ルインside
私は色白少年を連れ、人目のつかない所まで移動してきた。
「...さて、少年。どうする。」
「どうするって言ったってあなたが僕を連れ出したんでしょうよ!!!」
やや興奮気味の少年、それもそうか。彼からしたらいろいろ起こりすぎて頭の整理が追いつかないのだろう。まあ私はもう慣れてしまったが。
「とりあえず、自己紹介しようか。私はルイン。君がさっき見た竜の姿は私の能力なんだ。驚かせてすまなかったね。」
「...!!能力者...!!!!」
私が放った能力という言葉に食いつく少年。少年からしたら能力は珍しいんだろうな。
「...僕は、ペル。僕も悪魔の実を食べた能力者だ。」
「!!!!」
今度はこっちが驚かされた。悪魔の実の能力者!!?こんな小さい子が...!?
しかも、ペルって名前に聞き覚えがある。確か「アラバスタの守護者」...って原作アラバスタ編で大活躍する人じゃん!!
「...本当か。」
「......はい、僕はトリトリの実モデル
そう言って彼は自らの姿を隼に変える。本物だ。コレは...!!!
...確かペルって忠誠心が物凄く高い男だった筈。この年で海軍学校に入れたら、将来必ず強い海兵になるな。
...よし、原作に多少変化が出るかもしれないが誘ってみるか。
「君は、海兵に興味あるかな?」
「...海兵、ですか。興味はありますよ。...でも、なぜ今海兵の話なんか...。」
「君を海兵に誘いたいんだよ。」
「...えっ...!?」
「私はこう見えて海軍本部中将。最近上げた手柄と言えば【飛将軍】と戦りあった事と、ロジャー海賊団最後の戦いの『紅色の乱』でロジャー海賊団を殲滅しかけたことかな。」
「...なぜ、そんな大物が僕を海兵に?」
まあ、私が彼を誘う理由としては二つ、一つは原作で己の身を呈してまで国を守ろうとした姿に感動したこと。もう一つは、
「...
「!!!」
ペルは驚いた様子でこちらを見る。
「私が町へ向かう時、君は岩陰に隠れずっと私のことを観察していた。いや、私が何か事件を起こさないようにずっと見張っていたの方が正しいか。町で私が買い物している時まで尾行し、その行動から私が行く道の奉公を予測して、私と
「...その通り、です......。」
おっと、もうちょっと言い返してくるかと思ったが、そこは素直に引いてきたか。
「でも!何で僕があなたをつけていたことがわかったんですか!!」
「...直感かな。」
本当は見聞色に引っかかっただけだが。さっき語った話は彼の原作上での性格を考えて言ってみたら当たったって感じだな。
「......さすが中将だ。バレていたなんて。」
「まあね。そんなことより、私が君を海兵に誘った理由だ。」
「...何ですか。」
「君は私と町で出会った時に、こう言った。「アラバスタ兵として、このまま見逃すわけには行かない」と。」
「............それが何ですか。」
「...あの場に居合わせた住民からするとただの変人にしか見えないかもしれない。だが、私のあの姿をみても尚、恐怖心に負けることなく私に立ち向かうその勇気を、私は評価したわけだ。いくら正義の海兵といっても、私みたいな化け物に立ち向かう勇気はそう無いと思うからね。あの時の君は『ヒーロー』だったよ。」
「ヒーロー...!!...僕が...!!」
ペルは体を震わせている。その震えは喜びからくるものだろう。
「...どうだ、海兵になる気はないか?」
私は改めて問う。彼に海兵に入る意思があるかを。
「......残念ですが、僕はアラバスタ兵なので...。」
そうか、アラバスタ兵か...待てよ、もし彼を
意思を聞いておいて何なのだが聞いてみることにしよう。
「じゃあアラバスタ兵じゃなきゃ入ってくれるのか?」
「!!..それは、そうですけど...。」
「そうか、言質はとったぞ。」
「...え?」
やることは決まった。
「...今から宮殿に向かう。そこで国王から
「......許可って、まさか...!!!」
「ああ、そのまさかさ。ペル、君をアラバスタ兵を辞めさせ、海兵に入れる許可を国王から貰う!!」
「えええええええええええええええええええええェェェ!!!!」
さて行くか!宮殿へ!!!
「...ところでペル、宮殿ってどこかな?」
「いや宮殿の場所知らないんですか!!...締まらないなぁ。」
あ、以前に合格発表の件の事を書いていたと思うんですが、無事受かりました!!
......何か、今更感が凄い。