コードギアス 魔王の騎士は忠臣だけど、変態というなの紳士でした   作:八神刹那24

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第十二話 学園生活

ルルーシュとナナリーに再会してから、ミレイさんの計らいでアッシュフォード学園に入学できることになった。もちろんルルーシュと同じクラスだ。住む場所もルルーシュ達と同じ場所に住まわせてもらえることになった。

 

 あなたは神か!

 

 ミレイさんは俺の大恩人だ。命と引き替えにすることはできないが、できる限り彼女の助けはしていきたい。

 

俺が思うに彼女はルルーシュに恋愛感情を持っていると思われる。応援してあげたいが、家の関係で無理だろう。学生の恋愛程度ならあるいは可能かもしれないがそれも難しいだろう。

 

アッシュフォード家はルルーシュ達の味方だが、いつ立場を変えるか分からない不安もある。没落した家を再興するためにルルーシュ達を売ることも十分あり得ることだ。

 

俺の家も父が死んでから落ち目で、今では立派な没落貴族だ。俺には家名はどうでもよかったので、特に気にしていなかった。しかしかつてが華やかだったほど、墜ちていく姿を認められず、過去の栄光が忘れなくなるものだ。

 

お家再興のため彼女は有力な貴族との結婚が求められるだろう。政略結婚だ。

 

 

 

ルルーシュ達と再会してから数日がたった。学校は楽しいところだった。ルルーシュとは幼馴染みという設定。もちろん俺も貴族としてではなく唯のご近所さんとしてだ。ルルーシュの助けもあって、クラスメイトともうまくやっていけそうだ。

 

この学校は生徒は全員どこかのクラブに入らなければならないらしく、俺は生徒会に入ることになった。生徒会会長と副会長の推薦となれば反対するものもいなかったらしい。

 

 今までの生徒会のメンバーはミレイ、ルルーシュ、シャーリー、リヴァル、ニーナ、カレンの六人だった。

 

 シャーリーは明るくて優しい。俺のことも気にかけてくれる。ルルーシュのことをルルと愛称で呼んでいる。会って間もないが、彼女がルルーシュのことを好きだというのはわかる。分かりやすすぎる。おそらく気付いていないのはルルーシュ本人だけだろう。あの朴念仁が気付くことはもうしばらくないだろう。

 

 リヴァルは悪友といった感じだ。ルルーシュをよく賭けチェスに誘っているそうだ。息抜き程度なら問題ないだろう。ルルーシュを利用し、稼いでいるのなら容赦しないがそういった感じではない。いい友達だ。こちらはミレイさんに片思い中だ。シャーリーと違って露骨にモーションをかけるが、見事にスルーされている。

リヴァルには悪いが、ミレイの理由と同様にこの恋が叶うことは望み薄だろう。

 

 ニーナは科学オタク、以上。……人見知りの静かな性格ゆえか、微妙に距離がある。こういったタイプはあせらないことが第一だ。

 

 最後にカレン・シュタットフェルト。俺が気になった女性。名家のお嬢様で、病弱でほとんど学校には来ていなかったらしい。

 

 病弱ねぇ……。女性らしく細身だが、貧相なわけではない。スタイルが良いと言う奴だ。体にはしなやかな筋肉がついているし、健康そのものだ。学校でのおしとやかなお嬢様とは別の顔があるような気がする。興味がそそられる。

 

 

 ルルーシュとナナリーと一緒に暮らせ、楽しい学園生活。こんなにも幸福な時がくるなんて夢にも思えなかった。

 

 

 「ずいぶんと幸せそうな顔をしているな」

 

 突然女性に声をかけられた。緑色の長髪の美しい若い女性だった。見た目は自分と同じくらいの年齢のようだが、もっと大人のような気がした。初めて会ったはずなのに、昔からの知り合いのようなおかしな気がする。

 

 「昔、何処かで会ったことがありますか?」

 「……なんだそれは。ずいぶん使い古された口説き文句だな」

 「い、いや。そういったつもりじゃなかったんだけど……」

 

 っ!突然頭に痛みがはしる。なんだ?何かが引っかかる。何か大事なことを忘れているような……。

 

 

 「クレイ、こんなところで何をしているんだ?」

 

 ふと気づくと、目の前にルルーシュが立っていた。少し考えてしまったようだ。周りを見回してみても先程の女性はいなくなっていた。

 

 俺はさっきの女性のことをルルーシュに聞いてみたところ、ルルーシュの顔が強ばった。何も知らないと俺には言ったが、あの反応は何か知っているようだ。しかし本人が知らないと言うことには詮索するわけにはいかない。何かしら事情があるのだろう。彼女のことは気になるが、焦る必要はないだろう。

 

 しかし先程のあれは何だったのだろうか。そのとき、たまにみる夢を思い出した。

 

 周りは暗く、静かな場所だ。そこで子供の俺が泣いていた。そのそばには誰かいて、慰めてくれている。

 

 はっきりしたことは何もわからない。まるでもやがかかったような曖昧な映像だけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、そうだな。あいつの若い頃にそっくりだ。流石は親子と言ったところか。あの坊やの忠誠心の高さも父親譲りなんだろう。

何を馬鹿なこと言っているこうなった以上、あいつにも協力してもらうまでだ。

変な勘ぐりはよせ。あの泣き虫にそんな感情など持つはずないだろう。……何年たってもあいつは昔のままだ」

 

 他にもだれもいない部屋でC.Cはまるで誰かと会話しているようだった。

 

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