センゴクside
私は今、大変虫の居所が悪い。
先制攻撃を与えた私たち海兵は優勢になったと思いきや、
その原因は当然ノコノコ帰ってきた
「ルイン貴様!!何故敵陣からノコノコと帰ってきた!!!見た所傷を負っている訳でもあるまい、どう説明する気だ!」
『ロジャー海賊団の見習い共と約束した。私個人は今回だけはもう手を出さないと。』
「海賊と約束だと!?そんな事をした海兵など今だかつて聴いた事が無いわ!!!」
ああ、また一つ腹痛の原因が出来てしまった。
戦力としては心強いが個性が強すぎる。
「ぶわっはっはっは!!面白い奴だなセンゴク!今度俺の隊に貸せ!」
「貴様は黙ってろガープ!」
本当に貸し出してやろうか。こいつら二人は気が合いそうだ。
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「ロジャー!!我々は貴様を今ここで捕らえ、海賊のいない平和な世界を作って見せる!!」
「そりゃァもう叶わねェ!!俺を捕らえたところでお前らが得るものは何も無い!」
私は目を見張った。
その言葉を言ったロジャーの目が、間違いないと訴えてくるような目だったからだ。
「我々が得るものは何も無いだと。なら我々は何のために戦っている!!今までの長き戦いは全て無意味だったとでも言うのか!」
「いや、
ここでガープが割り込む。
「最果てへ行き何を知ったかは知らんが、俺達は海賊と海兵。ロジャーよ、もう語ることは何もない筈だ。これ以上語りたいなら拳で語り合おう」
全く、これだから
「ああ、もう俺達も長ェ付き合いだ。そろそろ幕引きと行こうか。」
この戦いは後に「紅色の乱」と呼ばれることとなる。
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ルインside
マリンフォード市民街の路地裏にて現状を報告しよう。
あの後ロジャー海賊団は見事に逃走。急に嵐が起こったらしい。日本の考察グループの言う通りあの海賊団には風を操る能力者がいるかもしれない。
その後私はセンゴク中将に説教を食らった。「過ぎたことだからいいのでは。」と言うとさらに説教の勢いが増した。何故?
長い説教が終わった後センゴク中将に「ルイン、お前は昇格することになっている。」とも言われた。階級は未だに知らない。
「ルイン、お前昇格したからって良い気になるんじゃねェぞ。」
「お前ェいきなり一等兵からすっ飛ばしまくって
「センゴクさんに可愛がられてよォ!!」
私は今、同僚共に集られている。なんでも昇格の話が気に食わないらしい。
「なら実力を付けて上に認められればいいだけ。」
「「「それができねェからこうしてるんだろうがよ!!!」」」
「それが出来ないなら私の前に立つな。私はこの後正式な昇格式を控えている。こうして話を聞いてやっただけありがたいと思え。」
「「!!」」
ああ、日本でもこういうことあったなぁ...。その度に「私に文句があるのならそれを言える
「...くっそ、覚えてやがれ!!ずらがるぞ!お前ら!」
「「......。」」
その背中は暗かった。
「...それにしても准将か。私はてっきり曹長ぐらいだと思っていたが。」
何故彼らは知っていたのだろう。そんな疑問を持ちながら私は会場へ向かった。
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会場へ着いた途端、一等兵以下の海兵が私に向かって敬礼して来た。
まだ私も一等兵なんだが、もう彼らは私を上司扱いしているようだ。
「皆、まだ私を上司扱いするには早いと思うぞ。」
そこで一人の海兵が皆を代表するかのように言う。
「いえ、私達の同期でこんな立派な功績を遺した方に同期扱いする方が馴れ馴れしくて良くないのです。」
「ロジャーの時のことを言ってるのか?私は有名どころとは戦っていないんだが。」
「いえ、結果的には逃げられましたが、熱線でオーロ・ジャクソン号を燃やし、【
は?飛将軍??原作でそんな奴は出てこなかったが。
「すまんが、飛将軍とは「ルイン殿、そろそろ時間です。」...。」
式の係員が割り込んできた。どうやら時間のようだ。飛将軍と言う奴は気になるが...後でセンゴク中将にでも聞いておこう。
「わかった。すぐ行く。」
「あっ...あの...。」
「?」
「...いえ、失礼しました。」
海兵は去っていった。私に何か言いたそうだったが。
「...よろしいのですか。何か話していたようでしたが。」
「ああ、大丈夫。行こうか。」
彼とはまた会いそうな気がする。
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会場へ着いて5分くらいした後、元帥であるコング元帥が現れた。
「えー...これより、海軍昇格式を執り行う。」
コング元帥のその言葉に会場に集まる全ての海兵が階級関係なしに敬礼をする。
私以外にも昇格する人はいるようだ。
「今回、昇格する者は全員で4名いる。階級順に呼んでいくから呼ばれた者は前へ。」
5名もいるのか。階級順と言っていたから私は最後だな。
「まずは、
「はっ。」
センゴク中将...え!?センゴク中将!!?
聞いてないんだが!?おい、中将!?
「先のロジャーとの戦いで功績を挙げ、日頃の行いもよく、市民達からの支持率も高い。実力もあるし、書類仕事も完璧だ!!センゴク、今日を以てお前を【海軍本部大将】に任命する。皆の者!彼に盛大な拍手を!!」
ウォォォォォォォ!!!!
流石です!センゴク大将!!
パチパチパチパチパチパチ
周りから歓声が聞こえる。ガープ中将に至っては笑っている。
彼が大将になればこれまでよりも海軍が市民の支持率を得れる。そう考えたのだろうか。
え、何故私が素直に喜べないか、だって?説教だ説教。ロジャーの時の。
「皆の者、静まれ!」
その声一つで周りの歓声がピタリと止んだ。
「続いて、
「...はい。」
紫色の髪に、2m以上ある身長。特徴的なブルージュマッシュ・パーマだ。
...誰、私知らない。
「元サイファーポールイージス0の職員だったが、海軍へと転職し、懸賞金3億4000万ベリーの【悪政王アバロピサロ】を監獄送りにした張本人。ピタピタの実の溶接人間であり、大きな功績を残した君を、【海軍本部中将】に任命する!」
「...どうもっす。」
「皆の者、彼に盛大な拍手を!!」
パチパチパチパチパチパチパチ
あ、拍手だけなんだ。彼。
けど、悪魔の実の能力者か。サイファーポールに居たぐらいだから相当強いだろう。
「...さて、3人目に入ろう。」
3人目。もう誰が出てきても驚かないぞ。思えば原作当初はセンゴク
「ロキ中将と同じく【海軍本部中将】に昇格。
「ワンッ!!」
いやいや犬か!人だろお前。恥ずかしくないの?
「ぶわっはっはっは!!!」
そら見たことか。ガープに笑われている。
「ガープ!止めんか!!」
「すまんすまん」
あのガープ中将を黙らせれるとは。センゴクty...大将は元帥になってもガープ中将で苦労していたのに。流石コング元帥だ。
「ウオッホン!!...彼は
説明雑ッ!!短ッ!!もっと言ってあげたらどうなんだ!こんなのじゃ歓声なんて「ウォオオオオオオオオ!!!!」...え?
「流石!ダルメシアン中将!!!」
「あなたこそ
パチパチパチパチパチパチパチ
ええー...。なんかちょっと萎えるんだが。
じゃあ、彼より階級の低い私はもっと雑なんじゃあないか。
「静まれ!静まれ!!」
コング元帥が声を張っても歓声は止まない。
大人気だな。
...ちょっと覇気を使うか。
覇王色を使ったら一瞬で場の空気が凍りついた。
...ちょっと加減できないや
「!...えー、今覇気を使った者こそが、次の昇格者だ。
ざわざわざわざわ
おい、あのちっこいのが昇格者?
今の本当にあの子が使ったの?
周りが非常にざわざわしている。そんなに不思議か。
「彼女はセンゴクがマリンフォード近海をパトロール中に保護したことがきっかけで海軍に入隊した。入隊3ヶ月で一等兵に昇格すると言う海軍史上最速記録をたたき出し、今から飛び級して【海軍本部准将】になる者だ。」
............
辺りに沈黙が流れる。そら当然だ。九つも階級を飛ばすのだから。
「そして彼女は悪魔の実の中でも特に希少価値の高い
ええええええええええええええええええ!!!!!!
あの【飛将軍】にか!?
バカ言え!あいつの
だから誰なんだ【飛将軍】って。そんな奴知らんぞ私は。
「静まれ、お前達!そして彼女に盛大な拍手を!!」
.........。
再びの沈黙。まぁこうなるのは読めていた。
さて、私の海兵生活。どうなることやら。
ロキ
元サイファーポールの役人だが、現在では海軍本部中将である。
ピタピタの実の溶接人間。なんでもくっつけたりバラしたり出来る能力。
なお、六式は全てマスターしており、武装色と見聞色も扱える。
彼の詳しい詳細については作中に書いていく予定だ。
【飛将軍】牙王
作中のオリキャラ。海賊王のクルーの一人。
悪魔の実の能力者だが、能力は未だ不明。
まァいろんな能力者、オリキャラが出てくるって事だね