新世紀エヴァンゲリオン -破壊の継承者-   作:歌音

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序章/僕に『全て』を教えてくれたHERO《ヒト》達…

周りからたくさん人が叫んでいる声が聞こえてくる。

 

それもそうだろう。突然変な景色が現れて、そこからいろんな化け物達が現れて襲ってくるのだから…

 

 

 

妙な言葉を喋る化け物…

 

光と共に現れる化け物…

 

鏡の中から出てくる化け物…

 

人間を灰に変える化け物…

 

突然互いに殺しあう化け物…

 

妖怪みたいな化け物…

 

凄いスピードで動く化け物…

 

砂時計のような化け物…

 

人間から命を吸い出す化け物…

 

 

 

こんな奴等が襲ってくれば叫んで逃げ出すのは、子供の自分だって判る…

 

そして自分はここで死ぬんだって…事も自分はわかっていた。

 

でも…それでもよかった。

 

死んでよかったんだ…

 

僕は誰からも必要とされていない。

 

僕は捨てられたんだ…

 

そして化け物達は自分を見つけた。

 

化け物達が自分に近づいてくる。

 

(ああ、僕、今からこの化け物に殺されるんだ…)

 

化け物の腕が上がる。

 

(ママのところに…いけるかな…)

 

そして化け物の腕が僕を襲っ…

 

 

 

ガキンッ!

 

 

 

『ギャァァァァァァァッ!』

 

「えっ…」

 

何か急に化け物の悲鳴が上がったのに驚いた僕が見たものは…

 

明るい紫と黒の体、緑の目を持つ『HERO』だった。

 

 

 

『HERO』は凄い強さで化け物達を倒すと、自分に近づいてきた。

 

近づいてくる途中でベルトを外すと、『HERO』は男の人になった。

 

 

 

「おい、オコチャマ。こんな所で何をしている。早くパパとママの所に行かないと化け物に食われちまうぞ」

 

黒いコートを着た男がそういう。しかし僕は…

 

「ママは死んじゃった…パパは、僕を捨てたんだ…僕、いらない子だから…」

 

そう、僕にはもう居場所なんてないんだ。だから…

 

「だから化け物に食べられても…」

 

ゴンッ!

 

「いたっ!」

 

「まったく、これだからオコチャマは」

 

「うぅ…いたい」

 

「当然だ。化け物に食われたらもっと痛いぞ。ほらっ、よ」

 

ヒョイ

 

「へっ?」

 

男は僕を担いで歩き出した。

 

「ちょ、ちょっと何するの!お兄ちゃん人攫いなの!」

 

「人聞きの悪い事を言うな。お前は『いらない子』で『居場所の無い子』なんだろ」

 

「うっ…」

 

「じゃあ、人攫いじゃないな。丁度いい、俺は今から旅にでるんだ。ついでにお前の居場所も探してやるよ」

 

「た、旅…」

 

「ああ、様々な世界を旅する『らしい』…?」

 

「『らしい』って!?」

 

「俺もよく知らん。まあ、丁度良いからついて来い」

 

なんてアバウトな!?

 

「お、お兄ちゃん何者なの?」

 

「俺か?そうだな、俺は『門矢 士』…」

 

 

 

それから僕はいろんな『世界』を士お兄ちゃんと、お兄ちゃんと一緒にいたお姉ちゃんとお爺ちゃんと一緒に旅をした。

 

そして本当にカッコいい人達に出会った。

 

 

 

2000の技を持つ人…

 

天然で面白くない冗談を言うけど料理が上手な人…

 

戦いを止めようと純粋に思っていた人…

 

人の夢を守る為に戦う人…

 

『全ての敵』である者も受け入れる人…

 

体だけではなく、心も鍛えている人…

 

自分の事を本気で一番だと思っている俺様な人…

 

不幸から人を救おうとする、『本当』に強い人…

 

人の『音楽』を守る為に戦う人…

 

 

 

その人達は、時に無様で、バカにされ、否定されても自分の道を歩いていた。

 

その人達の笑顔は…最高にカッコよかったんだ。

 

そして、そんな人達の出会いと別れ…そして…

 

 

 

「これで俺とお前の旅は終わりだな」

 

「………」

 

士お兄ちゃんはそう宣言した。

 

そう、僕は戻ってきた。僕の世界に…

 

「士おにいちゃん…僕…」

 

「お前もこれまでの旅で判ったはずだ…自分が『いらない子』だと思うならまず、自分が自分を必要としろ。自分の居場所がないなら、自分で作ればいい」

 

「僕が…」

 

「お前も『アイツ』らと会ってわかった筈だ。ほらよ」

 

士お兄ちゃんが何かを投げてくる。僕はそれを何とかキャッチすると…

 

「こ、これ…」

 

「これから先のお前には必要…かもしれないからな。持っとけ。俺のとまったく同じものだぜ」

 

すると、突如シンジの前に、『ゆらぎのオーロラ』が現れ、気づくとシンジの目の前に、9人の『HERO』が僕の前に現れた。

 

「俺に負けないカッコいい技、会得しろよ」

 

「教えたレシピ。忘れないでね」

 

「戦いを止める勇気を忘れるなよ」

 

「…夢を持てよ」

 

「誰にでも手を取り合える力があるんだ」

 

「鍛えろよ、少年」

 

「俺が天の道を行き、総てを司るように…お前もお前の道を行け」

 

「自分にできる事をがんばってね」

 

「君の音楽をもっと美しく奏でてね」

 

そういって9人はゆらぎの中に消えていった。

 

「さてと、時間だ。じゃあな…『シンジ』」

 

「つ、士お兄…」

 

士お兄ちゃんは笑顔でゆらぎの向こうに消えていった。

 

その時の笑顔は…他の9人と同じように…最高に、カッコよかった。

 

僕はしばらく泣いて、泣いて、泣き疲れるまで泣いた。

 

そして、僕は自分の世界を真っ直ぐ見た。

 

「僕もこの世界でがんばるよ。だからどこかで見ていて、士お兄ちゃん…今まで、ありがとう」

 

僕は士お兄ちゃんから貰ったもの…『ディケイドライバー』を腰にセットする。

 

『ディケイドライバー』はベルトのように腰に巻きつく。

 

そして僕は『ライドブッカー』から士お兄ちゃんのカードを出す。

 

「通りすがりの…」

 

カードを『ディケイドライバー』セットする。

 

《KAMEN RIDE》

 

「『仮面ライダー』…」

 

《DECADE!》

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