『ルイン』   作:shoon K

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新キャラ(オリジナル)が出ます。
それとお気に入り数が100件突破しました!!
こんな駄文なのに...ありがとうございます!!


『八尾比丘尼』

ロキside

 

俺はいろんな国を見ている。砂漠の国や春島、東の海の辺境も。ここも()()で来たことがある。その時はただ仕事のことを考えていたから、ただ来たことがある程度の認識でしかない。

だからめいいっぱい見てやろう。俺達がこれから住む国はいかがなものか見てやろう。()()目線から見たらこの国はどんな風に映るのだろうか。

そう思った俺はニコラを引きつれ、人ごみの中に紛れていった―

 

 

 

 

__________________________________

 

 

まず俺達はルイン達と飯を食べた店を出た後、町の大通りをひたすら直進していた。

ほとんどの家が石レンガで建てられていて、ごく一部の建造物は木材が使用されている。

マリンフォードの家と比べると重量感がある。しかもどの家も単調な色だな。

建物だけを見れば無表情、何も感じない。

 

―さあさあ、取れたてのドレスエビだよぉ!!今ならお安くしとくよぉ!!!

―皆さーん!!こちらの服はいかがですかー!どんな男性でもかっこよく着こなせるタキシード!!

 

―ママー!!あれ買ってー!!

 

―うっし!!今日もいい汗かいた、なぁ!?兄弟?

―全くだ!

 

 

...そんな街中だからだろうか。国民の楽しそうな声がやけに耳に残る。無機質な背景に映る賑やかな国民達は、俺の目から見ると輝いて見えた。

 

「いい町だな、ロキ。」

「...ああ、いいな。マリンフォードみたいだ。」

「フッ......ふわあ......あの店寄るか?」

「そうだな、行こうか。」

 

ニコラが珍しく興味を示したからな。寄らない手はなさそうだ。

 

_____________________

 

 

中に入ると、薬品のような物が入ったボトルがそこらじゅうに置かれていた。

そのボトル一つ一つにラベルが巻かれていたので、近くにあった一つを手にとって見る。

 

「...『爆蓮』...?」

 

...聞いたことも無いな。政府公認ではなさそうだ。

 

俺がまじまじと『爆蓮』を見ていると突然、服の裾を引っ張られた

 

 

「お客さん...危ないですよ...()()...」

「うおおッ!!!」

 

俺は驚いて思わず『爆蓮』を放り投げてしまう。白髪ロングの女性が幽霊のように現れ、俺の裾を引っ張ったのだから。

 

「ああ......!!私の『爆蓮』が......!!!」

 

彼女は流れるようなスピードで『爆蓮』をキャッチ。傷は無いかとボトルを念入りに見た後、もとある位置に戻した

 

「...すまん、驚いてつい...」

「いいんです...私が裾を引っ張らなければこんな事にはならなかったんですから...。」

 

...優しい店主だな...普通なら起こっても仕方の無い事なんだが。

 

「......ここ、何の店?」

「あら、お連れ様がいらっしゃったのですね...!ここは薬屋【八尾比丘尼】といいます...ちなみに私は店主のエミリーです...。色んな薬を扱ってますから...」

 

どんどん彼女の声が小さくなっていく、ニコラは気にしていないようだが。

...言いたくないが、この人。

 

「コミュ症ですね?」

「あぅぅ!!!」

「容赦ないな、お前......」

 

...あ、口に出てしまってたか。

 

「...そ、そうですよ!!...本当に......」

 

どうやら彼女はコミュ症がコンプレックスなようだった。

こういう人種もいるんだな。俺が知る女っていったら生意気女(ルイン)くらいしか知らないしな...

 

「悪かった。お詫びに今日なんか一品買ってくよ。それとこれからも贔屓にさせてもらうよ。」

「本当ですか!?...なら許します!」

「...急に切り替わったな。」

「~♪」

「鼻歌まで歌いだしたぞ......」

 

さて...その薬品を買おうか...って言っても気になっているのは一つだけなんだが

 

「店主さん、『爆蓮』は一体どんな薬品なんですか?」

「はい!...『爆蓮』は私の作り出した爆薬です。空気に触れると化学反応を起こして大爆発を起こします。...正直言って、火力は『ダイナガン』と同等ぐらい...」

 

「!!『ダイナガン』だと!!!」

「...何それ。」

「...兵器だ。それ一つで島を一つ地図上から消せる。」

「へぇ...そんなおっかないのと同等、ねぇ...」

「ちなみに店主さん、量産出来るのか?」

 

「ええ...ですが、()はその気がありませんので、現存してるのはその一本だけですね。」

 

...これは俺達が管理するしかない。こんな店に置くのは危険すぎる。

 

「...店主さん、これ買った!!」

「はい!お値段は1()ベリーになります!」

 

...ん?聞き間違いか?

 

「...えーっと「一億ベリーです」...あ...はい。」

 

これも世界を守る為と、泣く泣く俺は一億ベリーを支払ったのだった。




『エミリー』
薬屋『八尾比丘尼』の店主
ロキが『爆蓮』を放り投げてしまった際、流れるようなスピードでキャッチした。



『爆蓮』
エミリーが作り出した爆薬。本人が言うには『ダイナガン』と同等の威力があるらしい。
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