個性『Lobotomy Corporation』   作:Lobo

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この話を挟んで次話から原作に入ります。



教育。

彼がオールマイトに保護されてから早1ヶ月。

 

・・そんな彼が今何をしているのかと言うと・・

 

「其処は違いますよ管理。ここはこの公式を使うんです。」

 

「あ!そっかありがとう!マルクトお姉ちゃん!」

 

「いいえ!これぐらい君なら出来ますよ!さぁ!次はこれです!」

 

「うん!」

 

(あああ!!彼におね・・お姉ちゃんって!やったぁ!!!)

 

「むぅー。」

 

(マルクトばかり・・ずるいです!)

 

 

「そら!もう終わりか!?そんなものでは武器が泣くぞ!」

 

「はぁ・・はぁ・・もう一本お願いします!ゲブラー師匠!!」

 

「その勢いや良し!ではいくぞ!」

 

「はい!」

 

「ふぅ・・さて、これが終わったら次は私か。・・備えを整えておくか。」

 

(師匠・・いい。)

 

(さて・・彼の周りは掃しておかねばな。)

 

 

 

 

 

「ほら!置いていくわよ!管理!」

 

「ごめんねティファレトが・・ほら一緒に行こうか管理。」

 

「うん、ありがとうティファ。」

 

「あー!ズルいわティファレト!私も彼と手を繋ぎたいわ!」

 

「うん、じゃあ皆で繋いで行こう!」

 

「じゃあ買い物にしゅぱーつ!!」

 

「「「おー!」」」

 

(計画通りね、ティファレト。)

 

(そうだね、ティファレト。)

 

 

 

「今日もお疲れさんだな。ほらコーヒー飲むか?」

 

「ええ・・僕もう寝るんだけど・・」

 

「ハハ!冗談さ。これは只のココアだよ。」

 

「おいケセド。そういったものはよせ。管理が傷つく。」

 

「そう言うなってネツァク!・・おいイェソド?何でそう睨む?」

 

「・・・よく見ろ。」

 

「ほっほっほ。イェソドの言う通りよく見てみなさい。」

 

「何を見ろってホクマー・・あ。」

 

 

すぅ・・すう・・

 

 

「・・寝てるよ管理のやつ。」

 

 

(おやすみ、我らの『宝物』)

 

 

 

・・とまぁ、オールマイトがヒーロー活動に勤しむ間彼は彼なりに社会進出の為努力していた。

オールマイトが彼に対する気遣いから中学校には通わせず通信教育にしていた為彼はセフィラ達の力を借りて日々精進を続けていたのである。

彼がそれ程に努力する理由それは・・

 

 

♢♦︎

 

 

「ヒーローになりたい・・ですか。」

 

「うん、僕もアンジェラやオールマイトみたいなカッコいい人になりたいんだ。」

 

「・・私はあまりオススメしません。今の情勢において私が調べた所確かに今の職業で人気かつ最も収入が安定するのが『ヒーロー』です。ですがそれは時として命の危険を産む・・私はあなたが傷つく姿を見たくはありません。」

 

「あのね、アンジェラ。僕は・・ずうっとひとりぼっちだった。」

 

「・・はい。」

 

「でも、あの日あの時にアンジェラに出会って、お姉ちゃん達に出会えて、アブノーマリティの皆に出会えて、オールマイトに拾われて。」

 

「その時、僕はとっても救われたんだ。」

 

「・・管理。」

 

「だからね、僕は・・アンジェラが僕にしてくれた事をしてあげたい。」

 

「何処かの誰かがひとりぼっちな時」

 

大丈夫・・僕がいるよ。

 

「って、安心させてあげたいんだ・・なんか恥ずかしいね。」

 

「っ!・・分かりました。貴方のその尊い想いに私達一同全霊を賭して従いましょう。」

 

「できれば従うんじゃなくて・・隣にいてほしいなぁって・・・だめ?」

 

「っっっっ!!失礼します。少し目を背けて貰って構いませんか?」

 

「う、うん。良いけど?」

 

(何なのかなこの子!私を尊死させる気なのかしら!!??!?あああ!!可愛いいい!!)

 

「失礼しました。・・分かりました。貴方がそう言うなら私はずっと隣にいましょう。約束です。」

 

「うん!」

 

 

 

♢♦︎

 

・・とまぁこんな一件がありオールマイトに許可を得て。兼ねてより希望していた『雄英高校』でも最難関の倍率300倍に値すると言われる『ヒーロー科』

への入学を目指す為彼は日々その実力をメキメキと向上させていくのであった。

 

因みに完全な余談だが彼とアンジェラの一幕を彼の『個性』の中で見ていた

皆さんはというと・・・

 

 

(アンジェラ・・許すまじ!)

 

と怒りを燃やし、戻ってきた彼女に完璧かつ完全勝利を浮かべたドヤ顔を披露された後。

 

第何回にもなるかわからない。

 

『独占禁止法違反裁判』が行われた事は誰も知る由はないのであった。

 

 

 

 

 

 

♢♦︎

 

 

眠りについた彼に『ソレ』はそぉっと近く。・・愛しい人間()を起こさぬように。

 

『ソレ』は子どもが描いた絵画のような姿で彼に近づき・・

 

 

 

『交信』を開始する。

 

 

受け渡すのは何処か平行世界において『真理』或いは『根源』とも呼ばれるもの。

常人なら廃人と化すその行為を彼は躊躇いも無しに実行する。

 

何故なら彼は実験においてある種の倫理観を破壊され、脳の異常な拡張が行われているから。故に『ソレ』は確信を持って事に及ぶ。

 

・・一つ訂正を加えると『ソレ』が行なっているのは唯の当たり前の友情関係の営みのそれであり、悪意なんてものは存在しない。

 

だが、それはあくまで主観上の話。彼の脳が果たして壊れるかなど彼自身にもわからぬものだ。

 

・・でも、それでも。彼は

 

すごいね!欠片さん(・・・・)宇宙ってこうなんだね!教えてくれてありがとう!

 

なんて、言葉をかけるのだろう。

だから他の奴なんて知った事では無い。

愛するものに贈り物をして何が悪い。

 

『宇宙の欠片』は思う。

 

 

管理。笑顔。僕。笑顔。皆。笑顔。僕ら。一緒。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ロボトミが分からない人の為のアブノーマリティ講座。

『宇宙の欠片』

簡単に言えば宇宙からの来訪者。
その目的は人間に自身の知識たる宇宙の真理を伝える為。
但し、その情報はありとあらゆるものの正体を知るものの為廃人は確実という代物。
知性が非常に高く、笑いやシンボルを把握し形状を変える。今回は初めて彼と邂逅した時に笑ってくれた姿で無断に登場。
因みに『彼方からのエコー』という多くの記憶を失うと同時に精神に大ダメージを与える行動がある。

・・だからこそ知識を与えても壊れず朽ちもせず笑いかけてくれる彼という人間に『宇宙の欠片』たる彼は心の底から愛を捧げている。
常人には理解が出来ない。
それこそが彼ら『アブノーマリティ』が倉持管理に捧げる『愛』なのである。


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