個性『Lobotomy Corporation』   作:Lobo

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今回からUSJ編開幕です。
どんどんアブノーマリティを出していければいいと思ってます。
後今回ちょっとぐだぐたしてます。お許しを。


Rabbit Protocol(ウサギチーム)

バス移動が終了したどり着いたのは様々な災害を再現したアトラクション施設

を模した訓練所。

 

「すっげー!USJかよ!?」

 

「・・・ん?俺たち救助訓練しに来たんじゃ・・?」

 

テンションが上がり喜ぶ者。訓練所の全容に驚き困惑する者。

主に困惑するものが殆どだったがそれも仕方ないだろう。

訓練所にしてはあり得ない多種多様なアトラクションの数々。その他多数の施設など、全て見て回るだけでも1日は軽く使ってしまう程の広大さだ。

ある意味その反応は当然なのだろう。

さて、件の彼はというと・・・

 

(なんで?・・・なんでさっきよりもやな予感がするんだろう?)

 

彼持ち前の直感が朝方の時より更に過剰になっている事に混乱していた。

何故だ?やな予感とはあのインタビュー地獄では無かったのか?まさかここで更に悪い事態が発生するというのか?仮にも雄英という超一流のヒーローの教師の目の前で?

そんな考えが巡る。

そして、最終的に彼は自分の直感を信じる事にした。

ならば何処から?どういう形の事態なのか?範囲は?

・・・待てよ。範囲(・・)

その考えに到達した瞬間、彼は秘密裏にあるものを取り出していた。

 

 

「此処は水難事故、土砂災害、火事etc(エトセトラ)・・・。あらゆる状況、災害に対応した施設・・。」

 

ウソの災害や事故ルーム!!(U・S・J)

 

ドヤ顔してるのに顔が見えないヒーロー。

確か名前は・・・13号。そんな名前だったはず。

災害に対するエキスパートであり紳士的なヒーローで有名だ・・多分。

 

「おい、オールマイトはどうした。」

 

「先輩は通勤時に制限ギリギリまで活動してたみたいで・・今仮眠室で休んでると思います。」

 

「不合理の極みだなおい。」

 

・・何をやっているんだ。あの父は。あのムキムキの姿に制限時間があるのは知っていたが(重箱なのはそれに気付いていないと思わせる為)それにしたって

こんな時にやらかしてしまうなんて・・

 

「えー、始まる前にお小言を2、3・・・いや4つ。」

 

多い・・。

初対面の人によくもまあそんなに小言があるものだ。

だが、救助という活動において指導は多くて損は無い。

・・ああすれば良かった、こうやっておけば良かった。

そんな後悔を、間に合うはずの人命を救えないという絶望を生徒に体験させない為なのだろう。

ならばこれでも先生にとっては少ない部類に入る筈だ。

 

超人社会は『個性』の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているように見える。だが現状はそれを無視する『悪』や彼の個性のような世界を崩壊しかねない『個性』が存在している。

 

故にオールマイトの対人戦闘訓練で人に向ける危うさを体験し、

この時間は人命の為に『個性』をどう活用するのかを学んでいく授業。

 

この力は人を傷つける為ではなく、救ける為にある。

13号先生の口からはそんな事が語られた。

 

 

「心得て帰ってくださいな。以上ご静聴ありがとうございました」

 

話が終わると同時に拍手と喝采が起こる。

個性の使い方・・・か。

なんだか考えさせられるお話だった。

僕は彼らと上手くやっていけてるのだろうか?なにか不便を感じさせてはいないだろうか?

彼女達は決して道具ではない。大切な家族だ。それを絶対に忘れないようにしたい。

 

(そう考えてくれるだけでアタシ達は十分に満たされてるわ管理。)

 

そんな風に『憎しみの女王』は彼を励ます。彼女が言ってくれるなら安心が持てる。

彼女は愛と正義の元に悪と戦う魔法少女(ヒーロー)なのだから。

 

♢♦︎

 

 

「そんじゃあ、まずは・・。」

 

相澤先生が何かに気づいたようにUSJの中央広場にある噴水付近に目を向けているのが見えた。

釣られて見ると黒い霧状のモヤ突然出現し、少しづつ大きくなり広がっているのが確認できた。

彼は『ソレ』こそがやな予感だと即座に判断。迎撃の準備と共に先程取り出したあるもの・・トランシーバーを準備する。

 

・・・そのモヤからは先ず掌で顔を覆っている人間が出てきた。

それに続き、脳が剝き出しの大男、異形型の個性のような大勢の人間が出てくる。

 

「一塊になって動くな!13号!生徒を守れ!」

 

ーー皮肉にも救助という時間に現れた彼ら。

 

生徒達にも相澤先生の焦り様が伝わり緊張が走る。

 

「全員気を緩めるなよ!!あれは・・」

 

(ヴィラン)だ!!

 

 

 

黒い霧状のモヤと人の手で顔が隠れている敵が残念そうにしかし確信を持って話している。

 

「おや、おかしいですねぇ・・先日頂戴した教師側のカリキュラムにはオールマイトがいるとの事でしたが・・・。」

 

「マジかよ・・折角こんなに引き連れて来たってのに・・でもいたな(・・・)?」

 

「ええ、いました(・・・・)。」

 

ーー息子の方は。

 

「っ!?おい・・倉持。どうやら狙いはお前らしいな。」

 

相澤先生がこちらに近づき耳元で話しかけてくる。

 

「・・そうみたいですね相澤先生。」

 

「どうすんだ。」

 

「こうします。」

 

「・・おい、そのトランシーバーどこから・・まさか。」

 

ーーマオさん。お願いします。

 

 

はいはーーい!!マオさん達の出番だね!

 

 

使われてない放送機器から彼以外には見知らぬ女性の声が聞こえた。

 

「・・あ?」

 

「おや?他に先生がいるとは聞いてないのですが・・」

 

 

「お、おい誰だよ。この声?」

 

「さ、さぁ?」

 

両側に困惑がはしる。

 

「じゃあさっきの手筈の通りお願いします。」

 

そんな中彼はなんの疑惑を持たずに彼女に指示を出していく。

 

おっけー!管理のお願いならお姉さんなんでも聞いちゃう!

 

その言葉に反応する両側。

 

「え?これ倉持くんの個性?」

 

「おや、あれは件の彼の個性らしいですよ?」

 

「あん?そりゃあの女共じゃねえのか?」

 

 

のんのん!!私も彼の仲間なのさ!・・っとふざけるのも大概にしよう。

 

ねえそこの変人。そうそう、そこの顔に手首なんて付けてる君だよ。

 

「・・・あ?」

 

君さぁ・・・

 

誰に手、出すってイッタ??

 

 

彼女の言葉が一変して重圧を帯びる。先程のおちゃらけた様子からまるで憎き仇敵を眼前にしているような様子。

どうみたところで彼女は完全にキレていた。

 

「・・は?」

 

「これは・・少し驚きました。」

 

その彼女の殺意に当てられるようにして現れたのは総数にして約50のウサギの兵隊。

その誰もが今まで見た事も無い銃を携えていた。

 

更に、その軍隊はヴィランを囲むように編成。

一歩でも動けば即射殺されるだろう。

 

ーーさて、今大人しくこうべを垂れて許しを乞えば半殺しで許してあげるけど。どう?

 

ヴィランはそれに恐れおののく。中にはパニックになる人もいた。

但し、この2人と三体の人外を除けばだが。

 

 

「はっ・・上等。」

 

「少々予定外ですが、これもまた必要経費でしょう。」

 

 

あっそ、じゃ死ね。

 

「お前がな。やれ。脳無。」

 

ここにヒーロー陣営を置き去りにした人外を屠る軍隊と人工兵器の未曾有の戦いが開幕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ウサギチーム。
ゲーム内でも随一の性能を誇るお助けキャラ。
対象とする部署に範囲を指定し、そこに軍団を投入。
敵味方関係無しに鉛玉をプレゼントしていく。
流石に一部のALEPH(白夜、何もないなど)はどうしようもないが大抵はこのチームで倒しきれる超有能。
但し今作の赤い霧や調律者は不可能な模様。

本作品では、細かな指示が可能となった為、敵味方識別ができる。
例に漏れずこのチーム全員が倉持に対して忠誠を誓っている。


マオ。

ウサギチーム、およびトナカイ、サイのリーダー。
ゲーム内では指揮系統のポジション。
本作では本人も戦える。因みにウサギチーム2ダース分の強さ。
彼女の場合、倉持の事を愛しているというよりもビジネスパートナーとして愛しているという部分が多い。(当社比)
といっても4:6ぐらいの割合ではあるが。
ウサギは寂しいと死ぬという言葉の通り、彼女は彼に頼られるのを至上の喜びとしている。そしてキャロットケーキを貰って彼と食べるのが彼女の1番の報酬なのである。
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