになかなか太っ腹じゃないか。少し見直したぞ。
「なら『前世の記憶はそのまま』『前世の体質はそのまま』『人間以外の動物をいくらでも飼うことができる空間につながる穴をあける能力』をくれ」
「三つ目の能力はおぬしも入れるようにしておくのか?」
「もちろん。俺は出入り自由で」
神様が俺に手をかざす。が何も変わった気がしない。ためしになんとなく三つ目の能力を発動する。
虚空に巨大な穴が開いた。
「おお!!!」
「さて、それでは転生先の世界に送るぞい」
「ちょ、はやくね?もうすこs」
俺の真下に穴が開いた。
「ふざけんなあああああああああああああああああああ!!!!」
そして俺は落ちて行った。
ただ今、おれは絶賛落下中だ。
ちょとまて。真下に滅茶苦茶広い町が見えるぞ?しかもあの中の一つは前世で見たアニメに出てきた窓がないビル?ここは『とある』の世界で間違いなさそうだな。
あれ?俺、着地方法がないんだけど?このままだと俺、地面にたたきつけられてスプラッタだぜ?
いや、でもこういう場合、地面にたたきつけられた主人公は神様が用意してくれた、家に転移しているっていうのが王道のはず。なら安心だなあ。ははははは。
お。地面が近づいてきた。さあこれから俺の転生者ライフがーーー
目が覚めると真っ白な空間にいた。
「おお、死んでしまうとは情けない」
「神様、このやろおおおおおおおお!!!!」
「ぐはあ!?」
ふう、すっきりした。
「おい!!おぬし神を殴るとは何事じゃ!!!」
「しるか!!転生したと思ったらいきなり殺しやがって!!!」
上げて落とす(しかも物理的)とか誰得だ!!この怒りはちょっとやそっとじゃ冷めねえぞ!!
「うっ……お詫びと言ってはなんじゃが、さらに四つの特典を付けてやろう」
「よし乗った!!!」
特典が増えるってんなら別だ。
「っていうか四つって死とかぶって縁起悪くないか?」
「先程の特典と合わせて、七つじゃ」
ああ、なるほど。ラッキーセブンね。
「っていうか俺が行くのって『とある』の世界?」
「いや、死んだ者は同じ世界に転生はできんのじゃ。次に行くのは『リリカルなのは』の世界じゃ」
「なら、『ストレージデバイス一つ』『肉体年齢を五歳まで戻す』『食料を作る能力』『とある魔術の禁書目録より、
神が俺に手をかざす。あれ、体が縮む。
手足が短くなったのがわかる。さっきまで着てた服もぶかぶかだ。っと思ったら服も縮んで今の俺サイズになった。
「おお、これで俺も満足だ」
「では、今度こそおくるぞい」
「ああ、いろいろすまなかったな」
殴っちゃったし。
「いいんじゃ。それでは行くがよい
足元にに穴が開いた。
「今度は死ぬのではないぞー」
「やっぱり、ふざけんなあああああああああああああああああ」
俺は再び落ちて行った。
たくヲです。
この作品は『リリカルでマジカルな世界で最強の狙撃手を目指す』のスピンオフ作品です。
二次創作のスピンオフってなんだよ、って思うかもしれませんが、あきれずに読んでいただけると助かります。
感想まってます。