コレクションルームにあるリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを
館内にある「未加工の大容量データクリスタル」で解呪すれば、いよいよ冒険の始まりです。
冒険の途中で更にリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを入手したなら
同行者を増やすことができます。
パーティメンバーの変更は館内ならばいつでもできます。
ダンジョンやプレイスタイルにあわせて都度仲間を選んでください。
どのキャラクターも一長一短、個性的な能力を持っていますよ。
もちろん、あなたは覚えていますよね?
(くぅっ! 胸が痛い!
ごめんなさい! 覚えてませんでした!)
そこに新たに浮かんだヒント・ウィンドウの文言は、的確にモモンガのウィークポイントをつき、脳裏に浮かびかけていたこのゲームへの疑問を吹き飛ばした。
『執事』は腰を九十度曲げて頭を下げる姿勢を崩さない。
モモンガは視界の片隅に映る『執事』のことは気にするものの、それよりも、と一旦脇に置き、再びこのゲームへの疑惑について考え直す。
確かに。
確かに先ほどのやりとりは自分の知識では到底再現できそうにないほどの完成度であった。
それは認める。
(けど、よくよく考えてみれば……俺ができるわけがないって思うことが、そのままAIプログラムの限界点ってわけじゃないんだよな。
六年前じゃ絶対に不可能だって思えたことが、今では当たり前のように普及してるんだし。
例えば本職プログラマーとかが……そう、そうだ!
例えばナザリックのAI製作担当だったヘロヘロさんが、最新のDGFEの機能を自重せず使ったら、これくらいやれるんじゃないか!?
ううん良く知らないけど絶対にそう。
きっとこのゲームはヘロヘロさんが――例えば、転職後の仕事が軌道に乗って、就業時間も安定したりして、その後に発売されたユグドラシル・ツクールに触発されたりなんかしちゃったりして……)
脳内妄想を繰り広げる事でどうにか現状に折り合いをつけたモモンガは、さきほどから頭を下げた姿勢のまま動かない『執事』を見た。
ピクリとも動かない。
AIプログラムの作りこみ不足か? という疑問は浮かぶものの、ここまで作りこんでおいてそんな不手際があるとは思えない。恐らくプレイヤーの言動に反応する待機状態であるはずと予想したモモンガは「大した事じゃないから気にするな」と声をかけると、許しが出たことへの感謝を述べるとともに不動であった上体を起こした。
(動きの予想がまったくつかないわけじゃない。
コレはゲームだ。いつものゲームなんだ)
想定内の動作を見た事でいくらか余裕がでてきたモモンガは、ゲームゲームと自身に言い聞かせ、さしあたりストーリーを進めようと動いた。
問題を解決する方法はだいたいにおいて二通り以上用意している、と導入部で語られたこのゲームの特徴を真に受ければ、この場で待機していてもストーリーは進みそうではある。
しかしかつてのギルドメンバーの隠し家、という設定で作られたこの館を見て回りたいという気持ちが無いと言えば嘘になる。
お宅訪問、ではないもの、プライベートな空間をイメージして作られてはいるだろうから……そう、探索はこのゲームを攻略する上で必要なことなのだ。
「――この失態を払拭する機会をいただけるのであれば、これに勝る喜びはございません。何とぞなんなりと御命令を」
「この館の見取り図ってある?
俺も見て回ろうと思うんだけど」
「……申し訳御座いません。見取り図は先ほどの探索では見つかっておりません。必要とあらば即座にご用意いたし――」
「あー、っと。無いなら無いでいいよ。自分で確かめるから。
じゃあウルベルトさんの部屋ってどこかわかるか?」
「はっ。ただちにご案内いたします」
当たり前のように会話がなりたつ……かのような錯覚に陥るほど作りこまれたAIプログラム。
もはや
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「……っ。お気を付けください。
他の室内にもありましたその扉は、未定義空間へと繋がっている恐れがあります」
その部屋には隠れてない隠し扉があった。
部屋と廊下を隔てる位置にはない、ぐるりと回れば表と裏が見える、そんな扉が単体が室内を占有している。
例えるなら実際に22世紀になってもフィクションのまま実現しなかった某猫型ロボットが、四次元に繋がるポケットから取り出すどこにでも繋がる系のドア、といえば伝わるだろうか。
茶の木製である点など、例のアレとは異なるところもまたあるが、扉だけが直立したそれは、モモンガの好奇心を刺激する。
が、近づこうとするモモンガと扉の間に『執事』はさっとその身を割り込ませ、冒頭のように注意を促した。
「なんだ? 即死罠か?」
「無警戒にかの『境界』を越えようとしたなら、モモンガ様のおっしゃられるとおりになるかと」
「マジか」
「確認いたしましょう」
『執事』の表情が覚悟を滲ませるかのような差分に変わり、この部屋の扉を開けたときと同じようにきわめて慎重に扉を開けた。開き戸の内と外――その境界線上を彼の指先が通り過ぎたとたん、正体が掴めない未知なるエフェクトが発生しその部位をズタズタに引き裂いていく。
「く――っ!」
漢探知かよ!
なんて思いは欠落していく指をみて吹き飛んだ。
「うわぁ……」
部位破壊。なんてゲーム的な表現の中には到底収まらない生々しい傷跡。
果たして『執事』は血を流すことこそ忠義だと言外に迸らせ、勢いをつけてその扉を一気に限界まで開け放った。
その動作で境界を越えた手首から先が、扉の向こう側――毒の沼地と壊れた海賊船らしきものが見える――へと血を撒き散らしながら落ちていく。扉は勢いのまま蝶番の限界まで開き、そして反動で再び閉じていく。
扉の表面に、擦れた指先の生々しい血痕が残る。
『執事』のほうに
(なんだよこれは!
グロテスクまたは暴力的なシーンが含まれています、って例のあの表示はどうした?
予告なく残酷な描写をみせるのは犯罪だぞ!
リアルすぎてショック死した事例だってあるんだぞ!)
あまりにも真に迫ったそれに、計り知れない衝撃を受けたモモンガの心臓には多大な負担がかかったが……しかしあたかも精神系状態異常を無効化する効果でも発動するかのように抑制された。
『執事』は痛みに堪えるかのような口調でこういった。
「どうやらこの扉は、グレンデラ沼地を再現せんと、いぜんマーレが、環境改造を進めた『瓢箪状の湿地帯』の、ようですね」
「いや、いやいや、いやいやいやいや。
待て。待って待って待って。
色々聞きたいけどその前に手首!
おまえ、手首……っ!」
「私のような者のために、心を痛める必要はありませんモモンガ様。御身の役に立てるなら、この傷も誉れとなりましょう。
……っこのように、未定義空間に触れた際、接触箇所には看過しえないダメージを――」
「もういい! そ、それより、はやく傷口をふさがないと、止血! 回復!」
「はっ。直ちに。<チャクラ>!」
「えっ?」
だれかきてくれ、と叫びかけたモモンガはその言葉を飲み込んだ。
モモンガの言葉を命令と受け取ったのか『執事』は職業・モンクが習得する、気を練って自身のHPを回復する
<チャクラ>のエフェクトが発生し――その後『執事』は背に隠した腕を自身の眼前にもちあげ、そしてぐーぱーと動かす。
手首から先が、ある。
「えっ?」
それどころか、身につけていた白い手袋もまた同時に再構成されている。
<チャクラ>の効果に装備修復などないはずだが、ありうるとすれば、おそらくデミ・アストラルの種族特性として本体が身につけていた防具類も身体の一部とみなしているため、などが考えられる。
「えーっ?」
下位職で覚えられるため、レベルカンストまでいけばほぼ使う異機会はないスキル。
せいぜい
――なんて考察することで現実逃避していたモモンガは「ええーっ……」と何度目かになる行き場の失ったもろもろの感情を、ため息のように吐き出した。
「心配ご無用でございます。
一部の接触だけであればダメージを受けるだけですみ、また
その言葉でモモンガは今はゲーム中だと思い出す。いや、始めからゲームだと分かっていたが、分かってはいるつもりだが。
「ああ、うん……うん。
いや、その、なんだ、回復できて、よかったな。うん」
「至高にして究極なる御方の役に立つためだと思えば、たとえ回復などできずともたやすいこどです」
こんなにも生々しくて。
こんなにも真に迫っていたら。
ゲームと現実の区別がつかなくなるではないか。
(やばい。作りこみハンパないって。ヤバいって。
なんというか、すごく心臓に悪いゲームだ。
生物災害IFシリーズよりヤバいんじゃないか? いや俺やったことないけどさ。
ぜんぜん進んでないけど、今日はもうログアウトしよう……やるなら、休みの日とかに気合入れてやろう。すごい作りこみのゲームなのは間違いないんだし)
なんなら、もうセーブなんかしなくてもいい。
ゲーム開始直後なんだから、またはじめからやりなおせば――と、そこでモモンガは思いなおす。
(確か至高の御方モードって初プレイ時の1回しか選べない、んだっけ?
やめるにしたって、せめてセーブしてからでないと、もったいなさすぎる。
絶対、絶対ここまで作りこまれたゲームやる機会なんて二度とない気がする)
モモンガは再びメニュー画面を開こうとし、やはり開くことができず、さっさとイベントを進めることを決意した。
改めて室内を見回す。
その部屋はウルベルトの書斎とよぶにはあまりにも簡素なつくりだった。
机が一つ、本棚がいくつか。床はフローリングのままで、飾りっ気は皆無。
何というか、もっと『悪』っぽいなにかがこれでもかと言わんばかりに主張している部屋を予想していたモモンガにとって、この簡素さは拍子抜けだった。
しかし「悪の組織と言えば地下」というウルベルトの悪の美学論を思い出したモモンガは、この部屋はあくまで表向きの自室だと解釈した。
机の上にはヒント・ウィンドウに表示されていた未加工の大容量データクリスタル、と思われるアイテムがあった。外見ではデータクリスタルの空き容量など分からず、アイテムメニューで確認しなければならないが、そちらも開く様子はない。
が、単純に考えておそらく間違いないだろう。
まずはとそれに手を触れ回収するモモンガ。
『未加工の大容量データクリスタルだ!
大結晶石を手に入れた(1個目)』
するとポップアップウィンドウとともに、重要アイテムを手に入れたときに鳴りそうなSEが聞こえる。
(ああ、ゲーム的要素だ。ゲーム的要素万歳。
もうさっきみたいな生々しいのはナシでお願いします)
その後、大結晶石なるアイテムは自動でアイテムボックスに収納された。
動作確認のためにアイテムボックス内のそれを出し入れをしてみるが、ユグドラシルのデフォルト動作と同じようにできる様子。
「モモンガ様、それは……」
「キーアイテムだろうな。
さっさと進めよう」
「はっ!」
とにもかくにも、セーブできるところまで進めたい。目的のアイテムを入手すれば、流石に一区切りだろう。モモンガは次に、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンのある場所を聞きだした。
「コレクションルームってどこにあるんだ?」
「地下一階でございます。案内いたします」
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一階より上のフローリングとは異なり石畳でできた『隔離区域・ウル別館』地下一階に下りてすぐ、岩肌がむき出しとなっている穴があった。
「なんだこれ?」
「お気を付けください。どうやらこの穴の下も未定義空間があるようです。
先ほどの探索の折、デミウルゴスが召喚した悪魔を向かわせ、蟲毒の大穴に繋がっていることを確認しておりました」
(デミウルゴス! そうだよデビルミゴスじゃなくてデミウルゴスだ!)
何気ない会話からモモンガはあの『悪魔』の名前を知る。
同じように他のキャラの名前も聞き出せないだろうか?
AIプログラムとはいえここまで人間味がある者に対して「おまえの名前なんだっけ?」とは言いづらい。言ったらまた死のうとするかもしれない。
「あれ? じゃあさっきのとこもデミウルゴスの召喚悪魔に任せれば良かったんじゃないか?」
「お言葉ですが、デミウルゴスの悪魔召喚は
言葉を交わしつつその大穴を通り過ぎた先の左手側の壁には、山羊か悪魔を象った扉。
表札には『
「ここも意味分からんとこに繋がってるのか?」
「お許しを。私どもでは分かりかねます、鍵がかかっているようです。
ですが現在のところ、鍵は見つかっておりません」
「なるほど?」
本音を言えば。
モモンガとしては雑談などよりよほど聞きたいことがあった。
ウルベルトの書斎とされる部屋にあった扉の先のことなどだ。
ナザリック内だという設定なのに、なぜ外部と行き来できそうな扉があるのか。
他にも扉があると言っていたが、ではどこがどこに繋がっているのか。逆侵攻の危険はないのか。
そもそも未定義空間とは?
けれど、それらを聞いてしまえばストーリーを進めたくなってしまうかもしれない。
楽しみは後日にとっておくべく、モモンガは自重していた。
(でもこのゲーム。世界崩壊モノと思ったらなんか色々テンプレと違うんだよな。
こうなるとリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンの機能もまともに使わせてもらえるか怪しいもんだ)
歩きながら考察している間にコレクションルームへたどりつく。
室内にはさまざまな部位の装備類がショーケースの中に飾られていた。
モモンガには見覚えのない装備が多く、性能よりも外装を重視したいわゆるオシャレ装備、いや、悪趣味な装備品ばかりのように見える。経験から感じとれるこれらの装備の階級はせいぜい
もっとも、アイテムメニューすら開けないので実際の性能はわからない。
中には見た目の印象でいえばウルベルトが装備できそうに無いものも混じっている。
本当に観賞用の装備なのだろう。
例を挙げれば、アイアンメイデンや禁異の皮の鎧という名称の軽鎧が飾られていた(アイテム名と紹介文が書かれた名札が品々の前に飾られている)
ウルベルトはワールド・ディザスターを始めとした純魔法職であったはずだから、鎧系の防具は装備できないはずである。モモンガの記憶が正しければ。
(けどなーんか、俺の知ってるウルベルトさんのイメージじゃないっていうか)
違和感を覚えるものの、案内に従ってそのまま隣の部屋――こちらは宝石類や装飾品系が飾られている――部屋にうつる。
一際目立つところに飾られたショーケース内に、アインズ・ウール・ゴウンの紋様が象られた指輪。
名札にはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンと書かれているが、その説明欄には『常時アインズ・ウール・ゴウンからヘイトを稼ぐ効果をもつ、呪われた指輪』と書いてあった。
真の効果は書いていないが、全くのでたらめが書いてあるわけではない。ユグドラシル時代、万が一この指輪が奪われていたなら、血なまこになって草の根をかきわけてでも探し出し、下手人にはしかるべき代償を支払ってもらっただろうから。
「よし、未加工の大容量データクリスタルを出して……」
どうすればいいんだ?
アイテムボックスから取り出したデータクリスタルを両手で抱えたモモンガの動きはそこで硬直した。
背後には鋭いながらどこか期待の篭った眼差しを向ける『執事』の姿。
まさかここで彼に「どうしたらいいと思う?」なんて聞けない。
いや、別に聞いても良いのだろうが、なんと表現すべきか……情けない主人の姿、というのを晒したくない。晒したくなくなってきたというほうが正しいのかもしれない。
先程見せつけられた忠誠心ゆえの行動を思えば、例えそれがAIプログラムに定められた動作だとしても、格好悪いところは見せられない。見せたくない。
データクリスタルにはアイテムを解呪するような機能はない。
各種素材とともに生産職が加工してデータ外装を作ったり、あるいはそうして作り上げられたアイテムを対象に使うことで、装備の性能を上げたりエンチャントを付与するものである。生産職でなければほぼ確実に失敗するし、生産職であったとしても必ず成功するとは限らない。
失敗すれば効果を1つ付与しようとしたはずが、逆にアイテムに付与されている効果がランダムに1つ失われたり、最悪のパターンの場合、アイテムそのものがロストすることも――
(あーなるほど。そういうことか。
もしこれがフリーゲームじゃなくてユグドラシルだったら絶対やらないな)
モモンガはデータクリスタルをリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンに使用した。消費MP0化、だなんて絶対に成功しそうにないエンチャントをつけようとしながら。
このゲームの『主人公』がどのようなステータスをしているのかすらモモンガは知らないが、これが一種のイベントであり、そしてストーリー進行に必要ならば、絶対に成功するはずだと確信し……果たしてデータクリスタルは甲高い音をたてて粉々に砕け散った。
それは、データクリスタルが加工に失敗したときに起こる現象。つまりは狙い通りである。
最悪を引き当てればここで対象となったアイテムも同時に砕け散るはずだが、勿論そんなことは起こらない。だって、起こったら詰むじゃん。
コアなユグドラシルプレイヤーなら忘れもしない。とあるイベント進行に必須であるNPCが死亡し、各プレイヤーがそのNPCの復活を望めども対応しなかった糞運営の手口を。それを反面教師に、元ユグドラシルのプレイヤーであったツクラーはみな、戦力的にはともかくイベント的に『詰み』が発生することを偏執的なまでに注意しているのだ。
ここまで熱心にNPCのAIプログラムを組む人間が、最序盤のイベント進行で詰ませるはずがない。当然、データ改編で確実に呪いの効果が失われることになっているだろう。
「今の音は! 何が――モモンガ様!?
これは一体!?」
データクリスタルの砕ける音を聞きつけてやってきたデミウルゴスにモモンガは言った。
「おー。ちょうどいいところに。今呼んできてもらおうと思ったんだ。
悪魔召喚が使えるんだって?
問題ないと思うけど、
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「我々が不甲斐無いばかりに偉大にして究極の御方の手を煩わせ、地下までご足労いただくとは……不徳の致すところです。かくなる上はこの命をもって――」
「あーそういうのいいから」
その後クールタイムなどとうに終わっていたデミウルゴスが呼び出した小悪魔は、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを持ったまま無事にコレクション・ルームを出ることができた。
このことで何らかの
「ーーという訳で無事リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンは回収できた。
えーと、なんていやいいかな……こほん。
――ご苦労。すぐさま調査に向かいたいところではあるが、万全を帰すために一旦休憩しよう。また働いてもらうつもりだから、英気を養っておくように」
モモンガはかつてユグドラシルで行っていた魔王のロールプレイ時のような声色でそう宣言した。
(なんでNPCに気遣ってるんだろうな俺。
でもなんか、ここまで色んな動作が徹底されてると、こっちもロールプレイしないと空気読めてないみたいな気分になるんだよな)
デミウルゴスはその発言を受けて、この場にいる者たちに宣言する。
「皆、追い落とされた小悪魔ふぜいが場を仕切るのもここまでとしたい。
以降の探索の指揮は至高にして究極の御方たるモモンガ様にとってもらおうと思う。
もちろん異論はないね?」
満場一致でそれぞれが同意するなか、モモンガは一旦解散することを宣言し、そして改めてメニュー画面を開こうとする。
開けない。
(ん?)
未だにメニュー画面が開けない。
セーブができない。
ログアウトが……できない。
残酷な描写が出てきたので残酷な描写タグを追加しました