スター・ウォーズ 敗北者たち   作:公家麻呂

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03話 コルサントにて

ついに来てしまいましたよ、ジェダイ聖堂。

聖堂内の見学はハルプスブルク帝国の姫君と言うこともあり、赤いトグルータ族のジェダイの人が案内してくれることになったよ。

さすがに、ヨーダやオビワンには会えなかったけどね。

 

その人の説明によると聖堂はジェダイたちのための大規模な訓練施設、官僚施設、宿舎の様な共同住居となっていた。尖塔の部分にはその中でも重要な施設が入っているらしいが、そこは非公開だった。扉の外側からこっそり覗かせてもらった。要人の娘って立場おいしいかも・・・。

 

そういえば、ジェダイの階級もマスターとパダワンだけじゃなくて、その間にナイトがあったりする。それにパダワンよりも前の段階の候補生、イニシエイトなんて言うのもあるんだね。

ライトセーバーを振り回す身振りを交えて、ジェダイ及びライトセーバーに対するあこがれを熱く語っていると、案内をしていたトグルータの人が特別に気を使ってくれました。

 

「よかったら、練習用の物で良かったら触ってみますか?」

 

 

お試しってことで、練習用の木剣で基本の型なんかを教えてもらいました。普通の剣術と考えて護身用に役に立つと思います。でも、ライトセイバーが良かった・・・。ブォンブォンやりたかった・・・。トゥットゥトゥルルとか言いながらモールと戦うごっことかしたかった。

 

練習用の木剣はもらえた。記念になると思います。

 

ちなみに、ジェダイの人はライトセーバーを基本的に人に触らせないらしい。戦士の誇りとかそういう奴なんだろうか?触ってみたいと駄々をこねた私に対して、彼女なりの好意だったんだろうか。

シャク・ティさん、本当にどうもありがとうございました。

 

 

 

 

その後も使用人たちを連れて、絶滅動物ホログラム動物園や銀河博物館やスカイドーム植物園などを観光して回りコンサルタント観光を楽しみました。

また、私がコンサルタントで観光をしている間、母上様はビジネス地区で財界の要人たちと会合に明け暮れていたようでした。

 

「母上様、ただいま戻りました。」

「あら、ナネット。帰って来ていたのですね。今、ヒーゴおじ様がいらしているのですよ。ご挨拶なさい。」

 

私は母上様が示す方向に向き直り、そこにいる老人が客間の椅子に腰かけていた。彼の名はヒーゴ・ダマスク、背が高く細身言う他に何の特徴もないヒューマノイド型エイリアンのムーニンリストであった。

 

「こんばんは、ヒーゴおじ様。」

「やぁ、ナネットちゃん。お邪魔している。」

 

ヒーゴおじ様はダマスク・ホールディングス社の会長さんで、母上の内縁の夫。

さらには、彼の亡くなられたお父様は、あのインターギャラクティブ銀行グループの前会長のカー・ダマスク氏なのです。

 

「おじ様が、いらっしゃると言うことは母上様はソジャーンの月に行かれるのですか?」

「えぇそうよ。おじ様が3日後にソジャーンの会合を開くらしいから、母はそれに参加するわ。ナネット、あなたは先に帰って王族として国を大臣たちと取り仕切りなさい。」

 

「はい、わかりました。母上様。」

 

ソジャーンの会合。政治家、様々な通商組織やカルテルの幹部たち、さらには悪党さえもが集まる秘密の年次イベントである。

それを取り仕切るおじ様は、この銀河の裏社会の支配者と言っても過言ではないのです。現インターギャラクティブ銀行グループの会長サン・ヒルもおじ様には逆らえません。

とにかくすごい人なのです。

 

「明日には、コルサントを発ちます。あなた達、急だと思うかもしれませんが支度なさい。」

 

母上が使用人達に命じると、使用人達は「かしこまりました。」と応じて、そそくさと支度を始めていた。

私も明日に備えて今日は早めに寝ることにしました。母上様は・・・お楽しみでしょう。

 

 

 

 

 

 

翌日、私達は宇宙港から飛び立ちソジャーンの月の付近で船団を私と母上で二つに分けてから母上様とヒーゴおじ様を下ろして、ハルプスブルク帝国首都惑星ウニーンへの帰路につきました。

 

 

 

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