インフィニット・ストラトス ~太陽の操者~   作:神駆

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どうも、お久しぶりです。

前回、確か約一年前……? ということで、まずは資料を発掘とか色々しておりました。

次こそは! なるべく早くに。


11:「あの、私が暴走しない程度でよろしくね?」

 

 幸いにして一夏は一時間程で目を覚ましたが、一夏の記憶が残っていたのは、雪片弐型が弓に変形したところまでであり、暴走していた時の記憶は残っていなかった。

 

 そのため、どうなったのかを知らせようとしたのだが、イサベルによってそれは止められてしまった。彼女が言うには『まだ早い』らしい。

 

 一夏は目を覚ましたものの、一応安静にしておくため今日は保健室に泊まることになり、明日からは色々と検査を行うらしい。

 

 また、それに伴って各クラス代表によるトーナメントも一週間延期となり、その日のためにお休みを取ったお偉いさんたちのために、その穴埋めとしてイサベル対楯無の制限時間20分の模擬戦(デモンストレーション)が行われることになった。

 

 そして、今日はその模擬戦当日。

 

 異常なしと診断された一夏に箒、鈴、セシリアは、カミラと共にイサベル側のピットにいた。

 

「あー、もう。どうしようか……」

 

「ベル、そのくらいにしておかないと始まっちゃうよ?」

 

「分かってるって。……よし! カミラ、今日の戦闘データは取っておいて。ちょっと新しいことしてみるから」

 

「あの、私が暴走しない程度でよろしくね?」

 

 カミラが不安そうに問いかけるが、それに対してイサベルは返事に困った。

 

「あー、うん。多分無理」

 

 結局無理であることを伝えると、カミラは一部だけISを展開した。それは腰のあたりを抑えるような形で現れ、カミラの制服が脱げないように固定した。

 

「えっと、それってなんなの?」

 

 疑問に思った鈴がカミラに尋ねるが、当のカミラは顔を赤くするだけで答えない。仕方ないのでイサベルの方に目を向けると、首を横に振った。

 

 言えないことなのか言いたくないことなのかは分からないが、とりあえず恥ずかしいことであることは分かったので、鈴は一夏の方をチラッと見て、溜息を吐いた。何となくラッキースケベが発動する予感がしたのだ。

 

「じゃ、行ってくるよ。楯ちゃんはもう出てるみたいだし」

 

 イサベルが射出ライン上に乗り、カミラが装置を動かすと、イサベルは勢いよく空へ飛び出していった。

 

 空中でクルッと一回転し、アルバを広げ構える。その姿はまるで機械の天使のようにも見えた。

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 

「さて、イサベル。()()()()本気で行くわよ?」

 

「分かってるって。行くよ、ソル!」

 

 イサベルは自身のISに一声かけ、勢いよく上空に飛び上る。一方の楯無はそれを追うことはせず、ただじっとその場に留まっていた。

 

 まず先手を打ったのはイサベルだった。手に持つライフルからオレンジに輝くレーザーを放つ。

 

 それを楯無は少し身体を捻るだけで避けて見せる。

 

 その行動に会場はざわつくが、今度は同時に3発が襲い掛かる。

 

 今度は移動して躱したが、その行動にはまだまだ余裕が感じられる。

 

 しかし、イサベルの射撃がその程度で済むはずがない。今度は僅かな時間差で5発が襲い掛かる。それも、回避先を予測したような正確な射撃だ。

 

 楯無は4発を躱し切り、1発は手に持ったランスで受け止める。

 

 だが、あまり動きのない展開であるため、観客にとっては少々退屈に感じるかもしれない。そう思ったのか、イサベルは急降下して今度は接近戦を挑む。

 

 8基のアルバを独立稼働させ、それぞれの出力差をリアルタイムで変えていくため、ISが機械であるということを忘れるくらいに滑らかな動きで両手で握ったブレードで斬りかかるイサベル。

 

 対して楯無はランスの有効範囲を上手く使い、簡単には近づかせず、かと言って離れすぎない絶妙な距離を保っている。

 

「ふーん。処理能力戻ったみたいね」

 

「楯ちゃんこそ、去年より上手くなってるじゃない。でも、これはどうかな?」

 

 イサベルはそう言うと、膝部分からショートブレードを射出した。

 

 しかし、それは届く前に爆発によって軌道を逸らされる。

 

「忘れた? 私のISの能力(チカラ)を」

 

「忘れてるわけないじゃん」

 

 イサベルは一端離れるべく距離を取ろうとするが、今度は楯無が追ってくる。ブレードよりも長いランスの攻撃は機体スピードの差を埋め、イサベルがブレードから持ち替えていたライフルを破壊することに成功する。

 

 誘爆によるダメージを喰らわないためにライフルを投げ捨て、瞬時加速(イグニッション・ブースト)で一気に上空まで上がり、再び試合開始の状態に仕切りなおしたイサベルは、間髪おかずにアルバ8基による一斉掃射を放った。

 

 それはちょうど追っていた楯無に躱すことは出来なかった。

 

 しかし、着弾する直前、不自然にレーザーが消滅した。

 

「あちゃー、時間かけすぎちゃったか」

 

「ええ。お陰様でアクア・カーテンは完成したわ」

 

 楯無が使ったのは、ナノマシンを操作して自身の眼前に霧を作り出すアクア・カーテン。レーザーが霧中や砂埃の中では拡散してしまうことを利用した対レーザー用の防御技だ。

 

 厄介なのはこのアクア・カーテンはナノマシンで作り出されているため、一旦条件が揃ってしまえば、いつどこにでも、瞬時に張れるというところだ。これによってイサベルはレーザーによる攻撃は完全に無効化された。

 

「さあ、どうするのかしら?」

 

「考えてないでも思った?」

 

 そう言ってイサベルが出したのは4基のレールガンだった。恐らく拡張領域(パススロット)限界まで詰め込んだであろうそれは、いくら小型化したとはいえ、基本的には固定して撃つものだ。

 

 しかし、それをイサベルは覆す。

 

 アルバに付属している接続機能を使い、2基でレールガン1基を支える形で運用を始めた。アルバがレールガンを空中で固定し、射撃を始める。これは実弾系統であるためアクア・カーテンでは防げない。

 

 まずはレールガンを破壊すると決めた楯無はレールガンによる射撃を躱しながら接近しようとするが、アルバに支えられているレールガンは、自由奔放に場所を移動する為、囲まれないようにするだけで精いっぱいであった。

 

 しかも、レールガンの射撃の合間にアルバ自体の機能であるレーザーも撃ってくるためアクア・カーテンへの集中力も途切らせることも出来ない。

 

 試合は一方的な様相を帯びてきた。

 

 攻めるイサベルに守る楯無。

 

 しかし、ピットで待機しているカミラにとっては決して一方的な展開ではないと分かっていた。それは当人たちもそうだろう。

 

 イサベルによるレールガンの運用方法は確かに有効ではあるが、レールガン射出のためのエネルギー供給にスラスターとして、更には射撃も行っているのだから、アルバに充填されているエネルギーの消費は普段の3倍以上だろう。

 

 事実、データを記録しているカミラの端末にもそれを裏付けるようなデータが示されている。

 

 このペースで使っていれば、あと数回でエネルギー切れになるだろう。それを待っているのか楯無は無駄に反撃はせずに躱すことに徹している。

 

 しかし、この問題をイサベルが承知していないはずがない。

 

 イサベルはここで新たなライフルを取り出すと、レーザーを自らのアルバに向けて放った。

 

 それは見事にエネルギーの供給口に当たり、アルバにエネルギーが充填された。

 

「ちょ、何よそれ!」

 

 流石に想定外だったのか楯無が慌てた声を挙げる。

 

 対するイサベルは、悪戯が成功した子供のような笑みを浮かべている。

 

「アルバっていうより、第三世代兵装としてのレーザーシステムの使い方かな。思考操作だから出来る芸当だけど、少しでもミスしたらドカンだから緊張したんだけどね。上手くいって良かったよ。さ、続きと行こうか!」

 

 新たにエネルギーが充填されたアルバは先程と変わりなく射撃を続ける。

 

 楯無も次のエネルギー充填を遮るためにアクア・カーテンをアルバに近付けて発動させるようにした。

 

 しかし、今度は供給を妨害するために展開したアクア・カーテンを嘲笑うかのようにイサベルが直接近づきエネルギーを供給する。

 

 それでも終わりはやってきた。それはレールガンの弾頭を使いきったからだ。

 

「どうやらここまでのようね、イサベル。次はこっちから行くわ!」

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 

「おー、すげー」

 

 一夏の口から自然と声が上がる。

 

 観客もそれは同じだろう。お互いのISの特徴を生かした戦いは確かに惹きつけられるものがある。招待されていた各国の高官たちも満足げだ。

 

 しかし、それはあくまでも一般的な見方だ。

 

「更識もアルベルダも大分手を抜いているな」

 

「そうですね。ベルも5割位だと思います。楯無先輩も同じくらいかと」

 

 千冬の言葉にカミラも同意する。

 

 これはあくまでも模擬戦(デモンストレーション)であって、観客に魅せるためのものだ。

 

 そのため、分かり易く、それでいて退屈にならない程度にしか実力を見せていない。

 

「ところでフアレス。何故部屋の隅に居るのだ?」

 

「あ、気にしないで下さい。少し落ち着いたらそっちに行きますから」

 

 千冬が言ったようにカミラが部屋の隅に居るのには当然理由がある。

 

 それはカミラ自身の癖のようなものが原因で、自室でパソコンを使う際に下着姿だったり全裸になるのと同様に、新しいアイデアや、見たことのない技術を目の当たりにすると、服を脱いでしまうのだ。

 

 今回は事前に対策していたこともありそのようなことは起こらなかったが、それでも興奮による顔の紅潮は隠せないので、部屋の隅で蹲っているのだ。

 

「それにしても、あれでお互い本気じゃないって、本気だったらどうなるのよ」

 

「あれ? 鈴ちゃんは見てなかったの? ほら、ベルとアルセリアさんの試合」

 

「あー、あれね。あの時はIS学園への転入準備で忙しかったから見れてないんだけど……」

 

「じゃあ、あとで見るといいよ。あれが……まあ8割位かな。あの二人が全力で戦ったらフィールドがもたないから」

 

「フィールドがもたないってどういうことだ?」

 

 流石にフィールドがもたないということに疑問を覚えた一夏が質問する。

 

「まず、観客を守るバリアーだけど、あれくらいなら数十秒」

 

「え?」

 

「で、地面はクレーターだらけ、観客席も崩壊…………なんてことになったんです」

 

 誰も声が出なかった。千冬だけは何でもないという顔をしていたが、他は違った。

 

「えーと、その、本当?」

 

「うん。ちなみにそれが去年。今のベルが使ってるトーケー・デル・ソルの完成時ね。今は各種装備も向上してるからそれくらいじゃ済まないかも」

 

 驚きを通り越してしまったのか表情が固まる鈴と一夏。

 

 そうして話している内にも、戦況は変わっていく。

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 レールガンの弾頭を使い果たしたイサベルは守勢に回っていた。

 

 イサベルに残された実弾装備はライフル一丁のみ。口径こそ大きいものの、レーザーに比べて反動などの面から使い勝手が悪く、どうしても後手に回ってしまう。

 

 かといってブレードで近接戦を挑もうにも、リーチの長さからランスの方が優位であり中々接近できない。

 

 レーザーでの射撃がほぼ封じられているため、牽制としてのレーザーですら意味を成していない状況の中、イサベルは一度最大加速で上空に上がり、そこで停止した。

 

「あら、またそこに戻るの?」

 

「そうだね、まあ、残り時間も少ないし、ちょっとだけ本気で行こうかな、と」

 

「あらそう。じゃあ、私もちょっとだけ――」

 

 そう言った楯無のISが姿を変えた。今までどこにあるとも知れなかったアクア・カーテンが目に見えるほどの濃度となり、まるでカーテンのようにISの周囲に広がっていく。そして、各装甲の間にもアクア・カーテンが展開されていく。

 

 対するイサベルに特に変化は見られない。強いて言うのであれば、目を閉じていることくらいだ。

 

「さあ、行くよ。楯ちゃん!」

 

「来なさい!」

 

 次の瞬間、イサベルの姿は消えたように見えた。8基全てを使った瞬時加速(イグニッション・ブースト)の速さに観客の目が着いていけないからだ。

 

 しかし、対戦者である楯無は余裕を持って対処する。

 

 事前に周囲に散布しておいたナノマシンの動きから軌道を予測し、的確に防御し、反撃を加える。

 

 観客からすれば、時折見える武器同士の接触による火花と、その場であまり動かない楯無しか見えておらず、イサベルの姿を正確に捉えることが出来るのはごく少数だ。捉えられない観客は瞬時加速(イグニッション・ブースト)特有の破裂音が聞こえていることと、イサベルのISの色であるオレンジの軌跡で辛うじてイサベルが移動しながら戦っているということが分かる。

 

 レーザーを使わず、アルバにスラスターの機能のみを求めたイサベルの戦い方は、彼女の隊の副隊長であるアルセリアの戦い方だ。瞬時加速(イグニッション・ブースト)による高速接近と高速離脱、スローでなければ見ることが出来ないが、手に持つブレードも時折変化している。

 

 対して楯無は決して自分から攻めることはせず、舞を舞っているかのようにその場でヒラリヒラリと躱しながら隙を見つけてカウンターを繰り出す。

 

 それはまるで闘牛とカウボーイを見ているようだった。

 

 そして、残り時間もあと僅かとなった時、イサベルの戦い方が再び変わった。

 

 今までしていたスピード重視の単一瞬時加速(シングル・イグニッション・ブースト)から、機動性重視の多重瞬時加速(マルチ・イグニッション・ブースト)に変わり、細身のブレードを手に地上スレスレを移動し始めた。

 

 当然、それに対応するために楯無の動きも多くなり、僅かに土煙も立ち始めた。

 

 楯無は、イサベルの右からの斬りこみをランスで受け止め、蹴り飛ばそうとするも、それは脚部から飛び出してきたショートブレードを弾くために軌道を変えざるをえなくなり、結果としてカウンターは不発に終わる。

 

 イサベルも不発に終わったカウンターの隙を狙う様に斬りこむが、装甲を掠めるに留まった。

 

 二人のモニターに映し出された残り時間はあと5秒。

 

 そして、二人は正面からぶつかった。

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 試合終了の合図が鳴った。最後の一撃は土煙に紛れて見えていなかった。

 

 部屋の隅から戻ってきていたカミラは、なぜか溜め息を吐いていた。

 

「まったく、二人ともそういう演出はベタ過ぎると思うんだけどなあ……」

 

 土煙が晴れ、見えてきたのはブレードを首先に突きつけ、ゼロ距離での射撃を狙うアルバが楯無のISを囲んでおり、同時にイサベルのISにアクア・カーテンが巻き付いているところだった。

 

 どちらもが必殺の場面であり、どちらもが攻撃できない。そんな()()の光景だった。

 

 この光景を見て観客からは歓声が上がり、招待席からも拍手が送られる。

 

 一夏や箒たちもどうやら観客と同じらしい。

 

 冷めた見方をしているのは、二人をよく知っているカミラと、千冬だけのようだった。

 

 興奮冷めやらぬ観客を前に二人はISを解除し、カミラ達のもとへと帰ってきた。

 

「はー、疲れた。これだからお偉いさん向けの試合は嫌いなんだよ」

 

「でも、楽しそうだったじゃない」

 

「そりゃ、楽しいのは楽しいよ。でもねー、こう、なんというか精神的にね」

 

「これくらい慣れっこでしょうが。あ、どうも初めまして織斑一夏くん。私がこのIS学園の生徒会長、更識楯無よ」

 

 そう自己紹介しながら楯無は一夏に握手を求める。それに応えた一夏は背後から変な視線を感じたが、特に気にする様子もなかった。

 

「あ、カミラちゃん。お姉さんシャワーを浴びてくるから」

 

「何で私に言うんですか……」

 

「カミラ! 私もシャワー浴びてくるね!」

 

「だから、何で……」

 

 何故かカミラに声を掛けた二人はそろってロッカールームに行ってしまった。

 

 残されたカミラ達は、試合の映像を見ながら二人を待つのであった。

 

 

 

 

 

   ◆

 

 

 

 

 

 

 ロッカールームに備え付けらえたシャワー室に二人分の水音が響く。

 

「そういえばさ、楯ちゃんまた胸大きくなったね」

 

「そういうイサベルこそまた背が伸びたじゃない。確か去年までは私と同じくらいだったはずよね?」

 

「まあ、食べてるからね」

 

「本当、何であんなに食べてるのに太らないのかしら。ちなみに今日の朝はどれくらい食べたのよ」

 

「うーん、日替わり定食と、セシリアちゃんが食べてたやつ。あ、あと本音ちゃんと一緒にお菓子も食べた」

 

「相変わらず恐ろしい食欲ね」

 

 シャワーを終え、軽くストレッチをしてから二人は制服に袖を通す。

 

 そして、ロッカールームを出ようとしたとき、二人の端末が同時に呼び出し音を鳴らした。

 

 一瞬、顔を見合わせ、それぞれが呼び出しに応じる。

 

「どうしたの? カミラ」

 

「あら、本音。何か用?」

 

『それが、なんだかよくわかんないけど、ISが現れたの。今は織斑さんとオルコットさんと鈴ちゃんが戦ってるけど、どうも様子がおかしいの。すぐ来て!』

 

『何か変なのが来ましたー』

 

 緊急事態であることは間違いなさそうなので、要領のつかめない本音より、きちんと状況を把握していそうなイサベルに目配せし、会場に向かう楯無。それと並走してイサベルが状況を伝える。

 

「とりあえず、未確認機が2。今は一夏くんとセシリアちゃんと鈴ちゃんが応戦中。形成は不利。敵機はアリーナに張られているシールドを破壊して侵入。あとは……」

 

 目の前にはアリーナへと出る扉があるが、完全に封鎖されている。

 

「隔壁が降りてるってことね!」

 

 楯無は即座にISを部分展開し、力任せに隔壁を破壊した。

 

「制服でIS使うのはちょっとアレだけど仕方ないか。行くわよ! イサベル」

 

「今日は厄日ってやつ? ま、いいか」

 

 二人はアリーナに出たところでISを展開し、三人の援護に向かった。

 

 

 

 

 

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