「...あれが、この世界を真っ二つに割る大陸か...!!!」
「......ふわぁ。凄いな。」
「うわぁ...!!!始めて見ます!僕!!」
「...懐かしいな。」
「「「「
初めて見たな。感動物だよ。ワンピファンとしては一度は訪れたかった場所だ。
―その名の通り真っ赤の大陸で、見上げても頂上なんて無いんじゃないかって思うほどでかい。
「ハハハ、私は4年に一度見るがね。」
「いや、そういう事言わないでくださいよ。雰囲気が台無しじゃないですか。」
「ああ、それはすまないな。それと、もうすぐ上陸するからな。持っていくものの準備だけは済ませておくんだぞ。」
「ああ、わかった。」
__________________________
「皆ー!!!コブラ国王様がご到着なされたぞ!!」
「おおっ!!あの名君と名高いあのコブラ様が!?」
「いい町だね。」
「ですね。」
「......ふわぁ...」
「...何かうまそうなもの置いてないかな...。」
その町の雰囲気に流され、私達の会話まで和やかなものになっていく。
「...君達、完全に休暇モードに入っているではないか...。」
「いやだってコブラ王、私、こんな和やかな町始めて来たんだぞ?」
「いや君は一体どんな人生を歩んできたんだ!?」
「...あっ!!私の美味しい物センサーが反応してる...あの店だな!」
「いやちょっと!?スルーしないでルイン君!?っていうか美味しい物センサーって何!?」
コブラの話を聞く気なんか微塵も持ち合わせていない私は土産屋の方に足を運んだ。
「えっ、ちょ...!!!...ハァ...。」
「諦めろ。アレがアイツだ。」
「...そうか、ボンドラの予約は既に取ってあるから、時間になったら彼女を迎えに行ってやってくれ。」
「ああ。ペル、頼んだ。」
「ええッ!!?何で僕!!?」
「お前はパシリに最適だからだ。」
「...。」
美味しい物センサーに反応した店に行ってみると、赤いモチみたいなものが売っていた。
「おおっー!!何これ!モチ!?」
「おお、お客さん!それは
「おお!!食べる食べる!!」
「オゥケェイ!!...あいよ!代金はいらんからな!!」
店員のおじさんから大福を一つ受け取る。
「では、遠慮なく...あむっ。」
―絶妙な弾力の皮、モッチモチの皮を噛み切ると、濃厚なカスタードが口の中で暴れ回る。
そして、カスタードの中から姿を現すイチゴがまた絶品。前世で食べたイチゴのどれよりも甘く、雑味が無い。
「うんまぁぁぁぁ!!!!!えっ!?何これ??」
「だろう!?観光客の方は皆これを食ってうまいうまいって言ってくれるのさ!!ウチ作った甲斐があるってもんですわ!」
これは皆に買っていってあげたら喜ぶ事間違いなしだな。一ダース買っていくか!
「おじさん!!これ1ダース買ってもいい?」
「あ、俺の話は聞いてくれないのね。...ああ、いいぞ、1,000ベリーだ。」
私は安いなぁと思いながら財布を取り出し定員に渡した。
「あんがとよ!また寄ってくれ!!」
「ああ、またいつか!」
この店は私の頭に記録しておこう。
―ルインさん?
「!!!」
「うわわ!!ちょっと、構えるのはやめてくださいよ!!」
...今、気配を感じなかった。
もし話しかけてきた相手がペルじゃ無かったらブッ飛ばしてただろう。
「あ、ああペルか。どうしたんだ?」
「あなたが土産屋によっている間にボンドラが発車しそうなんですよ!!!」
「そ、そうか、わかった。」
...コイツには本当、驚かされてばかりだな...。見聞色といい、覚醒といい...。
正直、こんなに才能を持っているとは思わなかったが。
「...?何ボーっとしてるんですか!!もう時間が無いんですから速く行きますよ!!」
コブラ王の下へ戻ったら、周りが騒がしくなっていた。
―何かあるのかなぁ。
「...来たか、ルイン君。」
「遅い。遅かったからには美味いもの買ってきたんだろうな。」
「...ふわぁ...眠い...。」
三人がそれぞれの反応を返してくれた。
「ああすまない。待ったか?」
「いや、ナイスタイミングだ!!」
そう言ってコブラはボンドラの予約チケットを見せびらかす。
「そうか、良かった...すまないな。勝手に飛び出して行って。」
「いやいや、問題は無いよ。他の王達ももうボンドラに乗り始めた頃だ。」
「成程、道理で騒がしいわけか。」
「そうだ、そろそろ私が予約した物も発車するからな、皆行くぞ。」
「ああ。」
_____________________________
まず目に映ったのは、巨大な城のような建物だ。
その周りには木という木で多い尽くされている。美しい。まるで天国のようだ。
「...さて、君達、ここでは絶対に荒事を起こすな。その時点で死罪だ。」
...やめてよ、ここが地獄に見えてきたじゃないか。
「僕達に限ってそんな事起こすわけ無いじゃないですか!!」
やめてペル君、フラグ建築しないで。
「そして、ここでの君達の立場は“護衛”だ。常に私の元に就いてもらうぞ。」
護衛か。この旅の内容が濃すぎて忘れかけてたけど、アラバスタに行った理由ってそれだったわ。
「さらに、絶対に守ってほしい事がある。もし天竜人が“奴隷”で遊んでいる所を見ても、絶対に手を出さないでくれ!!」
コブラ王が真剣に行ってくる辺りやっぱ天竜人ってクズなんだな。
そんで、私の周りにいる人達、絶対に手を出しそう。
「わかってるよ、常識だからな。」
「僕も良心が痛みますが......頑張ります。」
「............。」
怖いなーこの三人やらかしそうで、特に師匠。
「...よし、では行くぞ。四人とも。」
__________________________
そこまでは自力で歩かなければならないらしい。
「...ん?もしやコブラか!?」
長い道のりを歩いていると、突然向こう側から声がした。
「おお!!リクか!!息災であったか!!」
なんと、まさかのリク王でした。
「いやーおかげ様でドレスローザは平和だよ。かつて国中で騒ぎになった
「ああ、そうだよ。海軍からお取り寄せしたのさ。」
「へぇ~......ん、そこの譲さんよ。」
...譲さん、誰だろうか...
私は辺りを見渡すが、そんな女性はどこにもいない。
「お前の事だよ。」
「あ、そうか。...で、なんでしょうかリク王様。」
「...いや、な。つい最近君の顔とそっくりな人物を見た気がするんだが......」
リク王がそう言った途端、彼の護衛兵が何かに気づいたように騒ぎ出す。そして、その護衛兵の中で一番くらいの高そうな男がリク王に告げる
「リク王様、彼女は今回の議題の女海兵、世界を揺るがす力を持つと言われる『ルイン』ですよ...!!!」
「な、何ィ!!?それは本当なのか!!?」
「ああ、私が『ルイン』だ。」
嘘は言っちゃいけない。こういう時こそ本物であると言っておかなければ。
「......すまんコブラ、ちょっと吐き気が......」
「うおおおおお!!!大丈夫かリク!!リクーーーー!!!!!」
―リク王様ーーーー!!!
数秒後、彼の周りはキラキラしたもので埋め尽くされた。
ペルは結構強キャラの位置に存在します。それでもtop100には入りませんが。
次回は挿絵付きです。