「…ココが文月high school…えっと、文月ガクエンコーコ―?」
うわっ、駄目だ…日本語の発音がかなり危ういよ…!
さて、それじゃあ学園長先生の所にいこっかな。僕がなにクラスに入るのかすっごく興味あるし!
出来たらAクラスがいいなあ――…でも多分無理だから、Dクラスとかかな?
「Hello,Goodmorning,Ms.カヲル!」
「ぎゃあぎゃあ五月蠅いよこのガキ。日本なんだから日本語でしゃべりな…おっと、帰国子女か。どうだった?フライトは」
「Excellentでしタよ、流石Firstclass!」
「その喋り方やめな。鬱陶しい。…さて、それじゃあクラスを教えてやるよ。心して聞きな。」
「…ココロシテ?殺されるんデスか?」
僕がそう聞くと、Ms.カヲルはすごく面倒くさそうな顔をして僕を睨みつけた。…やっぱり僕殺されるの!?ねえ殺されちゃうの!?
「喜べ、お前はFクラスだよ、クソガキ。」
「…えふ…?」
えふって、えっと、Eのあと?の、最低のクラス?
……なんでっ!?Why!
僕、自慢じゃないけど英語はそれなりに出来たハズ…!
「なんでじゃないよ。この点数を見てみな。」
…ん?なにこの紙。日本語は読みにくいんだけどなあ…えーと、
「現代国語2点 古典0点 数学209点 物理130点 化学97点 日本史0点 世界史2点 現代社会1点 英語1050点 保健体育24点 生物76点 地学32点 地理 40点」
「……差がありすぎるんだよ。」
学園長先生が日本語を読むのにとまどっている僕を見て、かなり憐れっぽくつぶやいた。
…うう。どっちにしろFクラスかあ…ちゃぶ台に座布団ってことは正座?僕、正座なんてできないよ…あう、もっと勉強しとけばよかった…
「その通りだね。なんでアンタが日本語を勉強しなかったのか理解に苦しむよ。
…そうだろ?このままいけばハーバードに入学するはずだった、天才さん?
まあ、そんなのはどうでもいい。遅れないようにさっさと行きな。」
「うう。ハイ…」
「おいクソババァ!頼みがある!」
「すいませんババァ長!お願いがあります!」
「「どうか、僕(俺)をかくまってください」」
「あんたら第一声がそれさね!?」
…What?
えっ…えっ、学園長先生をババァとか言ってもいいの!?一応偉い人だよね!?
まあ見た目は確かに妖怪だけどさ!それは流石にまずいんじゃないかなッ!?
というか何やったの、この二人。
僕が突然の状況にパニックになっていると、入ってきた男子生徒二人組―――一人は大柄で運動神経の良さそうな鋭い瞳の男子生徒、一人は中肉中背で小動物的な可愛い顔の男子生徒―――が僕を見た。
「あれ?君、二年生?見たことない顔だけど…」
「…えっ?アノ、僕、デスか?」
「転校生か?…そういえば、俺のクラスに来るはずになっている女子生徒はどこにいるんだ?朝になっても来ないし…ってそんな場合じゃなかった―――っ!!翔子に追われてるんだ!かくまえ妖怪!」
「僕も!SSS団が僕の首を…お願いババァ!」
「ひとにものを頼むときはもっと誠意をこめな!あと、そっちのデカいクソガキ。転校生は……
コイツだよ?
」
「あ。えっと、Hello!」