残機∞で最弱になった俺の強制リトライライフ   作:クロトダン

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皆さん福袋で目当ての鯖引けました?
自分は重なりました―――






―――イシュタル(二枚目)を…………。


ノッブが来てほしかったのにちくしょう!




この悔しさを込めて書きました、ではどうぞ。



リトライ5:うっわ、エッッッッッッ!

――アンリマユ視点――

 

 

 ガングニールの少女――立花響を二課で保護をしてオッサン達から殴られた翌日、まだ痛む頬を擦りながら俺は今―――

 

 

 ―――オレの隣で離れて歩く立花響の姿を眺めていた。

 

 

 なんでそうなったのかと言うと、嬢ちゃんの検査結果の後、ノイズの反応が二ヶ所に現れて二課から遠い方をオレと奏が、近い方を翼が対応しに向かったんだが…翼の向かった場所のノイズの数が俺達の方より多かった。それを聞いた奏が翼に無理をするなと言ってノイズを倒していると、二課にいた嬢ちゃんがギアを纏って翼の援護に向かった。

 嬢ちゃんと共にノイズを倒した翼は、「まだ未熟ですけど、この力で困っている人達を助けたいんです!だから、一緒に戦ってください」と嬢ちゃんが言った言葉を聞いた翼は、「……そうね、戦いましょうか」と言って嬢ちゃんに斬りかかった。

 

 まあ、寸でのところでオッサンが現場に現れて、翼が繰り出した、【天の逆鱗】を受け止めた。……拳一つで。

 

 ……………いや、ちょっとまて、マジで人間なのかあのオッサン?後で詳細を聞いたけどはっけいで衝撃を地面に受け流して、被害が砕けた道路とオッサンの靴ってどんだけだよ!?しかも他の奴らも驚かず平然と流しているし……あのオッサン本当に人間か?

 

 

――閑話休題(まあ、それは置いといて)――

 

 

 二課に戻った、嬢ちゃんに刃を向けた翼をオッサンと奏がどうしてこんなことしたのか説教を兼ねて話を聞いている間にオレは嬢ちゃんを寮に送りながら話を聞いていた。(ちなみにいつもの格好ではなく、赤いバンダナを巻いたまま、緒川さん達が着ている黒いスーツを纏っている)

 

「要するに、嬢ちゃんは自分の胸に宿ったシンフォギアの力で困っている人間達を助けたいと?」

 

「は、はいそうです!」

 

 んーー、ちょっと警戒されてるなー。まあ、昨日あんな事をしたらそうなるのは当たり前だな、うん。(反省はしないけど)

 

(つーか、この嬢ちゃん。なーんか誰かに似てるなと思ったら、この殻の元になった男(衛宮士郎)と少し似ているからだ)

 

 勿論、見た目ではなくその精神(中身)が、だ。

 

 片や二年前にノイズの被害に遭い、死にかけて奏に助けられた少女。

 片や黒き聖杯の泥によって全てを失い、死にかけて衛宮切継(義父)に助けられた少年。

 

 後者は死ぬ寸前に呟いた「正義の味方になりたかったんだ」という言葉から自身の身を省みない行動をするようになった。目の前の少女の行動にはあの男とどことなく共通点を感じる。

 

 どこの世界にでもいるんだな、あの男と似た感性を持つ人間って………ん?

 

(ちょっとまて、俺は今何を考えてた?俺はこの姿になる前は普通の人間だった筈なのに、まるで実際に体験したようなこの記憶は?………どういう事だ?)

 

「あのー、アヴェンジャー……さん?」

 

 っと、いけねーいけねー、今は嬢ちゃんと話をしていたな。

 

「あーー、嬢ちゃんさぁ……ちょっと勘違いしてないか?」

 

「え?」

 

「嬢ちゃんはその力でノイズから人間達を助けたいと言って、その後に翼に斬りかかられたんだよな?」

 

「はい……」

 

(おーおー、落ち込んでんなー)

 

 オレは翼が思っていた心情を予想しながら、嬢ちゃんにどうしてそうなったのか説明をした。

 

「これはオレの予想だけど、多分翼は嬢ちゃんを戦いから遠ざけようとしたんじゃないか?」

 

「翼さんが、私を……?」

 

「そ、あいつは奏に助けられた嬢ちゃんが、自分の意思で戦場に立って欲しくないと想い、嬢ちゃんを戦いから遠ざけようとわざと斬りかかったと思うんだ。

 変な口調をして不器用な女だが、根っこの部分は泣き虫の優しい女だ。恐らく嬢ちゃんをどうやって戦いから遠ざけようと考えた結果があれになったんだな。全く、■■■■と同じ不器用な女だなぁ……ん?」

 

(……まて、俺は今なんて言った?■■■■って言ったよな?んん!?)

 

 なんだこれ?頭ではそいつがどんな奴なのか知っているのに、なんでそいつの名前を口に出したり、頭に思い浮かべられねーんだ?

 

 オレが疑問を浮かべていると、オレの言葉を聞いて考えていた嬢ちゃんが声をかけてきた。

 

「……アヴェンジャーさん!」

 

「うおっ!?な、なんだ?」

 

「翼さんは私の為を思ってあんな行動をしたのに、私は翼さんの気持ちを無視して自分の都合ばかり考えていました。だから、改めて翼さんの気持ちを考えて翼さんと奏さんにもう一度私の気持ちを伝えます!」

 

「お、おう……そうか、まあ、ガンバレよ」

 

「はい!あ、寮に着いたんで私はこれで!見送りありがとうございました!それじゃ!」

 

「ああ、じゃあなー。……さて、帰りますか」

 

 さっきまでの落ち込みっぷりはどこに行ったのか、元気になって寮に向かって行く嬢ちゃんを見送ったオレは、ネクタイを緩めながら二課に戻ろうと踵を返した。

 

 

 

 

 

 

――数日後――

 

 

 あの後、嬢ちゃんは翼と奏に自分の気持ちを改めて伝えると、翼も反省したのか嬢ちゃんの気持ちに向き合って自分の気持ちを剣ではなく、言葉として嬢ちゃんに伝えて謝り、二人のわだかまり問題はとりあえず解決した。

 

 それからオレ達四人は度々現れるノイズを倒してから数日が過ぎたある日の夕方、ノイズの反応が地下鉄の駅に現れた。

 翼と奏が現場に到着するのが遅れている間、俺は先に向かった響の援護をしようと現場に到着すると―――

 

 

「―――なんだ、あれは?」

 

 

 現場に到着したオレは、目の前の光景に眼を疑った。それは首から上が黒く染まり赤い瞳をした嬢ちゃんが、いつもの嬢ちゃんとは思えない荒々しい動きで、ノイズを次々と倒していく姿だった。

 

「おいおい……なにしてんだよ嬢ちゃん。その姿まるで――」

 

 

 ―――獣みてーじゃねーか。

 

 

「ガアァァァァァッ!!」

 

「って、んなこと言ってる場合じゃねーな。おい、嬢ちゃん、気をしっかり持て!そんなんじゃ怪我するぞ!」

 

 オレは両手に実体化させた【右歯噛咬(ザリチェ)】と【左歯噛咬(タルウィ)】を握りしめ、嬢ちゃんの周りにいるノイズを片っ端から斬り裂きながら、嬢ちゃんに声をかける。だが、オレの声が聞こえなかったのか、嬢ちゃんはそのまま次のノイズに襲いかかり、また次のノイズに襲いかかった。

 

 オレは舌打ちをして、目の前のノイズの首を斬り飛ばしもう一度嬢ちゃんに声をかけるが、嬢ちゃんはそのまま階段を下りて、地下鉄のホームにいたブドウみたいなノイズに向かって拳を握り締めた。

 だが、ブドウ型ノイズ(以下:ブドウノイズ)は自身の頭?に実っているブドウみたいな実をこちらに向けて放つと、放たれた実は地面に触れると爆発が起こり俺達がいる空間が煙に包まれる。

 

「チィッ!おい、嬢ちゃん!無事か!」

 

「あ、アヴェンジャーさん……あ、待ちなさい!」

 

「おい、一人で突っ走るな!」

 

 先ほどの爆発で正気を取り戻した嬢ちゃんは、一度オレの方を見るが、ブドウノイズが線路に下りてこの場から離れようとする姿を見てオレを置いて、急いで跡を追いかけ、オレも線路を下りるがブドウノイズはブドウ型爆弾を天井に向けて放ち、爆弾が爆発すると天井が崩れ落ち一度辺りが煙に包まれるがすぐに煙が晴れ、ブドウノイズの姿を探すとブドウノイズは猿みたいな動きで空いた天井を登り上がり地上に出てしまった。

 

「流れ……星?」

 

 嬢ちゃんははすぐに跡を追おうと穴が空いた天井を見上げていると空いた天井から見える夜空に一筋の流星が射し込んだ。

 

 オレは地上に出る為にと天井を登ろうと四苦八苦してる間に嬢ちゃんは地面を力強く蹴り、登っているオレをアッサリと追い抜いて地上に出て行った。

 

(クソ、自分のステータスの低さが嫌になるわ)

 

 自分のステータスに文句言いつつ、オレは時間をかけてなんとか地上に這い出ると、そこには先に地上に出た嬢ちゃんと、いつの間にか来ていた翼と奏が、暗闇から月明かりに照らされて現れた白い鎧を纏った少女と対峙していた。どうやら、既にノイズは翼達が倒してくれたようだが、オレはそんなことより目の前の白い鎧を纏った少女を見て、頭に浮かんだ言葉を大声で口にした。

 

 

 

「うっわ、スッッッッゲー格好!痴女かよあの女!」

 

 

「んなっ!?誰が痴女だぁぁぁぁぁっ!」

 

 

「グハァッ!?」

 

 

オレの言葉を聞いた白い鎧の少女が顔を真っ赤にさせて、両手に持った刺々しい鞭をオレに向けて振るい、オレは避ける暇もなく直撃を喰らい、夜空を弧を描くように大きく吹き飛んでいった。

 




どうも皆さん。クロトダンです。
お待たせしました。いかがでしたか?

難産でした。
ちょっと無理やりな感じでしたが、今回はアンリマユが響を説教?をしました。

本当に他の作品と被らないように作品を作るのは大変ですね。

そしてアンリマユ、セクハラはいかんよ。

さて、今回は彼の謎について少し触れましたね。どうして体験したような記憶を持っていたのか、どうして彼女の名前を言えないのか、その秘密は彼が憑依した器にありますが、ネタバレになるのでまた次回にしましょう。


XV5話でエルフナインが拳を効かせながら歌っているシーンは可愛かったですね。
もうすぐXVも中間に入りますし、来週が楽しみです。






そして最後に一言、




………水着武蔵ちゃんがバーサーカーってマジで!?


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