リアルと仕事でとても嫌な事が続き過ぎて、精神的に駄目になって沈んでましたが、久しぶり着た自分に届いたメールの暖かい言葉に嬉しくなり涙が溢れました。
この嬉しさに答えようと止まっていた執筆を再開しました。
久しぶり過ぎて内容がおかしくなってると思いますが、暖かい目で見守ってください。
ではどうぞ。
――アンリマユ視点――
―カッ!―
「ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ア″ッ!?」
デュランダルっつー完全聖遺物を掴み黒く染まった嬢ちゃんが放った
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【完全聖遺物デュランダル】を二課から永田町への移送任務をする事になったオレと嬢ちゃんはオバサンが運転する車にデュランダルを載せ、四台の護衛の車と共に移動していた。
しばらくすると高速道路の一部が崩れ、護衛の車が脱落したのを皮切りに一台、また一台と護衛の車が脱落していき、ついにはオバサンが運転する車だけになった。
オレ達はオッサンの指示で公共の道路から工場地帯に移動して撒こうとしたがオバサンの車が横転してしまい、車から這い出てノイズを迎撃する事になった。
迎撃する直前、オバサンの手からバリアを出した体勢を整えたオレ達は、ギアを纏った嬢ちゃんと共にノイズ迎え討った。
嬢ちゃんが次々とノイズを倒していくと前に会ったあの痴女い格好をした少女が現れた。
「今度こそお前を連れて――
「あっ、あの時の痴少女!」
――って、誰が痴少女だっ!!」
―バキィッ!―
「グヘッ!?」
顔を真っ赤にしながらオレを蹴り飛ばした後、少女は嬢ちゃんに襲いかかった。
「イッテテ……ん、なんだ?」
蹴られた所を擦りながら少女と戦っているとケースに入っていたデュランダルが起動して魔力に似た波動を放ちながら空中浮かび上がった。
「デュランダルはもらっ……ウアッ!?」
「させるものかぁ!」
それを見た少女がデュランダルを奪おうと飛び上がり手を伸ばそうとしたが、その直前に嬢ちゃんが確保した。だが、デュランダルを手に取った嬢ちゃんが突然黒く染まったと思うとデュランダルの形が黄金の剣に変わり先ほどとは比べ程にならない魔力が溢れでた。
「グゥゥゥゥゥ……アアアアァァァァァッ!!」
「あ、あれはまさか聖剣エクスカリ―カッ!―バァァァァァァァァァァッ!?」
そして、嬢ちゃんはデュランダルを振り上げ極大の光の斬撃を(何故か)真っ先にオレに向けて振り下ろし、オレの身体は消滅した。
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そんな訳でオレはこのムリゲーを突破するためにオバサンの転倒した車を起点に何度もリトライをした。
――何度もな。
―リトライ8回目―
嬢ちゃんからデュランダルを手放そうととびかかろうとしたが、それより先に光に呑まれて死んだ。
―リトライ14回目―
起動したデュランダルがケースから出ないように身体ごと押さえ込んだが、ケースごと身体を貫かれて死んだ。
―リトライ42回目―
嬢ちゃんの斜線から逃げたが振り下ろした斬撃の衝撃で崩れた瓦礫に潰され死んだ。
―リトライ79回目―
嬢ちゃんより先にデュランダルを取ろうとしたが、鎧の少女が放った鞭がオレの
―リトライ104回目―
もう一度暴走した嬢ちゃんを止めようとしたが、首を斬られて死んだ。
―リトライ191回目―
後ろから羽交い締めにしたが振り払われると同時に真っ二つにされて死んだ。。
―リトライ248回目―
頭を貫かれて死んだ。
―リトライ337回目―
光に呑まれて死んだ。
―リトライ427回目―
また死んだ。
―リトライ508回目―
また死んだ。
―リトライ666回目―
なんか見覚えのある道場で胴着を着た虎と銀髪ブルマにあった。なんか言ってたがスルー。
虎師匠「ちょっ!?私ら出番こんだけっ!?」
ロリブルマ「世知辛いっス、シショーっ!」
―リトライ■■■■回目―
また死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死
―リトライ4242回目―
「ハァ、ハァ、ハァ……ったく、ムリゲー過ぎるだろこれは……。何度やっても、何度逃げても真っ先にオレを狙うのはおかしすぎるだろおい……」
まるでオレに恨みでもあるようなしつこさに疑問を持ちつつも、目線は
「グウウゥゥゥゥゥゥゥゥ……!」
「これ以上見せ付けるんじゃ――」
「おっと止めとけ。イタズラに刺激したらあっという間に消されるぞ」
嬢ちゃんを睨み、ヘンテコな杖でノイズを呼び出そうとした鎧の少女の腕を掴んで、後ろに下がらせる。
下がらせた理由はリトライしてる最中、この少女がノイズを呼び出し、それに刺激された嬢ちゃんが剣を振り下ろしたのを何度も見たからだ。(当然のようにオレも巻き添えになった)
「(さーてどうするか……4000以上リトライを繰り返してきて有効な手が何度かあって、それを組み合わせてリトライの最中何度も繰り返したが、その後の嬢ちゃんの攻撃がかわせなきゃ意味がねぇ)……そういえば、あの道場でヒントを教えられたっけ?確か……」
『前々から観てたけどさー、最初に戦ってたデカブツに使ってたのをなんで使わないの?あれを応用すればなんとかできるのにもったいなーい』
『要するに、あの斬撃を避けたいんなら動きを止めるんじゃなく、鈍らせると同時に視界を隠してみたら?』
「動きを止めて鈍らせる……ね。ハ、なら一丁やってみますかね!」
そう言ったオレは
―ギロッ―
「グウウゥゥゥ……ガアアアァァァァァァァッ!!」
「おっと、そうはさせねーよ!」
こちらを睨み付けた嬢ちゃんが、デュランダルを振り上げようとする前にオレは両手の右歯噛咬と左歯噛咬を投擲した。
「ガアアッ!」
「簡単に防がれるのはわかってんだ、よっと!」
それをデュランダルから片手を離して空いたその手で易々と防がれ地面に突き刺さるが、オレは嬢ちゃんの周りを走り、時には左右に動きながらもう一度手元に投影した
「……ハ。リトライを通してわかったが、その状態のオタクはノイズやあの鎧女より真っ先にオレを殺そうと追ってくる!まるで獣の本能のように馬鹿正直になぁ!」
「グウゥゥゥゥゥ……ガゥァァァァッ!!」
その言葉通り、今の嬢ちゃんは獲物を殺そうとする本能を丸出しにした獣そのもの。ほんの少し刺激するだけで即座にこちらの動きに反応するのを見て、オレはニヤリと口角をあげる。
――まぁ
その反応が良すぎるのがオタクの弱点だがな
次々と
「(仕掛けは上々……!)そんじゃあ、獣狩りといくぜっ!」
嬢ちゃんの周りが投擲した
「アアアアアアアアアッ!」
「そこだ!起きろ
嬢ちゃんは投擲を止め、近づいてきたオレを今度こそ殺そうとデュランダルを振り上げたが、それをオレは嬢ちゃんの目の前にある斜めに突き刺ささった数本の
―ガキィンッ!―
「ガッ!?」
嬢ちゃんの周りに突き刺さっていた数本の
「ハッハァッ!どうよ即席の牙の檻は!その状態のオタクは俺を殺そうとする時必ず数秒の
ようやく動きを止める事が出来て笑い声をあげてしまったが今まで5000回目内で死を回避できなかった俺にとっちゃあテンションが上がるってもんよ!
さぁてと、サッサとその手に持つ剣を外して嬢ちゃんを元に戻してやるとする……
「グ、ゥゥゥゥ……ガ、アアァァァ■■■■■■■■■■■■■■ッ!!!」
―ピシッ、バキバキバキバキ!―
「……うっそだろおい」
身体の周りを
(オイオイオイオイッ!?低ランクとはいえ宝具をただの筋力で罅を入れるとかどんだけだよッ!?つーか、食い込んだ肌から血が流れてるのに痛みも感じないとか、自我どころか痛覚も肉体のリミッターもぶっ飛んでいるのかよ!!どこのバーサーカーだよフザケんなっ!!?)
「ガァァァ■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!」
「ヤバいヤバいヤバいヤバい!(動きを止めようとしても無駄!逃げようとしてもあの斬撃の振り下ろしの速度に飲み込まれる!こんなのどうすればいいんだよ!?)……ハッ!」
牙の檻を壊し、身体の四肢から流血しながら金色の剣を振り下ろそうとする嬢ちゃんを見ながら必死に思考を巡らせていると、ある言葉が頭を過った
―『動きを止めるんじゃなく、鈍らせると同時に視界を隠してみたら?』―
「止めるじゃなく、鈍らせ、そして……そう言う事かよ!」
その言葉を思い出したオレは投影した
「まだ一手オレのほうが早い!
―ガッ!ギッギギギギギギィィィッ!!!!―
投擲して巨大な牙になった右歯噛咬と左歯噛咬が重なり合いながら黄金の斬撃とぶつかり合い、一瞬の拮抗の後、牙を斬り裂きながらオレのほうに迫りくる。けどな――
――いい加減終わりにさせてもらうぜ?
「さあ、大盤振る舞いだ!滅多に見れねぇ幻想の花火を見せてやらぁっ!!」
―弾けろ!
その言葉を叫んだ瞬間、真っ二つにされた右歯噛咬と左歯噛咬に込められた魔力が破裂し、その後に黄金の斬撃が振り下ろされ爆風と爆煙が工場一体に沸き起こった。
◇
◇
◇
「……っ、ハァー……つっかれたあっ!」
ブハァッ、と溜まった息を吐き出した俺はどかりと瓦礫まみれの地面に座り混んで正直な気持ちを叫んだ。
あの時使った
「まったく、こちらの苦労も知らねーで気絶してまー。手間かけさせさんな」
チラリと視線を横に向けるとギアの装着が解け、眠ってるように気絶した制服姿の嬢ちゃんの顔を見て思わず愚痴を呟く。その反対側には輸送前とは違って騎士王の聖剣に負けず劣らずの金色の剣になったデュランダルが地面に野晒しにしてある。
「しっかしまぁ、鈍らせると同時に視界を隠せばいいって無理を言うなぁ、あのロリブルマ」
空を見上げて、夕暮れに染まった空をバックにドヤ顔で腕を組むロリブルマの姿が見える。まぁ、幻覚だろうけど。
―『ちょっとォッ!?』―
「お疲れ様、アヴェンジャー」
空を見上げていると俺達の元に白衣が少し煤けたオバ―もとい、了子さんが瓦礫を避けながら歩いてきた。
「お?了子さんもお疲れさん。あの爆発で無事だったかのか」
「ええ、概ね無事よ。しいていうなら髪の毛の先が焦げたのと愛車が御臨終したことね」
「ハッハァッ!まぁ、命あっての物種だ。そのまま死ぬよかマシなほうだろ!」
「……そうね、無意味に死ぬよりかはマシなほうね(ようやく覚醒したデュランダルを手に入らずに死んでしまったら元も子もないからな、それに……)」
チラリと了子さんが視線を気絶してる嬢ちゃんに向けた後、次に地面に座り混んでいるオレの顔を見てくる。
「ん?なんだ?何か俺の顔に付いてるのか?」
「ううん、何でもないわ。あら?弦十郎君が寄越してくれた処理班がきたのね。私はお仕事に戻るから、響ちゃんの事よろしくねアヴェンジャー」
そう言った了子さんは笑顔を見せた後、現場に到着した事後処理班達の手伝いに向かい、オレは何か引っ掛かるのを感じながらその姿を見送るしかなかった。
誤字脱字、修正等ございましたら、気軽に言ってください。
さらっとあの道場が出て来ましたが、番外編で再び出す予定です。