これは『超電王トリロジー ゼロのスタートウィンクル』をリアルタイムで見た時の作品です。
(カヲル)「ふぅ…やっぱり君のいれるコーヒーは美味しいね」
(レイ)「おいしい」
(マリ)「ほんとだにゃ~、砂糖抜きでも飲めるなんてすごいにゃ」
(シンジ)「ふん、ポレポレ・ミルクディッパー・カフェ=マル=ダムールのコーヒーを子供の頃に味わったからな。あれに近づきたくて頑張った…反面教師にデンライナーのナオミさんの珈琲もある」
シンジ・カヲル・レイ・マリがコーヒーブレイクを楽しんでいると、
バンッ!
突然勢い良く扉が開く。
犯人はアスカだった。
アスカは勢い良く歩いてきて、
バンッ
テーブルに手を思いっきり叩きつける。
(アスカ)「シンジ!聞きたいことがあるの!」
(シンジ)「一見違う種類に感じる『緑茶』『烏龍茶』『紅茶』は実は同じ種の『茶の葉』を使っている。そのままが『緑茶』、半発酵が『烏龍茶』、完全発酵が…『紅茶』だ」
(アスカ)「…違うわよ!聞きたいのはこれよ!」
バンッ!
アスカが出したのは、
(マリ)「んにゃ?『超電王トリロジー』のポスター?」
(カヲル)「電王の新作だね」
(レイ)「…俺、参上?」
(アスカ)「そうよ!なんなのこの『仮面ライダー電王』って!?どうしてこいつの奴だけたくさん映画がでてるのよ!」
(カヲル)「そうだね。放映中の映画『俺、誕生!』から始まって、仮面ライダーキバとのクロスオーバー『電王&キバ クライマックス刑事』、『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』、そして『超電王』シリーズの最初の作品『鬼ヶ島の戦艦』もあるね。他にも『オールライダー対大ショッカー』、『仮面ライダー×仮面ライダー W & ディケイド MOVIE大戦2010』に、ミニアニメまであるね」
(シンジ)「それに加えて今回放映される、三部作の連続公開『超電王トリロジー』だ。人々の記憶という名の『時間』を護る為に戦う絆の戦士…子供の頃の俺はリョウちゃんとモモタ達に絆の大切さを教えられた。俺達も絆を大切にしていこうな」
(レイ)「シンジ君…」
(カヲル)「君は…本当に強いね」
(マリ)「むむ…なんか、カックイイ…」
(アスカ)「シンジ…ん?って!私が聞きたいのは『電王』の事よ!電王ってどんな仮面ライダーなの!?」
(シンジ)「そう言われてもな、話すと長くなるぞ」
(カヲル)「そういえば、『彼』から預かっているもので…こんなものがあるよ」
ドンッ
カヲルがテーブルの上においたのは、
『仮面ライダー電王DVD Vol.1~Vol.12・劇場版』
(シンジ)「…いいのか?」
(カヲル)「さあ?」
(アスカ)「ふふん、こいつを見ればわかるわけね。見るわよレイ!マリ!」
(レイ&マリ)『お~』
この後、シンジに食事やらなんやらの世話をやらせながら、テレビに齧り付く4人のチルドレン。
(アスカ)「…終わった」
(レイ)「うん…」
(マリ)「切ないにゃ」
(カヲル)「人間は…こんなにも強いものなのか…」
(シンジ)「お、見終わったか?どうだったリョウちゃんとモモタ達の活躍…」
(アスカ)「愛って…なんて切ないの!愛理さんがかわいそうよ!」
(シンジ)「へっ?」
(レイ)「私も…あんな風に人を愛せるの?」
(マリ)「桜井侑斗…もっと愛理さんと一緒にいたいと思わなかったのかな?消えるのを怖くなかったのかな?」
(カヲル)「それでも彼は彼女のいる時間を守りたかったんだろうね。愛してるが故に…」
(アスカ)「こうしちゃいられないわ!」
アスカは勢い良く立ち上がる。
(アスカ)「今すぐコレ観に行くわよ!」
『超電王トリロジー』のポスターを持って、アスカは叫ぶ。
(アスカ)「この『ゼロのスタートウィンクル』では侑斗(若)と愛理さんが主役よ!愛理さんは侑斗を選ぶの!それとも…ああ!気になって仕方ないわ!映画館行くわよ!」
(レイ&カヲル&マリ)『おー!』
ドタドタドタドタ…
4人はそのまま出て行った。
(シンジ)「…俺も行こ」
シンジはエプロンを外して、後を追いかけた。