『ルイン』   作:shoon K

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どうもです。次回は番外編にしようと思ってます。


【悪魔の実市場】「後編」

クザンside

 

全く、前代未聞だろ。自分が買う悪魔の実を他人に選ばせる人なんて。...しかも5分以内で。

まあ命令だし、仕方ないか。

とりあえずショーケースの中にある悪魔の実を眺めてみる。まあ、もう食った側としては本当にどれでもいいんだが。

 

(...とりあえず、これでいいや。)

 

取ったのは下の段の真ん中辺りにあった実。黒色で...なんだろうな、この形、俺知らないわ。

早速取った悪魔の実をルインちゃんに渡す。

 

「適当に取ったけどコレでいいかい?」

 

「お、早いね。ありがとう!」

 

ルインちゃんが満面の笑顔でその悪魔の実を受け取ってくれた。

......待って、キツいわ。萌え死にそう。

 

「お~クザン~。顔が真っ赤になってるよぉ~。」

 

「う、うるせぇな!!ボルサリーノ!!」

 

_______________________________

 

 

サカズキside

 

わしが悪魔の実を食った時は、何も考えてなかったから、普通に迷う。

クザンは今パッと取ったが、わしは少し考える。

...さっきのルイン中将を思い返すと、上の段の左から2番目の悪魔の実に少し見覚えがあるようにその悪魔の実を見ていた。つまりはその悪魔の実以外を選べと言っているようなもの。

そして、わしが一通り眺めた感じ、上の段の右から四番目にある悪魔の実に一番興味を持った。持ったと言うより、感じた引力が一番大きかったと言える。

なら、その悪魔の実を取ろう。

そうしてわしは悪魔の実を取る。

見た目は白いドリアンのような物、この悪魔の実は()()。わしはそう感じた。

そうして取った実をルイン中将に渡す。

 

「...これでええか。」

 

「!!...おお、ありがとう。」

 

ルイン中将は少し驚いた顔をしながら受け取った。

 

「...なんじゃ。なんか不満でもあるか。」

 

「いやいやそういうわけじゃない。サカズキはもう少し考えてから選ぶ人だと思ったからビックリしただけだ。ありがとうな。」

 

「...礼はいらん。」

 

 

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ルインside

 

二人が取ってくれた悪魔の実は対照的な色をしていた。白と黒。どんな能力が手に入るか想像もつかない。

白い方はドリアンみたいな形で、黒い方は見たことが無い形だ。おそらくこの世界にしか存在しない果物なんだろう。

まあせっかく選んでもらった(強制)からこの二つを買おう。

 

「おっ、その二つだね。じゃあ二億ベリー頂こうか。」

 

「はい、お願いします。」

 

私は持ってきた二億を商人に渡す。

 

「ありがとう。それじゃあそれらは君の物だ。良い能力である事を祈ってるよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

よし、買い物も出来たし帰ろうかな。

 

「じゃあ、あっしも今この実を食おうかなぁ~。」

「お前、もう買ってたのか。」

「どんな実じゃ、見せてみい。」

 

この場で食うのか!?それはちょっと良くないんじゃないか?

 

「おい三人とも!ご飯食べに行くぞ!!!」

 

そう言って無理矢理三人を引っ張っていった。

 

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【悪魔の実市場】から少し離れた路地裏に私たちはいた。

 

「...なんでこの場所に来たのさ~ルイン中将~。」

 

ボルサリーノがここに来た理由を聞いてきた。彼としては二人が来た以上、実を食べたくてたまらないようだ。

しかし勿論理由はある。

 

「あの場で食ってもし能力が自然系(ロギア)みたいな最強種だったら、商人が後から追加で金とってくる可能性があったからな。食べるならここで食べてもらおうと思ったんだよ。」

「ルインちゃんって案外現金な人だな。」

 

いやだって、本当に金取ってきたらどうする。買いたいものは最安値で買えるのが一番だ。

 

「...とにかく、もう食って良いよね~。」

「まあ、良いよ。食べてみな。私も楽しみだからな。」

「...変な能力である事を期待しよう。」

 

クザンがひどい事を言ってるがおそらくそれは無い。あれは自然系(ロギア)だ。間違いなく。

 

「それじゃァ、」

 

そう言ってボルサリーノは持っていた実を一かじり。

 

「.........おエッ。」

「吐くなよ!?」

「しっかり噛んで飲み込むんじゃァ!!!」

「ムシャムシャ......ごっくん。......能力者ってこんな物食ってるんだねェ~。」

 

何とか食べきった様子の彼、私も地獄だったなぁ。あの時は。いろんな意味で。

 

「......で、どんな能力じゃ。」

「確かに、ポンコツ能力だったら笑ってやるよ。」

 

「............。凄いねェ~。実って食ったら自然と使い方が分かる気がするよぉ~」

 

そう言ってクザンとサカズキの目にピースの形を作った手を見せる。

瞬間、その手の先が発光した。

 

「うォッ!!!」

「眩し!!!」

 

「...やっぱり、ピカピカの実だな。おめでとうボルサリーノ。自然系(ロギア)だよ。」

「おぉ~。うれしいねェ~。」

 

やはりピカピカの実だった。チート能力の類だ。あまり能力に頼りすぎにはなってもらいたくないが。

 

「......なんじゃ、その能力。今とてつもない光を発したぞ。」

「...今ルインちゃんが言ってたの聞こえたけど、ピカピカの実って言う代物らしいぞ。しかも自然系(ロギア)。俺達と同じ最強種かよ...。」

「これであっしも、君たちの超人バトルに参加できるねェ~。」

 

まあ、これでやっと三人ともが原作通りの能力を手にしたわけか。...今度ボルサリーノと戦ってみたいな。

 

「そういやぁもう予定はないけど、これからどうするつもりなんだぁい。中将~。」

 

確かに、予定より早く悪魔の実が買えたからなぁ。...もうやる事もないな。

 

「...そうだな、まだ四時間もあるからな。どこかでご飯でも食べるか?」

「おお、いいなルインちゃん。」

「わしはもう一度手合わせしたいのぅ。」

「いややめろよここ訓練場じゃないんだし。」

「...あっしも能力使って中将と戦ってみたいねェ。」

「おいおい、中立のお前まで!!......ハァ。どうするよ...。」

 

私としてはどっちでもいいんだが。

 

「じゃあ「ドコォォォォォォオオオオオオオオン!!!!」......ん?」

 

爆撃音が港の方から聞こえた。何かトラブルがあったのか。

 

「......あっしが見てくるよぉ~。」

 

そう言った途端にボルサリーノは光の粒子となってこの場から消えた。

 

「......見にいかんでも分かる。おそらく襲撃じゃ!!!悪魔の実を狙った海賊の!!!」

「..あらら、どうやら飯に行ける様な事態じゃねェみたいだ。」

 

二人は一気に戦闘モードに入る。私も行かなければ。

 

「そうだな、じゃあ二人とも、港に行くぞ!!!」

 

「「おお!!!(はいよ!!!)」」

 

______________________________

 

 

 

私達が港に着くとその爆撃で観光客や従業員がパニックを起こしていた。

 

「あらら、あの人ヤバいんじゃない?」

クザンがそう言って指差した方向には怪我を負った老人が蹲っていた。

私は急いでその老人に近づく。

 

「大丈夫ですか!?一応簡単な応急措置は出来ますが。」

「イタタタタ......いや、いいんじゃ。お主海兵じゃろ?だったらわしの事よりその騒ぎを起こした原因の男をなんとかしてくれ。海賊じゃ。今海軍の人が一人戦ってくれておる。その人の援護をしてやってくれ。」

「...分かりました。必ずこの騒ぎを止めて見せます!すいません!!手のあいている人がいましたら、こちらのご老人の手当てを!!!」

 

私の呼びかけに応じて集まってくれた人たちにご老人を託し、私はクザンとサカズキを連れ、戦場へ向かった。

 

 

 

 

 

私が戦場についた時、その配下らしき海賊の残骸が無数に転がっており、その海賊の船長らしき人物とボルサリーノが面向かっていた。

 

 

 

 

 

「今襲撃しにきたのは失敗だったねェ~。君等の海賊人生ももう終わりだよぉ~。」

「何だテメェは!!!俺の仲間達を倒しやがって、殺されてェのか!!俺の計画の邪魔をするってんなら承知しねェぞ!!!」

 

その海賊の頭は腰に刀を携え、頭には良くある海賊帽を被っている。

 

「俺は懸賞金3600万ベリーのミカヅキだ!!!ここにある悪魔の実を全部強奪して大金持ちになろうって計画を邪魔すんなぁ!!!」

 

ミカヅキと名乗った海賊はボルサリーノに斬りかかった。

スパッと言う心地良い音と共にボルサリーノの上半身が切断された。

 

「「ボルサリーノォ!!!」」

 

サカズキとクザンは切断されたボルサリーノに声を上げる。まあ私は死んでないって分かってるから何の反応も示さない。

 

「ヘッ、俺の邪魔をするからこうなるんだ。」

 

「貴様ァ!!!」

 

サカズキが飛び出ようとしたので私は大慌てで止める。

 

「何じゃァルイン中将!!!何で邪魔するんじゃァ!!!!」

「いや、彼は死んでないから、大丈夫。あの海賊の頭っぽいのは彼に任せよう。」

「いやいや、じゃあ俺達はどうするの。このまま黙って見てろって言うのか!!」

「いやそういうわけじゃない。頭の相手をボルサリーノに任せようって言ったんだ。私たちは奴等の船にいる船員達を潰しに行こう。正直言って頭よりそっちのほうがめんどくさいからな。」

「「......分かった。」」

 

いやー素直で良かった良かった。

 

 

___________________________________

 

 

ボルサリーノside

 

あっしは今体を切断された。武装色はそこまで鍛えてなかったから死んだかなと思ったら、全く痛みが無い。

...凄いねェ。こんなの普通だったら泣き叫んでるのに。痛くもかゆくもないや。

 

ヒュンヒュンヒュンヒュン

 

...そして自動で再生する。いや~本当自然系(ロギア)って化け物じみているねェ。

 

「...ソレであっしを倒したつもりかい?」

「!!!」

 

あっしが発した声にあっしを切った海賊はこちらの方を向き驚愕の表情を見せる。

 

「なんで、今斬った筈「反応するのが遅すぎるねェ~」何!!?」

 

海賊が何か言っている間に光の速度で彼の頭上に移動し、かかと落としの体制をとる。

 

「光の速度を味わいなよぉ!!!」

 

言ったとおり光の速度でかかと落としが海賊の頭に直撃。その海賊は言葉も発さず、ぴくぴく痙攣している。

 

「...たかが3600万の男じゃァ、話にならないよぉ~。」

 

こんな化け物じみた能力を得る事が出来た。本当、ルイン中将には頭があがらないな。

 

「さて、後は()()()()()()()()()()を破壊すれば良いだけかァ~。」

 

光だからあそこまで瞬間移動しても良いが、さっきサカズキ達を光で驚かした時に、手から光の粒子が飛び出しそうな感覚があった。

 

......もしかして、ビームとか撃てるんじゃないかい?

 

その船の方を一指し指を向け、先程より少し多めに光を出す感覚で光を発生させてみた。

すると一指し指が光り出し、その先から一本の光の筋が船目掛けて放たれた。

その光が船と接触下と思われた瞬間、大きな爆発が発生し、船のマストを破壊した。

 

「...本当、化け物になっちまったねぇ~。」

 

なんだか、人ではなくなったみたいだ。

 

__________________________________

 

ボルサリーノが船にレーザーを放つ少し前。

 

ルインside

 

「なんだ、船長じゃねぇぞ!!!誰だ!!!テメェら!!!!」

 

海賊船に上がってみると大勢の船員が私達に向かって銃を向けた。

 

「ああ、私は海軍本部中将ルイン。君達を捕まえに来た。...おとなしく自首すれば何もしないが。」

 

とりあえず救済措置も用意する。だが結局インペルダウン送りだが。

 

「誰が自首なんかするか!!!よしお前等やっちまえ。」

 

この船の船員が私たち三人に向け発砲する。しかし三人とも物理攻撃を受け流せる為、こんな攻撃、痛くもかゆくも無い

 

「ハァ...弱いな。」

「な、何で銃が当たらねぇ!!!...まさかこいつ等全員能力者か!!!」

 

銃に当たるのも痛くないわけではない。石を投げられてる感覚だ。

 

「...ここは俺がやろう。」

 

クザンが私達の前に出る。体の半分に氷を発生させて。

 

「【氷河時(アイスエ)「ピュゥゥゥゥゥゥゥン」...ん?ぐわァ!!!」

 

クザンがあの技を決めようとした直後、港の方から黄色い光が飛んできた。

その光はクザンの体に直撃し大爆発を起こし、船のマストを破壊した。

 

「なんじゃあ今の光は!!!」

 

......おそらくボルサリーノのレーザーだ、クザンが氷の塊となって爆発四散した。

 

「...なんで今日俺酷い目にばかり遭うの!!?ねぇおかしくない!?」

 

本当、いよいよ同情するよ。今度何か良い物でも買ってあげるよ。

だが、今の攻撃で船員の大半が片付いたんじゃないか。そこに関してはナイスボルサリーノ。

 

「...な、なんなんだよ。なんでこんな目に遭うんだよ。」

 

「...ん、まだ生き残りがいたのか。」

 

この生き残りの海賊は完全に戦意を失っている。...そんな人を無理矢理捕まえるのはなんか嫌だなぁ。

 

「あらら、たまたま当たらなかったのか。」

「...じゃァ、わしが燃やしちゃろうか。」

 

「あ、あ...。」

 

グツグツ煮えたぎるマグマ(サカズキ)と、冷えた表情でその海賊を睨み付ける(クザン)にその海賊は失禁寸前だ。

 

「待て待て、二人とも。」

「なぜ邪魔をするんじゃ!!!」

「この人は戦意を失ってる。この人の処理は私に任せてくれ。」

 

さあ、話し合いの時間だ。

 

「......君がもし、二度と海賊行為をしないって言うのなら、見逃してあげてもいい。」

 

「!!!何を言うとるんじゃ!!!中将!!!!」

 

私の言葉にサカズキが怒鳴ってくる。大丈夫。私には()()があるから。

 

「本当か!!!!だったらもうしない!!!!助けてくれ!!!!」

 

「ただし、条件がある。」

 

「なんだ!!!助けてくれるのだったら何でもする!!!!」

 

「じゃあ膝を突き目を瞑りなさい。私がもういいよと言うまで目を開けたらだめ。」

 

言われたとおり海賊は目を瞑った。私はその時に左手に炎を纏い海賊の頭に重ねる。

 

「【付与・審判の炎(エンチャント・レフリーフレイム)】。」

 

左腕に纏った炎がその海賊に吸い込まれていく。

 

「はい、終わり。もういいよ、逃げても。」

「ほ、本当か!!!」

 

その海賊は逃げるようにして海賊船から出て行った。

 

「...ルインちゃん。何したの。」

 

クザンが私の行った行為について聞いてきた。

 

「あれは【付与・審判の炎(エンチャント・レフリーフレイム)】。その炎を付与した相手の邪念を感知すると、頭から地獄の炎(ヘルフレイム)が発生してその人を焼き尽くす。」

 

「「......!!!」」

 

その言葉に少将二人は驚いた。まあ無理は無いだろう。この技は()()していないと使えないからな。

 

「...邪念ってスケベなこと妄想するのも?」

「そう。」

 

その言葉にクザンは顔を青ざめさせ私から距離を取った。「それ、生き地獄じゃん...。」と言って。

 

「ハッハッハッハッハ!!!クザンお前一度【付与・審判の炎(エンチャント・レフリーフレイム)】されてみぃ!!!すぐ燃え散る姿が目に浮かぶのう!!!」

「う、うるせぇ!!!おいおいルインちゃん!!そんなの使えるのかよ!!?全く勘弁してくれよぉ!!!!」

「あっはっはっは!!クザンにはしないしない。そんなしょうもないことで死なれても困るしね。」

「面白そうな話してるねぇ~。あっしも混ぜてよぉ~。」

「ああいいぞ...って、うわ!!」

 

いつの間にか私の隣に瞬間移動していたボルサリーノにビックリした。

 

「あっ!!!お前だろ!!!さっきのレーザーみたいなの!!!」

「あっしだけど、どうしたんだい~クザン。そんな怒った顔して~。」

「お前の攻撃が直撃したんだよ!!!全く、俺が自然系(ロギア)じゃ無かったら大怪我じゃすまないぞ!!?」

「ああ~直撃~。ごめんねぇ~クザン。あっしはまだ慣れてないからさぁ~。」

「コイツ人事みたいに言いやがって!!!あーもう何で俺ばかり酷い目に遭うんだ!?」

 

「あっはっはっはっはっはっは!!!」

 

「笑うなよォルインちゃん!!!」

 

あー面白い。クザン最高!!!面白い反応するわ!!!

 

「あー面白かった。...ボルサリーノ。能力はどうだった?」

 

まあ一生物だからね。気に入ってくれるといいが。

 

「...最高だよぉ~。速度も攻撃力も防御力も、どれをとっても隙が無い能力だねぇ~。本当この実を食べられる機会を作ってくれたルイン中将には頭が上がらないねぇ~。」

「だったら良かった良かった。」

 

案の定気に入ってくれているようで安心した。もし変な能力だったら一生根に持たれてた可能性あったから。

 

「...なんか動いたら疲れたな。どこかに食べに行くか。」

「そうだな。なんか俺も腹減ってきたわ。」

「あっしはもう食べたけどねェ~。」

「......わし、今回何もしてない気がするのぉ。...まあ、飯は食いに行くが。」

 

「じゃあ食べに行こう!腹いっぱい!!」

 

 

いい汗流した後の飯ほどうまい物は無いからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみに彼等が選んだ二つの悪魔の実、もう能力は決まってます。

それと主人公が見たことあるって言ってた悪魔の実、あれ、カクさんが食ったやつです。
付与・審判の炎(エンチャント・レフリーフレイム)
その炎を付与した相手の邪念を感知すると、頭から地獄の炎(ヘルフレイム)が発生してその人を焼き尽くす。思春期の男子に使えば100パーセント死ぬ。
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