白い兎は天然でマイペースな兎に懐かれる   作:ネム狼

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まさかの2作目です
おたえ書くのは初になりますので、文章がアレなところとかあるかもです。
最初は二人の馴れ初めをお送りします。
では、本編どうぞ。


プロローグ ―白兎と天然兎の出会い―
白兎は守ることを決意し、兎は白兎に恋をする


 白雪白兎(しらゆきはくと)と花園たえとの出会いはウサギ小屋から始まる。

 

「そこで何をしているの?」

「ウサギを見ているんだよ」

 

 最初の出会いはとても印象的だった。

 

 小学3年の頃になるが、ウサギ小屋の前でウサギを見ている君を見て最初は「何だこいつ?」っていうのが第一印象だった。ウサギを見ているだけってもしかしてアレなのか?こいつは変人?それともただのウサギ好きなのか?

 

 

――君の最初の印象は本当にそれだけだった。

 

 

「ウサギ、可愛いでしょ?」

「え?可愛いの?」

「よーく見たら君もウサギの可愛さがわかると思うよ」

 

 そう言われるがままに君に「隣に座って見てみなよ」と言われてウサギ小屋の中を見ることにした。でも見てもその可愛さはわからなかった。

 

「どう?可愛いでしょー?」

「ごめん、わからないや」

「わからないかぁ。大丈夫だよ。そのうちわかる時が来るよ」

「そうかな?」

「そうだよ!ねえ、もしよかったらまた来てよ!」

「えっ、いいの?」

「もちろん!むしろ私は来てくれたら嬉しい!あ、まだ名前言ってなかったね。私は花園たえ!君は?」

「僕は……白雪白兎。よろしく……。」

「白兎?なんか白いウサギみたいだねぇ」

 

 白いウサギ!?急にこの子は何を言ってるんだ!?まあ、言われてもおかしくないか。僕の髪の色は白いし目が赤いから、本当にそう見えてしまった。

 

「白ウサギだなんて、呼ばれたこともないよ」

「いいじゃん。なんか可愛いし」

「可愛い?まあ、いいかな。それでもいいかも」

 

 でも、君に白ウサギと初めて呼ばれた時にはそんなに嫌な感じはしなかった。

 

「でも、白ウサギはあれだから……よし!ハクくん!」

「え?」

「君のことは今日からハク君って呼ぶよ!私もたえちゃんって呼んでいいから」

「でも、初対面だよね、僕達?いいの?」

「私は別にいいよ。ぜーんぜん気にしないから」

「そ、そう……。じ、じゃあよろしくたえちゃん」

「よろしくね!ハク君!」

 

 

――これが、僕……いや俺とたえとの出会いだった。

 

▼▼▼▼

 

 そして数日経って、僕とたえちゃんは友達になった。そんなある日たえちゃんと会ったとき、なにやら落ち込んでいる表情をしていた。今にも泣きそうな表情だった。

 

「どうしたの?たえちゃん?」

「あ、ハクくん……」

「大丈夫!?何かあったの?」

「ううん、何でもないよ……」

「何でもなくないよ!どうしてそんなに辛そうにしてるの?」

「これは……ね、目にゴミが入っちゃっただけだよ」

 

 どうしてそんな嘘をつくの?君が泣いている顔を見たら僕も辛くなっちゃうよ!

 

「たえちゃん、大丈夫。今は僕達だけだから」

「えっ、どう……いう……こと?」

「今は泣いていいんだよ?僕が側にいてあげるから」

 

 その時、たえちゃんの涙は決壊して僕に泣きついた。こんなに泣いたたえちゃんは始めてだった。

 

 しばらくしてたえちゃんは泣き止んだ。どうやらたえちゃんの言葉や性格が原因でクラスの人達が酷い事を言ったみたいで、たえちゃんは走って教室に出てその時に僕と遭遇したんだ。

 

 たえちゃんを泣かせるなんて……。絶対に許さない……!こうなったら……。

 

 

 

――僕がたえちゃんの側にいる。そして守るんだ!

 

 

「ねえ、たえちゃん」

「な、何……?」

「僕がたえちゃんの側に……側にいるから」

「ハクくん?何を……言っているの?」

「僕がたえちゃんを守るよ!」

 

 たえちゃんの側にいよう。いじめられたって構わない。たえちゃんの"友達"として……いや、"大切な女の子"だから守るんだ!

 

「でも……いいの?ハクくんもいじめられちゃうんだよ?そんなの、私一人で充分だよ!」

「いいんだ。それでもいいよ、たえちゃんを守れるなら大したことじゃないよ」

「ハクくん……」

 

 次の日から、僕はたえちゃんの側にいることを決めた。いや、もう気づいたらずっと一緒にいたのかもしれない。

でも、どうしてだろう。たえちゃんと一緒にいるとなんだか安心するような気がする。

 

 

 

――この気持ちは一体何だろう?

 

 

 少年はまだこの思いを知らない。そう、後にこの思いの正体に気づくのだから……。

 

 

 

▼▼▼▼

 

 

 昼休みになった。私にとって昼休みとは楽しみがある時間だ。その楽しみとは……。

 

 

――外からのウサギの観賞である。

 

 

 周りから見ればおかしな人って見られちゃうけど、私はウサギが好きだからどうしてもここに来てしまう。ウサギ小屋を見ていた時、一人の男の子と出会う。そう、これが君との初めての出会いだったね。

 

「何をしているの?」

「ウサギを見ているんだよ」

 

 私は男の子にそう言った。よく見ると、白い髪をしていてそれに目が赤い。まるで君は……。

 

 

――白ウサギ。それが君の第一印象だった。

 

 

 この人ならウサギが可愛いってことわかるかな?うーん……。ダメ元で聞いてみようかな。

 

「ウサギ可愛いでしょ?」

「え?可愛いの?」

「よーく見たらウサギの可愛さがわかると思うよ。隣に座って見てみなよ」

 

 男の子は私の隣に座ってウサギ小屋の中を覗いた。どうかなー、わかるかなー。ウサギの可愛さをわかってくれたら友達になれるかも!

 

「ごめん、わからないや」

 

 やっぱりそう言われた。最初はわからないよね。でももっとわからせてあげようかな。そう思った私は男の子をウサギ小屋に来てくれるように誘うことにした。

 

「ねえ、もしよかったらまた来てよ!」

「え、いいの?」

「もちろん!むしろ私は来てくれたら嬉しい!」

 

 そうだ、そういえば名前聞いてなかった。

 

「まだ名前言ってなかったね。私は花園たえ。君は?」

「僕は……白雪白兎」

「白兎……なんか白ウサギだね」

 

 そうだ。やっぱり白ウサギだよ!君は!白い雪に白い兎。うん、もう白ウサギとしか思えないよ。

 

「白ウサギなんて呼ばれたことないよ」

「いいじゃん。なんか可愛いし」

「可愛い?まあそれでもいいかも」

 

 うーん……。人だから白ウサギはちょっとあれかな。どうしよう、白……シロかな?いや、これも違うや。白……ハク……ハクくん!よし、これに決めた!

 

「白ウサギはあれだから……。よし、ハクくん!」

「え?」

「君のことは今日からハクくんって呼ぶよ!私もたえちゃんって呼んでいいから」

「でも、初対面だよね、僕達?いいの?」

 

 いいんだよ。私は構わない。君にウサギの可愛さをわからせるために友達になるんだから!

 

「私は別にいいよ。ぜーんぜん気にしないから」

「そ、そう……。じ、じゃあよろしくたえちゃん」

「よろしくね!ハク君!」

 

 

 

――これが私とハクくんの出会いとなる。

 

 

 

▼▼▼▼

 

 ある日、私はいじめられていた。原因はわかる。

 

 

――私の言葉や性格が原因なんだから。

 

 

「おい、花園!何なんだよ!その性格は!」

「お前は本当に変人だな!」

 

 どんどんと刺さってくる。一つ一つの言葉が私の心に刺さってきて、まるで自分自身を否定されているような感じがする。

 

 

――恐い、恐いよ。誰か……誰か……助けて。

 

 

 聞きたくない、聞きたくない!私は泣きながらも走って教室から出ていった。あそこにいたら私はもう耐えられなくなる!

 

 

 

――辛いよ。恐いよ。一人にしないで。

 

 

 

 

――助けて……ハクくん!

 

 

 

 気づいたら私は外にいた。私は涙で前があまり見えないけど、よく見たら目の前にハクくんがいた。どうしてここにいるの?

 

 

 

「どうしたの?たえちゃん?」

「あ、ハクくん……」

「大丈夫!?何かあったの?」

「ううん、何でもないよ……」

 

 

 駄目だ!ハクくんに知られたくない!ハクくんだけは巻き込んじゃいけない。隠すんだ!知られるわけにはいかない!

 

 

「何でもなくないよ!どうしてそんなに辛そうにしてるの?」

 

 知られたくない。私は初めてハクくんに嘘をついた。いや、ついてしまった。

「これは...ね、目にゴミが入っちゃっただけだよ」

 

 ハクくん、ごめんね。私、君に隠し事できちゃった。でもこれは君を巻き込みたくないから。

 

 

「たえちゃん、大丈夫。今は僕達だけだから」

「えっ、どう……いう……こと?」

 

 私はハクくんの言っていることがわからず次の言葉を聞いた。

 

 

――今は泣いていいんだよ?僕が側にいてあげるから

 

 

 ハクくんにそう言われて、私はもう耐えられなかった。辛かった。恐かった。あんなことを言われるなんて思ってなかった。

 

 

 

――ありがとう、ハクくん。こんな私に優しくしてくれて。友達になってくれてありがとう……。

 

 

 

 しばらくして私は泣き止み、さっきなにがあったかを全部話した。なんだろう、ハクくんの顔が恐い。

 

 

「ねえ、たえちゃん」

「な、何……?」

 

 どうしたんだろう?ハクくん。そして、彼の次の言葉に私は衝撃を受けた。

 

「僕がたえちゃんの側に……側にいるから」

「ハク君?何を……言っているの?」

「僕がたえちゃんを守るよ!」

 

 駄目だよ!そんなことしたらハクくんもいじめられちゃう!そんなの私一人でいいのに……。ねえ、教えてよハクくん。

 

 

 

――君はどうしてそこまで私に優しくしてくれるの?

 

 

「でも...いいの?ハク君もいじめられちゃうんだよ?そんなの、私一人で充分だよ!」

「いいんだ。それでもいいよ、たえちゃんを守れるなら大したことじゃないよ」

「ハクくん……」

 

 

 それから私とハクくんは一緒にいるようになった。私からしたら友達になった時から一緒だったのかもしれない。

 でも何なんだろう。ハクくんと一緒にいると落ち着くようになってきたし、なんだか暖かい。

 

 

 

――私は気づいてしまった。

 

 

――ハクくんに一緒にいると言われた日から、君に恋をしてしまったんだと。

 

 

 

 しかし、二人はまだ気づかない。

 後に関係が変わっていくことを二人はまだ知らないのである。

 

 

 

 これは、白いウサギと恋をしてしまったウサギの物語でもあり、甘酸っぱいようで騒がしいような日常を描いた物語である。




...ナニコレ?マジでやり過ぎたかも。
今回は小学編でした。次は中学編になります。
おたえ視点大丈夫かな?キャラ定まってないような気がする。
てか最初から小学生の言動じゃないし。
描写とかおかしいところとかあるかもですが、今回はここまでです。
次をお楽しみに。
感想をお待ちしております。
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