タイトル名の通りです
性的な意味なんてございません
季節は夏に入ろうとしていた。この時期になるとエター達が小屋から出なくなることが多くなる。もちろん、キルとケーも同じだ。
こんな暑い中でもたえはランニングをしていた。俺も一緒にランニングをするために初めてが、ついていくのに必死で大変だ。あいつ、体力有りすぎだろ。それに、俺は運動を全くしてなかったんだ。そのせいか走ってる時はたえとは差が開いてしまう。
「はあ、はあ......」
「ハク、バテるの早いね」
「そりゃあバテるよ。たえ、走るの早いんだよ」
「ランニングして体力付けたからね!」
ランニングだけでそんなに体力付くかよ。俺の彼女ってこんなにすごかったっけ?まあいいか、とりあえず家に戻って涼むか。
俺とたえは二人で家に向かった。お母さんとお父さんは忙しいらしく、二人で話合いながら作曲と作詞をやっていて、ここのフレーズはこうした方がいいとか歌詞はこういう感じならいいんじゃない?という話し声が聞こえた。
二人のこんな姿を見たのは久しぶりだな。これは話しかけない方がいいかもしれない。
「たえ、エターに餌やるけど、一緒にあげるか?」
「いいの?エター大丈夫かな......」
「今は大丈夫。たえが来ると喜ぶから」
餌を持って来るとエター達が近づいて来た。どうやら相当腹を空かせてたみたいだな。キルとケーも俺の足に頭を擦り寄せてる。
「やめろよ、くすぐったいって」
「ハク、楽しそうだね!」
「そりゃ楽しいよ。ウサギと戯れる楽しさを教えてくれたのはたえだろ?」
「そうだったね。私がウサギ好きにしたんだったね」
エターはたえに懐いてる。言うのもなんだけど、エターお前浮気か?飼い主の俺じゃなくてたえに懐くって、なんか悲しいな。もしかしてオッちゃんだけじゃなくてエターにも嫌われたのか!?
俺は悲しくなったのか泣きそうになったが、それに気づいたたえが俺の頭を撫でてくれた。情けないな俺って。ウサギに嫉妬するなんて......。
▼▼▼▼
餌をあげた後、私はハクと一緒に部屋に入った。ハク、なんか汗だくになってたなあ。ランニングで汗掻いてたかもしれない。汗、拭いてあげようかな?
「ハク、汗掻いてるけど大丈夫?」
「平気。大した汗じゃないから問題ないよ」
そうかな?私から見たら首とかも汗がすごいんだけど......。それにしても気のせいかな、ハクの首を見ていると舐めたくなってくる。なんでだろう。
舐めたらハクはどんな声を上げるんだろう、私はウズウズしてしまった。ハクの首、舐めてみたいな。
「確かに暑いかもな。冷房付けるから待っててくれるか?」
「あんまり寒くしないでね?」
「そこまでやらねえよ。低くしたら風邪引くだろ」
ここで風邪を引いたら今度はハクに看病されてしまう。私としては看病されるならアリかなと思った。
どうしようかな。ハクの汗を舐めるとなると、押し倒すことになる。もしやるとしたらベッドの上で押し倒そうかな。前にハクの耳を甘噛みした時もベッドの上で押し倒したんだっけ?
「23℃にしたけど大丈夫か?」
「いいよ。ねえハク、ベッドに座ってもらっていい?」
「いいけど、どうしたんだ?」
どうもしないよ、私はそう言ってハクをベッドの上に座るように促した。そう、私は我慢ができなかったのだ。これはハクを押し倒すための準備である。
ハクがベッドに座った。よし、準備は整った。待っててねハク。今私が楽にしてあげるからね!
私は勢いに乗ってハクを押し倒した。ハクが狼狽えてる。いいなあこの表情、久しぶりに見た。私とハクが付き合い始めて以来かな。
「た、たえ!なにをする気だ!?」
「なにって、首元の汗を拭くだけだよ?」
「じゃあなんで襲うんだよ!?おかしいだろ!てか顔怖いし!」
私はハクを弱らせるために弱点である耳を甘噛みしようと狙った。相変わらずハクの耳は噛み心地がいい。今ハクはどんな表情をしているのかな?
「た、たえ......」
「なに?」
「お前、俺を弱らせるために耳を狙っただろ」
「そうだよ。むしろ襲う前に弱点を狙うのは当たり前だと思うけど」
私はキメ顔で言った。弱点さえ狙ってしまえば後は余韻に浸るだけだ。私は噛むのをやめて首を舐めることにした。舐めた汗はしょっぱかった、でも飲み込んだ瞬間、私は美味しいと感じた。
ハクの顔はきっとアへ顔になっているかもしれない。ハクが悪いんだよ。ハクの首元の汗が私を誘ったんだよ。運が悪かったね。
まあいいか。私はハクの首をなぞるように、ねっとりと舐めた。
「あ、あ......」
「ハク、どう?」
「ど、どうって......何がだよ」
「舐められてどんな感じかだよ」
「くすぐったいよ。もう何にもできない状態だよ」
やり過ぎたかもしれない。私はハクをこんな状態にさせたことに対して罪悪感を感じ、それと同時にもっと滅茶苦茶にしたいという気持ちが沸き上がった。今度はどこを狙おうかな?
「ハク、唇舐めていい?」
「唇はやめろ。唇はやりすぎだ」
「駄目なんだ。じゃあどこがいい?」
「どこがいいって、どんだけ舐めたいんだよ?」
駄目かあ。今日はここまでにしようかな。これ以上やったらハクが壊れそうだし、やめておこう。
「あれ、やり返さないの?」
「やり返す気が起きない。こんな状態でどうしろと?」
今の状態は私がハクを押し倒して足を絡め、見つめ合ってる状態だ。よく考えたらまだ昼間だ。私は何をやっていたんだろう。顔が熱いような気がする。
「もう少しこのままでいるか」
「そう......だね......」
「どうした、たえ?」
「な、何でもない!何でもないから!」
目を逸らして何でもないって言ったけど、本当はある。今のハクがセクシーすぎて抱き締めたいと感じたけど、本当に止めた方がいい。歯止めが効かないし私も壊れてしまうかもしれない。目に焼き付けておこう。
▼▼▼▼
午後三時。壊れかけていたが、ようやく元に戻った。たえが俺の肩に頭を乗せて寄り添っているせいか、ドキドキしていた。
さっきたえに散々やられたことが原因だろう。やり返さないと気が済まない俺だが、今回はそんな気も起きなかった。たまにはたえに滅茶苦茶にされるのも悪くないな、と感じたからだ。
いくら変人とはいえ、ここまで来たら変人じゃない。ただのドMだ。
「ハクー、頭撫でてくれる?」
「いいけど、どさくさに紛れて耳舐めるなよ?」
「舐めないよ。さっきので私は満足だから」
さいですか。俺はたえの頭を撫でることにした。今はとても静かだ。俺はこの雰囲気が好きだ。恋人と二人きりでいるこの時間、共有しているみたいでとてもいい。
たえの顔を横目で見ると、とても気持ち良さそうにして微笑んでいた。手櫛をやったらどうなるかな?やってみるか。
「ハク、気持ちいいよ」
「そっか。気持ちいいならよかった」
「もしかして、私の髪そんなに触り心地いいの?」
「なんていうか、たえの髪ってサラサラだからさ。そのおかげで触り心地いいのかもしれないな」
そうなんだ、たえは納得してくれたようだ。たまにはいいかもな。静かな時間や激しい時間、こういう日常も悪くないと俺は心の中でそう感じた。
七夕回は七月に入ってから執筆予定です
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