バカとテストと帰国子女!   作:ぽぽんた

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第三問

「……どういうことだクソババァ!俺は女子としか聞いてねえぞ!コイツ男だろうが!」

 

あれ?挨拶したのに無視されちゃったよっ!?

これはどういうことなんだろう。僕とかかわりたくないという意思表示?いじめ?シカト…?

 

「…ぐすっ」

「えっ!?どうしたの!?なんでいきなりしゃがみこんで泣きだすのさ!」

小動物的な少年が僕を見て狼狽した声をあげる。

 

「だ、だって、(えぐっ)そのバカが、(うぐっ)無視するから…(えぐっ、えぐっ)」

「さりげなく人をバカ呼ばわりするな馬鹿。Fクラスなんだからお前も馬鹿だろうが!」

 

馬鹿に馬鹿って言われた!すごくむかつく!

 

「雄二、男が泣くのを見たって嬉しくないよ。そりゃあこの子は結構なイケメンだけどね…」

 

 

 

「おい、クソガキども。そいつは女だよ」

 

 

 

Ms.カヲルの一言で、二人の表情がピシリと固まった。

若干灰色を帯びてるような気もするけど、きっと気のせいだろう。

 

 

 

「「な・・・」」

 

 

「「なんだってえええ――――――ッッッ!!!????」」

 

 

 

 

 

 

 

……み、耳が痛いよ…?

すっごいキ―――ンってしてるんだけど。どんだけ大きい声だしてるんだよ…

学園長室が防音だってことも関係してるかもだけど、ここはもうちょっと落ち着かないと駄目だと思うなあ?

 

「二人とも、ここは学園長室だよ?さあ、もっと冷静に!」

「「誰のせいだよッ!」」

 

 

「…………(えぐっ)」

 

 

「ほら泣かしたさね。アンタらが大きい声出すから…」

「え、いや、別に俺達はそんなつもりじゃ…なあ明久!」

「え、あ、うん!そうそう、そうじゃないんだよね!」

 

うう、僕はやっぱり嫌われてるんだ。このままFクラスでいじめられて高校生活を送るんだ…

Fクラスなんて大っきらい…え?あきひさ?

 

 

「……あ、Are you Akihisa?」

「な、なんかすっごい完璧な発音で聞かれたんだけど!どうすればいい?雄二っ!」

「落ち着け。お前がバカなのはわかったから落ち着け。」

「酷いっ!いつもにもまして酷いよ雄二!…え、えーっと、みーとぅ?」

「なんで疑問形だ!そしてなんだその答えは!「あなたは明久ですか」「わたしもです」ってなんだその受け答え!」

 

…これが日本の「オワライ」のボケツッコミ、ってやつなのかなあ?

これが奥が深いってやつ?

 

じゃ、なかった。

 

「…アキヒサ…かあ…」

「な、なあに、えーと…」

「桃真デス。城田桃真。…覚えてまセンか…んー…」

「え?なんて?ごめん、聞こえなかったよ」

「んーん、イイデス。思い出せないなら思い出させてアゲマスから!」

「…え?どういうことかわかんないけど…とりあえず、泣きやんでくれたからよかったよ。」

 

 

 

「…お前らなんでそんなに馴染めてるんだ…」

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