残酷な描写にご注意ください。
中学生まで俺の体質は、普通に生活する分には問題ないものだった。
だが高校生になったときから、その生活は一変することになる。
中学生のころ、たまたま見たアニメの影響でヲタクの道に入った。そのころは、それで意気投合できる友達もいたのだが、その友達とも高校に入って友達がいなくなった。
そして俺はいじめの標的にされることとなる。
クラスメイトに無視され、カツアゲされ、暴力を振るわれた。先生たちはそれを見ても止めようともしない。
俺の中にあったのは恨みや怒り。俺をいじめたやつや、それを見過ごした先生に復讐したい、という気持ち。
……だが、俺はへタレだった。故に泣き寝入りするしかなかった。孤立し、愚痴を言う相手もいない。
ある夏、学校から帰るとき、いつものようについてきた猫や虫たちを見てふと思いついた。せめて、こいつらになら愚痴を言ってもいいだろう、と。
そして俺は、公園のブランコに乗りながら猫や虫に愚痴った。
だがそれは、間違いだったのだろう。
翌日、3人ほどのクラスメイトが学校を休んだ。俺をいじめていた奴らだった。
その翌日5人ほどのクラスメイトが学校を休み、昨日休んでいた奴らが登校してきた。彼らの腕や足には包帯が巻かれていた。休んでいた奴らは、また俺をいじめていた奴らだった。
次の日は学級閉鎖になった。俺は家で勉強をして過ごした。
その次の日、ファミレスで食事をしている時だった。外から響いてきたのはとてつもない轟音。そのとき、俺は何が起こったのかわからなかった。
『俺の学校の生徒の家が、ある時間に一斉に崩れ落ちる』。家で見たニュースの内容。俺の中にあったのは恐怖と後悔。証拠はないが理解できる。これは俺が猫や虫たちに愚痴を言ったから起こったのだと。
俺のために動物たちがこれをしてくれたのはすぐにわかった。崩れた家は俺をいじめていた奴らと、それを無視していた先生の家だったから……。
魚飼空だ。
「広域捜査魔法、頼むぞ」
『
広域捜査魔法っていうのは、この世界に来た時にも使用した、『生命体を探す魔法』のことだ。
……あれ原作にこんな魔法あったっけ?どうでもいいけど。
魔法行使の結果、8キロくらい先に、20人近い人間と10匹ほどの動物がいるらしい。
まずいな。これだけ動物を捕獲してさっさと逃げないってことは、本格的にこの世界で実験でもするつもりか?しかしこのデバイス優秀だな。後で名前つけてやろう。
とにかく急がなければ。
「クローバー!!出てこい!!」
『
「俺はこの世界にいる人間とO☆HA☆NA☆SIしないといけない。だからそこまで乗せてってくれ」
俺の言葉にクローバーは脚を折って体勢を低くし、『どうしたの?乗らないの?』と言った目でこちらを見ている。
俺はクローバーに跳び乗る。
クローバーが駆けた。滅茶苦茶速い。馬としては森の中は苦手な場所だと思うのだが、木をものともせず風のように疾駆するクローバー。俺の見ている景色が次々と移り変わっていく。
まあ、さっきのカメ達との戦いで確信してたんだけどな。カメ達の放つビームや炎をものすごく複雑な軌道を描いて躱してたし。ナルガク〇ガもかくやという感じで。
なんだこのいかにも『研究所です』みたいな建造物は……。ここの奴らはあほなんだな。うん、そうに違いない。
とりあえず、クローバー『
いかにも実験室、といった感じのする扉を蹴破る。部屋の中には研究員らしい人間たち。そして………
明らかに実験台にされていたようにしか見えない血まみれの鷹が一匹横たわっていた。
俺の中の何かが砕けた。
「貴様!!何者だ!?」
「なにをし「みつかったからに「ここがなんなのか、貴「こいつも実験材料にするか」様が知ることはない」は逃がすわけにはいかねえな!?」にきた!?」
目の前の『ニンゲン』達が一斉に喋ったためか、うまく聞き取れない。こちらを向く銃口。
「だまれ」
俺は、周囲から30を超える『
『
「………」
先程まで動いていた『ニンゲン』だった肉塊を見る。頭が吹き飛んでいるモノ。下半身がないモノ。左半身がないモノ。
罪悪感はなかった。後悔もない。だが不安だった。
『俺は人間と動物達を天秤にかけて動物をとるのか?』『同族である人間より動物が大事か?』
なにより『同じ人間を殺して罪悪感を抱かない自分はなんなんだ?』という不安。頭が痛む。
それを振り払い、ほかの部屋に動物たちを探しに行く。さっき使った広域捜査魔法の結果、ここには10匹の動物たちがいたはずだ。
頭痛は続く。
動物達はオリの中だった。『
カメは無傷だった。が、鎮静剤でも打たれているのかやけにおとなしい。
かなり大きい鷹は茶色の羽毛を血に染めていて痛々しい。
黒い毛並の犬たちは一体一体、足を撃ちぬかれている。
小さな緑色の蛇は、目に見える傷はないものの捕獲されたときに首を絞められたのか意識はないらしい。
白鳥を連想させる鳥は羽を撃たれて撃ち落とされたのだろう、体は泥まみれで血に染まっている。
動物たちをオリから出した俺は『エリクサー』を出し1匹1匹に飲ませた。頭痛がひどくなってくる。
「間に合った……か」
もう少し遅ければ白鳥あたりは死んでいただろう。……黒馬を木の上にでもおいて、くれば、よかった、かな。
一際強く頭が痛む。
目の前が暗、くなっ、ていく。張りつめて、いた糸、が切、れたように。俺の意、識は……。
目覚めると目の前に犬の顔があって驚いた。見回すと黒い犬や蛇、鳥、カメに囲まれている。
どうやら俺が起きるまで見ていてくれたらしい。
「気絶していたのか」
心当たりはある。『
忘れているかもしれないが、今の俺の肉体年齢は5歳なのだ。前世の記憶があっても、レベル5の『
「ありがとう。とりあえずこれでも食え」
とりあえず『
気絶してどれだけ時間がたったのだろう?問題は山積みだがなんとかしよう。
本編がシリアスだって言うなら、まずはそのシリアスをぶち殺す!!作者のたくヲです。
「魚飼空だ」
「『リリカルでマジカルな世界で最強の狙撃手を目指す』主人公、
3000文字突破です!!
「なんで、本編がシリアスなのにこのコーナーやるんだよ。………まあいいか」
「今回はあれだなvs次元犯罪者。でいいんだよな、正村ちゃん?」
「まあ、管理局的には質量兵器はご法度だからな。次元犯罪者の認識でいいんじゃないか?」
ではここで魚飼が仲間にした『
「脈絡がない!?」
「今回はタト・クローバーの声をきいてみます」
タト『腹減った、です~』
クローバー『ははは、私は草だけでも生きていけるの!!』
タト『死ね、です~!!』
クローバー『お腹がへっているせいでビームが遅いの!!こんなもの当たらないの!!』
「クローバーがなのはっぽい?」
「やべえ!?さっさとタトとクローバー止めてこないと!!」
え!?ちょっと待って!?まだあとがき中!!………あ~行っちゃった。
「(あれ?ここで作者を倒せば最後の挨拶は俺ができるんじゃね?)」
しょうがないので、私が挨拶をしましょぶ!?
「さて、作者も気絶させたし、俺が挨拶を。
こんな駄目作者も一応努力はしています。なので見捨てないで読んであげてください。読んでいただき、少しでも楽しんでいただければ、我々も報われるというものです。ということで『魔法少女達の世界で最強の魔物使いを目指す。』をこれからもよろしくお願いします!!感想もお待ちしております!!!」