修行開始初日。私はいきなり地獄を経験する。
「ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...」
「この程度で息を上げているのか。ヘナチョコだな。」
「いやだっておかしいぞ!!!なんで初日からこの島5周してその後スクワット100回、腕立て100回、腹筋100回なんてやらされるんだ!!」
正直突っ込むのも疲れる。それくらいしんどい。あのサ○タマのトレーニングに島5周とか一般人の私に出来る訳無いじゃないか。
「そもそも、なんでロキ中将はピンピンしてるんだ。島5週に腕立てスクワット腹筋100回だぞ!?疲れないほうがおかしいって!!」
「...そりゃあお前、俺は
「そんなのに慣れてたまるか!!!」
一日目でこの量とツッコミ。なんか耐えられる気がしない。
「...まぁ、がんばれや。」
ロキ中将はそう言って私の肩に手を置く。まったく、何故私はこの人のところに来てしまったのだろうか。
...だけど、そんな規格外の人が私の先生...いや
「ハァ...だが、これからご指導よろしくお願いします。
「...ああ、俺からもよろしくな、
そう言う師匠の顔はどこかうれしそうだった。
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翌日、再び昨日と同じ訓練内容。
「おい!!ペース落ちてるぞ!!!走れ!!!もっと速く!!!」
「む、無茶言うな!!...ハァ..ハァ、き、きつい~...。」
やっぱこんなのに慣れてる師匠はおかしい。
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今日はキノコ採集に来ている。なんでも今日の夕ご飯の材料を採りに来ているらしい。
「あのキノコはワライダケと言ってな、食ったら笑いが収まらなくなるキノコだ。」
「ああ知ってる。ルフィが食べたキノコだった筈。」
「...ルフィ?誰だそいつは。」
「あっ...今のなしで。」
「......?」
良かった...なんとか誤魔化せたぞ。
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「【
私は師匠が作った土の傀儡に向け炎を放つ。
「...ほぉ、昨日より火力が増しているように感じる。点数で言うなら70点って所だな。」
「な、70点か。私はもっと取れる気がしたんだが...。」
「フッ...甘いな。俺から高評価を貰いたければもっと自主練すべきだな。」
「む、むぅぅ...。」
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今日は島の奥の森に来ていた。
「この際だ。俺の能力の使い方を見てもらおう。」
「何故?」
「お前の新技の参考にしてもらえたらと思ってな。」
「おおー!!!」
それは有難い。最近アイデアが一つも浮かばなかったからな。
「じゃあいくぞ」
師匠は懐から銃の弾丸を取り出し、それを握る。
「【溶接】。」
そう言った後握った手をパッと開く。そこには握った筈の弾丸が無い。
「そうだな、ルイン、あそこを見てみろ。」
そう言って師匠が指差した方向を見る。そこには野ウサギがいた。
「......あのウサギには悪いが...【解除】」
「キイィ!!!......」
「!...え...。」
ウサギがぐったりと倒れ身動き一つとらなくなる。
その原因を探す為に周りをキョロキョロ見てみると、師匠の指先から
「......まさか、師匠、
「ご名答。溶接して体内に埋め込んだ物は解除した時に物凄いスピードで外に出ようとするんだ。これはその応用だ。......あのウサギは責任もって食ってやろう。無意味な殺生は良くないからな。」
......もし何の意味も無く殺したと言っていたら私は怒っていたかもしれない。
彼が仕留めたウサギに近寄る
「【溶接】」
そう言って彼はウサギの
その異様な光景に私はゾッとする。
「...な、何をしている。師匠。」
「ん、ああ、
「いや普通道具使うから!?能力で引き千切るとかえぐい事するな師匠!!!」
私は盛大にツッコんだが、師匠は無視し解体作業を続ける。なんだ、感じ悪いな~。
「.........あ。内臓あったぞ。」
そう言って血でどろどろの内臓を見せ付けてくる。
「うわ!!!そんなばっちいもの見せるなぁ!!!」
「ハハハ......これぐらい見慣れとけよ。」
ヤバい...そんな物を見せられたせいで
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「はぁぁぁぁあああああ!!!」
「...遅いな。...だが昨日より速い。本当飲み込みが速いな。これなら5億ぐらいの海賊なら余裕で倒せる筈だ。」
「......え、師匠が、褒めた!?」
「.........お前、俺の事どう思ってるんだよ...。」
修行開始から2ヶ月。ようやくお褒めの言葉をいただいた。【六式】とか【覇気】の鍛錬を今の限界まで鍛えてもお褒めの言葉は頂けなかったからな。
「......まあ、これでやっと、
「...はい?」
「......【飛将軍】追跡任務だ。それの依頼が俺んとこに来ててよ。俺を含める将校二人以上が必須条件だったんだが。お前を連れて行こうと思ってたんだよ。」
「.................。」
何を言い出すかと思えば、どうかしてるのかなこの人。確か【飛将軍】って海賊王のクルーだったよね!?そんなの相手に勝てるわけ無いじゃないか!!しかも何で私!!?私より強い奴なんていくらでもいるはずなのに。
「な、何で私を連れて行くんだ。他にも強い人がいっぱいいる筈。」
「お前がいいからだ。」
「え!!!」
何だこの人。私を口説くつもりなのか!!?...今の、ちょっと効いた。
「お前のその能力で奴を焼いたと言う話を聞いてな。...もしかすればまだ
「あ...そうですか。」
なんだ。口説きに来たわけじゃないわけか。
「..?何ガッカリしてるんだ?」
「......別に。口説きに来たとか思ってないし。」
「口説く?......プッ。アッハハハハハハハ!!!」
「あっ、笑ったな!!師匠!!!」
「ハハハハ...だって、だって口説くだぞ!!出会って2ヶ月で口説くとか!!どんだけチャラい男だよ!!...アハハハハハ!!!」
...もう頭にきた。許さない。
私は感情の赴くままに炎を発生させる。炎は私を中心にどんどん渦巻いていく。
「ハッハハハハハハハハハ...ん?」
「一回地獄を見ろ!!!【○○○○】!!!!」
「ま、待てって...うおぉぁぁぁあああああ!!!」
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一度怒りの炎で森を全焼させかけたが、さすがにそれはマズイと思い、能力を解いた。
焼け跡は全て消えたが、森の半分は消えていた。
「......今の火力だったら、【飛将軍】どころか、四皇を潰せるんじゃないか?」
「............。」
口なんか利いてやるか!......今日は。
「...悪かった。笑ったのは悪かったから。...だけど、勘違いしたお前もお前だからな。今回の事は痛み分けって形にしよう。」
「......。」
「...ホントに悪かったって、任務が終わったらすんごい料理作ってやるからさ。」
「.........許す。」
この人の料理はおいしいからな。
「良かった......で、行くよな。【飛将軍】のやつ。」
行かないって言っても無理矢理行かせるんだろう。だったら
「ああ、行くよ。」
こうして物語は、【飛将軍戦】へと続く。
......なんか書いてて恋人同士の会話みたいで腹たった。
次回からは普通に書いていきます。