「あいつは人の笑顔を護る為に戦っている」
僕は泣きそうになって『クウガ』を見る。
そんな僕の頭に、士おにいちゃんは手を載せて、
「安心しろ」
と、言った。
士お兄ちゃんは戦いの場に向かって歩き出す。
「あいつの笑顔は俺が護ってやる。あいつの笑顔は…悪くない。もちろん、お前のものな」
士お兄ちゃんは変身してグロンギに向かっていく。
(その背中を見て…僕は、この時…『
「………」
シンジは扉の向こうを見て絶句する。
そして自分の生活がこの先、ピンチだということに気づく。
(ちゃんと人間が住める環境を提供するようにって、条件出したんだけどな…)
来る時にスーパーによって購入した食材の袋がやけに重く感じる。
ちょっとしたモノを作ってやろうと思ったのに…
「遠慮する事ないのよ。あなたの家なんだから」
「…激しく拒否したい」
扉の先の惨状をもう一度見て、シンジはそう呟くと。
「片付けるぞ、このダメ人間」
宣言した。
「おい!さっきから言っているだろう!燃えるゴミと燃えないゴミは分けろって!」
「す、すいません!」
「ただでさえ地球全体がおかしくなってるのに少しは良くしようとか思わないのか!一人一人の自覚が明日の地球をよくするんだぞ!」
「お、仰るとおりでございます!」
「なんだこの冷蔵庫は!?食材が入ってないどころかビールギチ詰め!」
「お酒って、おいしいわよ」
「この生活無能者!」
「が~ん!」
「何だこれ…ペンギン!?なぜこんな保護対象生物がいるんだ!?」
「あっ、その子は温泉ペンギンのペンペン。可愛いでしょ?」
「ペット飼ってるんだったらもっと環境整えろ!このダメ人間!」
「ひ~ん!シンジ君がイジめる~!」
「ご、ゴミ捨ててまいりました」
ミサトは死にそうな顔で部屋に入った。
「ご苦労様…簡単なものだが、ちょっとした飯ができているぞ」
ミサトがキッチンに入るとそこには
「お、おお~!」
「幸い、米があって、海苔と味噌はさっき買っておいたからな」
模範的なおにぎり(三角に海苔)が10個と味噌汁という最高のタッグが措いてあった。
「わ~い!」
ミサトが手を伸ばすと、
ベチッ!
「きゃん!」
その手をシンジが叩いた。
「何するのよ!?」
「それはこっちの台詞だ。ご飯を食べる時には重要な決まり事があるだろうが。幼稚園児でも知ってるぞ」
ミサトはちょっと考えて、ポンッ、と手を叩く。
ミサトはちゃんと椅子に座り、掌と掌を合わせ、食材に感謝し、
「いただきます」
「召し上がれ」
その言葉を聞くと、ミサトは高速でおにぎりを掴み、口に入れた。
「むぐっ!」
ほうばった瞬間、ミサトの口の中で革命が起こる。
「なっ、なにこれ!」
すばやく2個目を手に取り、再び食べる。
そして、味噌汁を手に取り、口に含むとまたもや革命が起きた。
ミサトは一気に飲み干し、味噌汁のおかわりをする。
僅か数分で10個のおにぎりはミサトの『胃の中(四次元)』に消え去り、ミサトは用意されたお茶を飲む。
「…ふぅ。ごちそうさま」
「おそまつさま」
「なんて美味いおにぎりなの…どうやって作ってるの?」
「別に簡単だ。食材に愛を込めて握ればいい。後は絶妙なる塩加減」
「まっ♪『愛』だなんて♪味噌汁の方は?」
「それも愛情と…味噌の微妙なる加減だ」
「そんなんでこんなに美味しくできるの?」
「現に出来てるだろ」
「むむ、深いわね」
シンジはミサトにおにぎりを全て食べられた為、新たに自分の分を作った、が、その作ったものの半分も再びミサトに食べられた。
「初日からこれか…先が思いやられるな」
シンジはコンビニで簡単な日用品を買った帰りの道で呟いた。
瞳だけ辺りをジロリと見る。
(周りには監視の目か…犯罪者かっての)
結局、その後の家事の取り決めで、家事のほとんどはシンジが受け持つ事になった。
理由は単純…あの生活破綻者に神聖なる家事を任せられなかった。
シンジは夜空の月を見る。
「…俺の『使命』…あのエヴァに乗って使徒って奴を倒す事なのか?それとも…」
シンジは空を見上げていると…
「ん…なっ!?」
突然、シンジの周りに『歪みのオーロラ』が現れ、シンジを別の世界へと誘う。
ネルフの諜報部は監視対象をロストして、大慌てとなった。
シンジの目の前に、光が歪みが解けた時、そこは今までとは違った新しい空だった。
今は夜だった筈なのに明るい太陽がさしている。
「世界を『超えた』…!?一体どういうことだ!」
世界を超える…確かに自分は過去に『お兄ちゃん達』と様々な世界を旅した。
しかし…ディケイドであるシンジでもその世界を渡る術はない。
その理由は渡り方を知らないという事もあるが、一番の理由は、
(僕は『この世界』…『自分の世界』で『使命』を果たしていない)
おそらく誰かがシンジをこの世界に連れて来たのだろう。しかし一体誰が…
(世界を自由に渡る…そんな事ができるのは…いやでも…)
「はっ!?」
シンジは背後から殺気を感じ、襲ってきた『糸』を回避する。
「こ、これは…蜘蛛の糸…?」
『
「!?」
『
蜘蛛が擬人化したような怪人がシンジの眼前に現れる。
「まさか…グロンギ!?それにこいつは…」
『
殺意を撒き散らし、蜘蛛のグロンギ『ズ・グムン・バ』は両手の爪で襲い掛かる。
「くっ!?なんでグロンギが…くそ!」
シンジはそれを辛うじて回避し、ズボンのポケットからディケイドライバーを取り出し、腹部に近づける。
ディケイドライバーからベルト部が出現し、シンジにしっかりと装着。それと同時にライドブッカーが腰に出現する。
シンジはライドブッカーから『DECADE』のライダーカードを取り出して構える。
その時、シンジに恐怖と緊張が襲う。目の前にいるのはグロンギ…シンジはディケイドでの変身し、エヴァを操り、使徒を倒したが、このグロンギと戦うという事は、自分自身で戦うという事…『あの人達』同じフィールドに立つと言う事…
シンジの眼にはいつもの自信に溢れた光が蔭り、揺れている。
(僕に…僕にできるのか…僕なんかに…僕なんかが本当に『仮面ライダー』を…)
『自分の強さを信じろ』
(!?)
『信じた瞬間、仮面ライダーは…』
(そうだ…そうだったね)
シンジはズ・グムン・バを睨みつける。シンジから『戦士の気迫』を感じ、ズ・グムン・バはその場で立ち止まり、構える。
ズ・グムン・バは確かに好戦的で、人間を残忍に殺す
ズ・グムン・バはそんな誇り高きグロンギの一人であった。
ゲゲルをし、楽しむのも大事だが、戦士同士の決闘はグロンギの誉れ。
決闘は正々堂々、真正面からの戦いしかない。
その為、ズ・グムン・バはシンジを『待った』。
(士お兄ちゃんは僕にディケイドライバーを渡した…僕を認めてくれた。僕は…)
「変身!」
《KAMEN RIDE『DECADE』!》
ディケイドライバーの電子音が響き、シンジの周囲に生じた10体の虚像が1つになってゆく。
それは世界の破壊者…または世界の再生者。
『最高に強くなれる』
「僕は!仮面ライダー…仮面ライダーディケイドだ!」
シンジ…ディケイドは高らかに名乗りあげた。
『|パセ パ ゾボシダバビ グロンギ ン ゲンギ、ズ・グムン・バ!《我は誇り高きグロンギの戦士、ズ・グムン・バ!》』
ズ・グムン・バも名乗り上げる。
『|バラ ジョシ ガダゲサセギ ボボ ゲゲル。ゾンヅンビ ダボギリ、バヂゾビ ゾ ガゲジョグゾ!《神より与えられしこのゲゲル。存分に楽しみ、勝鬨を上げようぞ!》』
ディケイドはライドブッカーをソードモードにし、刃を左手に走らせる(良い子の皆は決して真似しないでください)。
そして構え、ズ・グムン・バに向かってゆく。
それを見て、ズ・グムン・バも向かってくる。
ガキンッ!
互いの一撃!
ガキンッ!ガキンッ!ガキンッ!
ライドブッカーSMとズ・グムン・バの爪が激しい戟を繰り広げる。
ガギィィィィィィィッ!
二人は鍔迫り合いに持ち込む。
「|ゴギ ゴギゲソ ブロジャソグ。バラゼゼ バビロンザ?《おい、教えろ蜘蛛野郎。神って、ナニモンだ?》」
なんとシンジはグロンギ語でズ・グムン・バに話しかける。
『
キィンッ!
両者は離れる。
『|バラ パ ゴシャシャダダ。ボボ ゲゲル ゾ ダゲゲギゲセダ、ギザギバス 『ン・ダグバ・ゼバ』 ド グロンギ ゾ ズババヅボグシンギ、ガサダバス ゲゲル ン ダ ドギデ ガダゲスド!《神はおっしゃった。このゲゲルを達成すれば、偉大なる『ン・ダグバ・ゼバ』とグロンギを復活降臨させ、新たなるゲゲルの場として与えると!》』
ズ・グムン・バは爪でディケイドを指す。
『|ボソグ ゾ ディケイド!ゴセ グ ゲゲル ン スースザ!《ディケイドを殺す!それがゲゲルのルールだ!》」
ズ・グムン・バはディケイドに勢い良く襲いかかる。
「
《ATTACK RIDE『SLASH』!》
ライダーカードをディケイドライバーに瞬時にセットし、ライドブッカーSMを強化する。
ザシュゥゥッ!
『グゴァッ!』
「
ザシュッ!ドシュッ!ザッグッ!
『グガッ、グォラ…』
ズ・グムン・バの全身が斬り刻まれる。
「この世界は…」
ディケイドは金色で描かれたディケイドの紋章が浮かぶライダーカードをディケイドライバーにセット。
《FINAL ATTACK RIDE『DE・DE・DE・DECADE』!》
ディケイドは勢い良くジャンプする。
するとディケイドとズ・グムン・バの間にディケイドの紋章が浮かぶ光のカードが複数現れる。
ディケイドがキック体勢を空中で構えると、光のカードに向かってゆく。
光のカードを一つ潜る度、エネルギーがディケイドに集中し、勢いを増してゆく。
「俺が…僕が、守る!」
『グ、グァァァ…』
ズ・グムン・バが唸る。迫り来るディケイドに恐怖する。
「この僕が!」
『グギャアアアアァァァァ!』
ドガンッ!…ドガァァァァァァンッ!
ディケイドのFINAL ATTACK RIDE『DIMENSION KICK』によって、ズ・グムン・バは四肢をバラバラにし、爆発した。
するとディケイドの周りが再び次元のオーロラに包まれる。
次元のオーロラが晴れた時、ディケイドは元の場所にいた。
「…蜘蛛野郎の言っていた神様はどうやらトコトン楽しみたいみたいだな」
シンジは溜息を吐きながら、ディケイドライバーを見る。
「俺の…せいなのか…」
シンジはしばらく考えたが、
「考えても仕方ないか…しかし…」
シンジは周りを見る。いつの間にかコンビニで買ったモノを手放していて、コンビニ袋は消えていた。
「…明日、纏めて買おう」
そういって、帰路に着いた。
ネルフ諜報部はシンジが葛城宅に到着するまで大混乱だった。
「お迎えに上がりました、お嬢様」
「………」
翌々日、シンジはネルフの医務練から出てきた制服姿のレイに笑顔でそういった。
「完璧に治したとはいえ、歩いて帰るのは辛いだろ。タクシーだと高いし。だから迎えに来た」
シンジは自分の愛車・マシンディケイダーを指す。
「この通り足も用意してある。なんと燃料が只の優れものだ」
「………」
「荷物無いのか?せっかくリュックも持ってきたのに」
「…どうして?」
「ん?」
「どうして私に係るの?」
突然のレイの質問。それにシンジはすかさず、
「仲良くしたいからかな。だから、仲良くしよう」
「…命令があれば「ストップ」?」
レイの言葉をシンジはさえぎる。
「いいか?そういった事は命令で動いちゃいけない。仲良くする…『絆』を創るのは自分自身で判断することだ。決して他人の言葉や力に頼っちゃいけない」
「きずな…」
シンジの真剣な瞳に、レイは吸い込まれる。
「だから、君が考えるんだ。僕と『絆』を創るかい?創るのはイヤかい?」
レイはその言葉を聞いて…初めて自分にできる感情を感じながら…
「…わからない」
「そうか。じゃ、保留って事だな。そりゃ、後ろ乗れ、後ろ。これかぶれよ」
シンジはマシンディケイダーにまたがって持ってきたヘルメットをレイに渡す。
レイは渡されたヘルメットを被り、とりあえずタンデムシートに座ると、
「…大型自動2輪免許は」
「………」
今度はシンジが沈黙した。
「なんだここ?」
シンジは目の前の物件を見て、唖然とする。
目の前にあるマンションは、第3新東京市市営住宅第22番建設職員用団地6号棟
確かに元は立派なマンションだったんだろう。
しかし、それはいつの話か?
マンションは半分倒壊しており、安全・衛星・治安面から考えて、年頃の女の子が住むような場所ではない。
レイはマシンディケイダーから降りると、タンデムシートにヘルメットを置いて、先々行ってしまう。
「お、お~い」
慌ててシンジはレイに着いて行く。
レイの部屋に到着し、
「お、お邪魔します」
「………」
部屋に入る。部屋も部屋で殺風景だった。
必要最低限の家具・電化製品しかなく、窓のカーテンから見える光が光源だ。
(女の子なんだからとか言わないが…もうちょっとな)
少し埃っぽい。
「綾波。少し掃除しようぜ」
「なんで?」
無表情で答えるレイ。
「け、健康に悪いだろ。体調管理も立派な仕事だぜ」
「そう」
そして二人は掃除を開始した。
シンジはできるだけ清潔になるように昨日以上にがんばる。その結果、レイの部屋には散り一つなくなった。
「ふう、完璧」
「これでいい?」
「OKだ。ところで綾波。さっき失礼ながら冷蔵庫の中覗いたんだが、食材が無いぞ。晩飯どうするんだ?」
レイは無言でテーブルの上にある大き目のピルケースを指す。
シンジがピルケースを開けると、各種栄養剤・サプリメントが入ってあった。
「…これは俺に対する挑戦か?」
「えっ?」
「これは俺が預かる。綾波、嫌いもしくは食べられないモノはなんだ」
「えっ?えっ、と?お肉」
「ベジタリアンなのか。よし今晩、葛城一尉の家に来い。このまま行くぞ」
「なんで?」
「肉などを一切使わない野菜料理をご馳走してやる。帰りも送ってやるから任せろ」
レイは言っている意味が分からなかった。
「私、食事をしなくても大丈…」
「ダメだ。病気になる」
シンジはレイを『ズビシッ!』と指した。
「ある人のおばあちゃんは言っていた」
物凄く真剣な眼だ。
「病は飯から。『食べる』とは、人が良くなると書く。だから人間しっかり食べなきゃ病気になる」
レイは『食』の字を思い出すと、
(本当だ)
「だからしっかり食べるんだ」
「…わかったわ」
「よし」
良くわからないやり取りにより、決定した。
「さぁ、行くか」
「うん」
二人はマシンディケイダーに乗って、出発準備は完了していた。
「じゃあ、出…な!?」
「なに!?」
ふたりは突然、次元のオーロラに包まれた。
「またかよ。しかもこんな時に…まさか、狙ってたのか」
「…碇くん」
「!?」
シンジはレイをびっくりしたような眼で見る。
「これは…何?」
「ちょっとした、ご招待って奴だ」
次元のオーロラが晴れる。その先にいたのは
「あれは…何?」
「『ズ・バヅー・バ』…まさかグロンギがもう一体いたとわな」
飛蝗を擬人化させたような生物、『ズ・バヅー・バ』…
「下がっていろ。ちゃんと守ってやる」
シンジはマシンディケイダーから降り、
「やっと固有名詞で呼んでくれたな」
「あっ…」
シンジはディケイドライバーを巻きつける。
「それが、『絆』だ」
ライドブッカーからカードを取り出し、『DECADE』のカード取り出し、
「変身!」
ディケイドライバーにセット!
《KAMEN RIDE『DECADE』!》
ディケイドライバーの電子音が響き、シンジがディケイドに変身する。
「ちょっと待ってろ」
そう言って、化け物に向かっていくディケイドの背中を、レイは眼を逸らせず、見ていた。
「|ラダゲダバ。ゴグギゲダ ゲゲル ン ガギチュグ パ ダギショグザベギバ ベサゲバギバサバ《待たせたな。そういえばゲゲルの最中は対象だけしか狙えないからな》」
『|ガダシラゲザ。ギンゲンバス ゲゲル ン スース パ ゼダダギザ《当たり前だ。神聖なるゲゲルのルールは絶対だ》』
「
ディケイドは再びカードを取り出す。取り出したるは
「お前の本当の相手で戦ってやる」
カードをディケイドライバーにセット!
《KAMEN RIDE『KUUGA』!》
『邪悪なる者あらば希望の霊石を身に付け、炎の如く邪悪を打ち倒す戦士あり』
ディケイドはD=クウガへとカメンライドした。その姿にズ・バヅー・バは驚く。
『|ダババ!ザド クウガ!?ビガラ パ ゼザババダダボバ ディケイド!?《バカな!クウガだと!?貴様はディケイドでは無かったのか!?》』
「|ガ ディケイド。ギラ パ ゼロガスベゾバ クウガ《ディケイドさ。今はクウガでもあるけどな》」
『クッ!』
ズ・バヅー・バは得意の跳躍力で翻弄しようとするがD=クウガは落ちていた錆びた鉄パイプを持ちながら、
「|パスギバ。ボボガドバパギボチャン ド ゼギババ バンザ。ググビビレガゲデロサグゼ《悪いな。この後カワイ娘ちゃんとディナーなんだ。すぐに決めさせてもらう》」
再びカードを2枚取り出し、その内の一枚をセット!
《FORM RIDE『KUUGA DRAGON』!》
『邪悪なるものあればその技を無に帰し、流水のごとく邪悪をなぎ払う戦士あり』
D=クウガがドラゴンフォームに変わる。
それと同時に持っていた錆びた鉄パイプもドラゴンロッドに変化する。
そしてもう一枚のカードをセット!
《FINAL ATTACK RIDE KU・KU・KU・KUUGA》
D=クウガDは高く飛び上がる。
それは凄まじい勢いで飛び、ズ・バヅー・バを追い越す。
『!?』
「デリャァァァァァァァァッ!」
ドラゴンロッドをズ・バヅー・バの脳天に叩き込んだ。
ズ・バヅー・バに封印エネルギーが一気に注ぎ込まれる。
『ガギャァァァァァッ!?』
ドガァァァァァッ!
ズ・バヅー・バは空中で爆散した。
D=クウガDが着地すると、次元のオーロラが現れ、元の場所に戻った。
「ふう…タイミングの悪い奴だ。悪くなければ見せ場を持たせてやったのにな」
D=クウガDはディケイドに戻り、ディケイドは変身を解除し、シンジに戻り、綾波の待つマシンディケイダーに近づく。
「おまたせ」
「………」
「どした?」
「あなたは…いったい…?」
「おいおい、三度目だぞ?」
シンジは不敵に笑って、
「通りすがりの仮面ライダーだ」