白い兎は天然でマイペースな兎に懐かれる   作:ネム狼

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バニーの日なので投稿です
今回は有咲に対しての風評被害が強いです
主に胸が原因です


二匹のウサギによるバニー論争

「……たえ、これは何だ?」

「何って?水着だよ?」

「これのどこがだ?ただのバニースーツだろ!どうすれば水着になるんだよ!」

 

 八月二十一日、今日はバニーの日らしい。先週ポピパのみんなと海に行ったのだが、その時のたえは普通の水着だった。だが、一人だけ例外はいた。その例外とは有咲だ。

 

 口には出してないが、さすがにビキニは卑怯だろ。何がとは言わないがでかいし。こんなことたえには言えない。言ったら殺される。

 

 たえが着ようとしているのはバニースーツだった。そもそもなんで持っているのか疑問だ。多分気にしたら負けだろうな。

 

「それにしてもたえ、何でこんなものを持っているんだ?いつからだ?」

「いつからって……。中学からだよ?」

「何でだよ!中学からって着るにははええよ!」

 

 さすがに早すぎるだろ。おばさんはたえに何をさせようとしてんだよ。これ以上は怖くて聞けない、てか聞きたくない。

 

「こんなこと、見せるのはハクだけだからね?」

 

 たえは恥ずかしがりながら言った。やめろ、そんなことされたら可愛さのあまり抱き締めたくなるからやめてくれ。

 

 たえってこんなに可愛かったっけ?おかしい、こんなのたえじゃない。いや、気のせいだ。気のせいであってくれ。

 

「まさか着るつもりか?」

「もちろん着るよ。ハクに見せびらかすし、そのために出したんだから!」

「何顔を赤くしながらドヤ顔で言ってんだよ!このバカウサギ!他の人には見せるなよ?香澄達にもだぞ?」

 

 今は二人きりだからまだいいが、有咲に見られたら変態って言われるのは間違いない。そうなったら一貫の終わりだ。口も聞いてもらえなくなるかもしれない。

 

 たえが暴走してるけど、こうなったら好きにさせるしかない。ここだけの話だが、正直言うと俺もたえのバニーは見たいと思っていた。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 私はハクに目を瞑ってもらって着替えることにした。普通なら部屋から出てもらうけど、ハクになら見られてもいいかなと思っている。

 

 キツいけどなんとか着れた。いつかポピパのみんなにも着せたいな。特に有咲ならあのメロンを武器にできるかもしれない。

 

 あとはカチューシャを付ければ完璧だ。やっぱり恥ずかしい、でも前からやろうって決めたんだ。これはハクのためだ。ハクのためって思えば恥ずかしくはない。多分!

 

「い、いいよ。ハク……目開けていいよ」

「わかった。目開けるぞ?」

「う、うん」

 

 ハクは瞑っていた目を開けた。どんな感想が来るんだろう。可愛いって言ってくれればいいんだけど、どうなるかな?

 

「どうかな?」

「うん合格。可愛い」

「そ、そう!?よかった~」

 

 可愛いって言ってもらえた。私は嬉しくなり、口元が緩くなったのを感じた。やばい、ニヤケちゃう!

 

「たえ、どんだけ嬉しいんだよ。口ニヤニヤしてるぞ」

「言わないでよハク、これでも恥ずかしいんだよ……」

「ごめんごめん、可愛いから抱き締めたくなるな」

「抱き締めるの?まぁいいけど……」

 

 私がそう言った瞬間、突然ハクに抱き締められた。ちよっと待って、いいとは言ったけど、力強すぎだよ!

 

「待ってハク、力抜いて!」

「嫌だ、可愛いのがいけない。それに力抜いたら逃げるだろ?」

「逃げない!逃げないから!」

 

 なんかハクが怖いんだけど!さすがにやり過ぎたかもしれない。ハクの前ではバニーになるのはやめた方がいいかな。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 一悶着あったが、たえはその後バニーから私服へと着替えた。もう少しバニーを味わいたかったが、これ以上はたえが可哀想だからやめておくか。

 

 再来週で夏休みは終わる。そういえば夏祭りに行ってなかったな。今年はポピパのみんなで楽しむとするか。今まではたえと一緒に行ってたが、今回はどうなるだろう。

 

「たえ、久々の膝枕は気持ちいいか?」

「気持ちいいよ。寝ていいかな?」

「待て待て、寝るにはまだ早いだろ。なぁたえ」

「何?」

「来週夏祭りだろ?今まで一緒に行ってたけどさ、今年はポピパのみんなと行かないか?」

 

 俺が聞こうとした時、たえが頭の向きを変えて顔を合わせた。うわ、くすぐったい。

 

「いいよ。私もそう思ってたから」

「そっか、今度の練習の時に話しとこうか」

「そうだね。ねえハク、キスしてくれる?」

「いいけどどうしたんだ?」

 

 たえの方からキスをしてくれって言うなんて珍しい。付き合ってからはしてくれとかしたいとかは言わないでやってたのに、こんなことを言うなんてどうしたんだ……。

 

「したくなったからかな。それだけ」

「それだけか。いいよ、するから目瞑っててくれるか?」

「わかった。焦らしはなしだよ?」

「もちろんだ」

 

 たえは目を瞑り、俺がキスをするのを待った。この時のたえって綺麗だなって思ってしまう。黙ってれば美人だけど、こんな天然でも可愛いがな。これを知っているのは俺だけかもしれない。

 

 俺は自分の唇をたえの唇に重ねた。今日は月が満月だ。俺の目は赤いから今からでも発情してしまうかもしれない。そうなったらたえを滅茶苦茶にしてしまうかもな。それは可哀想だからやらないけどな。

 

 

 

 

 

 

 




短いけどここまでにします
発情中のほうはご想像にお任せです
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