やあ、どうも。磯野 波平です。
ワシは子供たちのために なんでも相談所を設立しました。
この間、会社の上司から
「磯野くん。今までごくろうさん!」
ってリストラされてしまいましたからね。
そのせいで家族から粗大ゴミ扱いされています。
オヤジ狩りに遭ったり、イタリアン・ルーレットをやらされたり(‘波平さんの日常’を参照)、幼児誘拐“ごとき”で逮捕されたり・・・
最近は踏んだり蹴ったりですな。
だがワシも一家の大黒柱として、いつまでも甲斐性なしではいられません。
だから、新しくお金を稼ぐために「なんでも相談所」を作ったのです。
相手は子供ですからなあ。適当なことを言って金を巻き上げます。
フハハハハ!
おや?なんか空き地で子供が泣いてます。
どうしたのでしょうか?
心配なので見に行きます(いい金ヅルだといいのう。うひひひひ。)
気味の悪い薄ら笑いを浮かべながら、リカちゃんに近づく波平。
「お嬢ちゃん。どうしたんじゃ?
・・・・・ん。リカちゃんじゃないか」
「あ!!タラちゃんのおじいちゃん。」
「何故、泣いとるんじゃ?」
「実は・・・・・・・・・・・・
その、あの、タラちゃんが・・・」
「ん!?タラちゃんがどうしたんじゃ」
「タラちゃんが私のこと
もうリカちゃんには飽きたです~。だからもう会わないです~~
なんて言うのよ」
「う~む。それで泣いておったのか。
よし!ワシが解決してやろう」
「え!本当!!?」
「うむ!3万円で解決する方法を教えてあげようね。」
「え。。。3万円・・・仕方ないわ。はい!!3万円」
「うむ。確かに!しかし最近の幼児は金を持っとるのう。」
波平は下品な笑いを浮かべながら、ふんどしの中に3万円を入れる。
「それではリカちゃん。いいかい?
タラちゃんを徹底的にストーキングするんじゃ!
それでありったけの弱みを見つければ、タラちゃんもリカちゃんに従うじゃろう。」
「分かったわ!すぐに実行するわね!」
血走った目つきで走っていくリカちゃん
「ヒョヒョヒョ。こんな適当なアドバイスで3万円手に入った。愉快じゃのう」
さて、波平に言われたとおり、ストーキングするべくタラちゃんを探すリカちゃん。
3,40分ほど探して、ようやくタラちゃんを発見した。
「やっと見つけたわ!さあ。これから尾行しなくちゃ!!」
リカちゃんは、タラちゃんに見つからないように2,3mほど距離を取りながらストーキングを続ける。
しばらくするとタラちゃんは携帯電話でどこかに電話する
「こんにちはです~!僕ですけど、早く来るです~!!」
どうやら誰かと待ち合わせをしているようだ。
そして、すぐに4,50歳くらいの女の子がタラちゃんの方向に走ってくる。
「遅いです~。ミホちゃん!!」
そして、ミホと呼ばれた女と肩を組み、歩き出すタラちゃん。
信じられないといった表情をしているリカちゃん。
しかし、まだ尾行を続ける。
そしてリカちゃんの尾行は深夜まで続けられた。
(幼児が夜遊びはいけませんね)
「信じられないわ。タラちゃん。
私の他に70人の女と関係を持っていたなんて!!
それだけなら まだしも・・・・スリや万引きの常習犯だったなんて。。
こうなったら、この情報でタラちゃんを脅迫しちゃうから!!
100円ほど要求しようかしらね!!!」
そしてタバコを吸っているタラちゃんの方に歩き出すリカちゃん。
「タラちゃん!!」
「・・・・リカちゃん。何ですか~?もう会わないって言ったはずですよ」
「今日一日、あなたを尾行させてもらったわ。
タラちゃんがこんなに酷い人だとは知らなかったわ。」
「ん~?何のことですか~?」
「とぼけても無駄よ。スリや万引きの常習犯だってこと。
もう私は知ってるんだから!!」
「だから、何のことですか~?」
無邪気な笑顔のまま、リカちゃんに近づくタラちゃん。
「タラちゃん!100円作ってきなさい!そうすれば私が見たことを忘れてあげるわ!」
「リカちゃん。僕もリカちゃんのこと、いっぱい知ってますよ。」
「な、な、何のことよ」
満面のドヤ顔だったリカちゃんの表情が一変する。
「リカちゃんは “パパさん”が500人いるとか、あと窃盗、強盗、恐喝、放火、詐欺、密輸の常習犯だとか・・・・・
他にもい〜っぱいありますよ!」
「くっ!!何故それを!!」
「それではリカちゃん。さよならです。」
去っていくタラちゃん。
そして3日後、
波平が公園を散歩していると
「おや、また子供の泣き声が聞こえるぞ!
ん!
またリカちゃんじゃないか!!
どうしたんじゃ。一体。」
「・・・・タラちゃんのおじいちゃん。
あんたのせいで・・・・!!
覚悟!!!」
「ぐぎゃぁぁぁあぁぁ!!!」
鉄棒の棒を抜き取り、波平を滅茶苦茶に殴るリカちゃん。
そして波平が動かなくなるまで殴った後、
少し気分が晴れたのか欽ちゃん走りで去っていく。
ただのボロ雑巾になった波平を残して。
「あ・・・・う・・・・」
太陽がまぶしい。
今日もいい天気になりそうだ。