バカとテストと帰国子女!   作:ぽぽんた

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あけましておめでとうございます。
バカテスの短編集がほしいです。切実に。


第十二問

「いいか?まずは俺と明久が召喚する。それを真似して、『試獣召喚(サモン)』と言え。幾何学模様が出てきたら成功だからな…教科は世界史で良いな」

「ハ、ハイ!」

 

僕が頷くと、サカポンとアキヒサが片手を前に掲げて、『試獣召喚』と大きな声で言った。

生で見るのは初めてだ。…良く見ておこうっと!

 

まず、彼らの前に、円形…そして、三角や四角を組み合わせた魔法陣のようなモノが現れる。

それは、綺麗な緑色の光を放っていた。

その魔法陣もどきが現れてから一瞬で、小さなキャラクターみたいなやつが…

 

 

きゃらくたー、みたいな、や、つ、が……

 

 

 

 

「可愛いいいい――――――ッッッ!!!!!」

 

 

 

どうしよう可愛い!アキヒサのもサカポンのもちっちゃくて可愛い!ぬいぐるみみたいだし、木刀もってるし、あーもう駄目!可愛すぎる!

と言うことで、僕は二人の召喚獣に飛びついていった。

 

「と、桃真!?なにするの、ぴゃっ!」

 

アキヒサの召喚獣を両手で抱っこする。小さーい、軽ーい、可愛ーい!

サカポンの方にも手を伸ばすけど、僕の手はサカポンの召喚獣をすり抜けてしまった。

 

「……ありゃ?」

「城田…お前、パンフレット読んだか…?」

 

いつの間にかMr.西村が僕の隣にいた。

 

「Why?」

「召喚獣には、触れることが出来ない。観察処分者(バカの代名詞)をのぞいて、だが」

 

あっ。そーいえばそんなことが書いてあったような。

うーん、そうなのか…確かに、召喚獣が物に触れたら、壁とか壊しちゃいそうで怖いよね…。

 

「そうなんデスか…うーん、残念だなあ」

「と、桃真…そろそろ離して…」

 

苦しがるアキヒサを解放してから、僕はとうとう『試獣召喚』をすることにした。

 

 

 

 

「試獣召喚(サモン)!」

 

 

 

アキヒサとサカポンがやっていたことを完璧にコピーして、僕は叫んだ。

目の前に現れる幾何学模様。

ぼん、という音とともに現れたのは…

 

 

 

カウボーイみたいな格好をした、ニ頭身の僕だった。

 

 

ウェスタンハットをかぶり、星のバッジがついた皮のベストを着ている。白いシャツにはポケットがいっぱいついていて、便利そうだ。下はちょっと擦り切れたジーンズに皮の靴。投げ縄を腰にぶら下げてるけど、特に意味はなさそうだ。

そして、肝心の武器は、というと…

 

 

拳銃だった。

 

 

白色と黒色のニ丁拳銃。おもちゃみたいなフォルムで、可愛い感じ?

 

まあ、僕が心配していた、『ふりふりドレスに短剣』とかいうのはなさそうで良かった。これなら、どこからどうみても男で通用するだろう。

 

「へえ、桃真のはカウボーイ…拳銃ってちょっとずるくないか?飛び道具だぞ」

「心配ない。教科によって弾の材質が変わるらしいからな」

 

へえ、そうなんだ。

「ちなみに、日本史と古文は紙だ」

絶対攻撃力なんて無い気がする。

 

「そのかわり、英語は実弾だ。しかも、スピードが落ちたり止まったりすると爆発する仕様になっている」

「それ即死ですよね。当たった瞬間バラバラですよね」

 

あはは、アキヒサ何を言ってるの?僕の点数なんだから当たり前だよー!

 

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