ウォーキングデッドin Japan   作:GZL

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久しぶりです。
漸く執筆再開です。
いや〜ストーリーをあまり考えずに書いていたから、思いつかなくなってしまって…。楽しみにされていた方々には申し訳ありません。
では、Third Seasonです。


Third Season
第27話


冬木冬馬side

ー三年後ー

俺は変わった。

浩二を殺してしまったあの日から…俺は、何かが変わった。

今までは生きている人は全員を救おうと必死になっていた。だが、それは間違いだと分かってしまったのだ。

助けた奴が必ずともまともな人間ではない時がある。

そんなの当然だと思われるかもしれないが、それでも俺は…目の前で人が食われる、死ぬ瞬間を…見たくなかったんだ。

そのためだけに俺は身体を張ってきた。

だがそれは間違いだ。俺はもう誰でも容赦しない。昔の親友でも…知り合いでも…共に生きた仲間でも…俺にとって不利な人物だったら殺すか、その場から消える。

そうやって、俺はこの三年間を生き延びてきたのだった。

 

 

バイクを押して、俺は砂利道をひたすらに進んでいく。

バイクには水と食料に武器が積まれており、これが無くては生きていくことは出来ない。因みに砂利と言ったが、厳密には崩れた建物が三年の年月で脆くなり、粉々になったものだ。

恐らく、ウォーカーが何度もこの場を歩いて影響でこうなってしまったのだろう。

俺の右左には、コンクリートだけが残ったビルが並んでいる。

あの大都会程高くはないが、それでも今の世界の中では立派な部類に入っていると思う。

汚れた茶色のロングコートを着て、フードを被り、景色に溶け込むようにする。たまにだが、この迷彩服もどきのこれでウォーカーをやり過ごせたことが何度かあった。

本当に『たまに』、だが。

フードを被っているため、周りの景色はあまりはっきりしない。

分かっているのはビルが立ち並び、道路は粉々になった瓦礫だらけ。ウォーカーもチラホラと見えるが、こちらに気付いていないか、珍しく迷彩効果が効いているのか…襲ってこない。

この通りに入って1時間経ったくらいで俺はバイクを押すのを止めて、瓦礫の上に座った。そして腰に付けている水筒を取って、水を飲む。

その時、カチャ…と瓦礫を踏む音が聞こえた。フードを取って周りを見ると、1人の男がこちらに近付いているように見えた。

ウォーカーではない。動きがおかしい。

それなら…俺の食料を奪いに来た盗賊と言ったところだろうか…。

男は俺が奴のことを目視していると気付いていない。

俺は黙ったまま、男が近付いてくるのを待つ。そして、奴が目の前から現れた瞬間、後ろから太い腕が俺の首を掴んだ。

 

「ぐっ⁈」

 

突然のことで俺はその腕を振りほどけなかった。目の前から来た男は笑いながら俺に歩み寄ってくる。

手には刃物が握られている。

このままではされるがままだ。

俺は足首からナイフを取り、首をロックしている腕に思いっきり突き刺した。

 

「ぐああああ‼︎」

 

拘束が無くなった瞬間、腰から拳銃を抜いて刺した男の頭を容赦なく撃ち抜いた。銃声が響いてしまうが、こうでもしないとまた俺に被害が及ぶ。

もう1人の男は驚いた様子で俺を見ている。

そして我に戻ったか、即座に逃げ出す。だが、俺はその男の足を撃って転ばせる。

 

「ぎゃあ‼︎まっ、待ってくれ‼︎俺たちは…確かにあんたを殺そうとした‼︎だけど…それは仕方ないことで…」

「…殺すことが仕方のないこと…だと?」

 

俺は男にゆっくりと近付き、拳銃をしまう。

これ以上は弾の無駄だ。

 

「殺すことを正当化するのか?それが正しいと思うのなら……あんたには生きてる価値などない」

 

俺は傷付いていないもう片方の足にナイフを突き立て、そのまま放置した。後ろから助けてくれ、助けてくれと叫び声が聞こえるが、すぐにそれは悲鳴に変わり、やがて荒廃した街は一瞬で静けさを取り戻した。

 

「殺すのは……目的があってからだ」

 

仕方がないから殺すのは、俺にとって最も許せない行為だった。

浩二のように……1つの大きな組織を潰すために他も巻き添えにする…。

それが許せなくて、憎くて…奴を殺してしまったんだ。

後悔はある。だけどもう時は戻せない。

どうせ俺には、生きることしか…償う道はないんだから…。

 

 

成瀬瑞穂side

「はい、どうぞ」

「ありがとう、瑞穂お姉さん!」

 

小さな子供たちに食料を与える仕事を終えて、今日も安心出来ない眠りに就く。

私は浩二のアジトから逃げて…1つの生存者グループに拾われた。

そこの人たちはとにかく優しくて…私もすぐに馴染むことが出来た。だけど、そこのリーダーはすぐに死んでしまい、私がその代わりのリーダーとなった。

ここには老人や子供もいる。彼らのためにも、私は滅茶苦茶した。

地下の食料庫を開けるためにウォーカーをギリギリまで誘き寄せたり……盗賊を何度も働いたり……。

昔の私では考えられない…かなりアクティブな方面へと変わった。

そんな快適でもないが、苦しい生活でもない私たちに1つの問題が発生した。

ある時食料を盗むために忍び込んだ建物には、他の生存者グループが存在しており、そいつらと対立するようになってしまった。

何度も話し合いをしているが、未だに解決の糸口は見つかっていない。

それに2つのグループが対立と聞くと、嫌でも冬馬と梶くんのことを思い出してしまう。

特に梶くんには…身体の隅々まで汚されてしまったため、本当に嫌な思い出しか残っていない。

冬馬も…私の記憶の中から薄れかけている。

死んだと梶くんに聞かされ、絶望した私…。

そんな私を慰め、今の私を作ってくれたあの人のためにも…私はここで躓いて…立ち止まっているわけにはいかない。

冬馬の死を乗り越えて……私は強くなるんだ。




今シーズンはかなり暗い展開が多いかも…。


それと投稿頻度ですが、かなり低いと思ってください。
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