スター・ウォーズ 敗北者たち   作:公家麻呂

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06話 pieceなフラグ以外のフラグが立ちました。

前回の初顔合わせより多少の月日が経った。

あ、まだ結婚してないよ?非公式な婚約だけだよ。

 

皮張りの高級そうなソファーに身を横たえながら、テーブルに広げている書類に簡単に目を通しながら判を押し、もう片方の手でガラスの皿に盛りつけられた果物をつまんでいる私。

 

いやー、通商連合もしくは独立星系連合ルートに入ってしまいましたね。

もう、ちょっとね・・・投げ槍ですよね。

 

あーそういえば、ガンレイ総督からの貢ぎ物で貰ったメクノ=チェア。あれ、かなり使えるわ。ちなみにメクノ=チェアってのは裕福なニモイディアンが地位の証として使用する、移動能力を持った機械仕掛けの椅子。

 

「よっこらしょっと、チェア何か音楽流して。」

『ワカリマシタ。クラシックヲナガシマスネ。』

 

超高性能アレ〇サみたいな感じ、テレビとかも画像が浮かび上がって見れるからね。

通信機能もあるよ。主人公側との関係を何とか良好に維持したいのでナブーとかマンダロアとかの勢力と何度か通話しているよ。

 

それはひとまず置いておいて、ソファーからメクノ=チェアに乗り移る。

 

ただ、ニモイディアン達の使い方は運搬機の使い方だけど。私はちゃんと椅子として使っていますよ。乗り方がDBのフリーザ様ですけどね。連合ルートだから、爆発する敵艦なんかを見て「見てごらんなさい!綺麗な花火ですよ!」とか言ったりするのだろうか。

 

なんてことを考えながら過ごしていると・・・。

 

「姫様、女王陛下とダマスク氏がお呼びです。」

 

母上たちからお呼びが掛かった。

 

 

 

 

王城の一室、母上の執務室。

 

執務机の革張りチェアに座る母上とその横に控えるヒーゴおじ様、二人の視線は険しい。

解ってはいますよ?解っていますとも・・・。

 

「ナネット、我が国の方針は解っているはずよ。通商連合の方針を支持すること、これは決定事項よ。いつまでも未練がましく、ナブーやオルデランと連絡を取り合っているようね。愛娘といっても少しばかり目障りになってきたわ。」

 

母上の目が絶対零度のドライアイスの様だ。こ、殺される!?

体の震えが止まらない!?ひぃいいいい!?ガクブル。

 

そこに助け舟を出してくれたのはおじ様だ。

 

「この国の政治家としてどちらにも転べるようにすることは、本来なら間違いではない。マリアーヌ、こればっかりは私達が彼女に話していなかったのが原因だ。この子は出来た娘だ。本当の事を話せば、意に沿った行動をしてくれるはずだ。」

 

おじ様の言葉を受けた母上は、おじ様の顔をうかがってから話し始める。

 

「・・・ナネット。王立病院地下の医療研究施設に行くわよ、そこ方が説明しやすいわ。支度なさい。」

「は、はい・・・。」

 

母上の表情は底冷えする程であった。

 

 

私は慌てて部屋に戻り外行きの服に着替え、使用人達と共にランドスピーダーに乗り込み王立病院へ向かった。

 

王立病院の玄関で白いひげを蓄えた病院長の出迎えを受け、病院長より母上たちが先に地下研究施設に行ったことを知らされる。

病院の職員専用エリアに入り、エレベーターに乗り込む。

地下階に到着すると軍の兵士達が守りを固めている。その守りを固めている兵士たちとは母上の近衛兵達であった。

 

「姫殿下。ここより先は我々がご案内します、使用人の方々はここでお待ちください。」

 

私は使用人達を置いて病院長と近衛兵数名で扉の向こうへ進む。

私達の前に広がる光景は研究施設、血液の撹拌機や、チューブを血液が流れている。血液の入った試験管は冷凍保存されている。

白衣の研究員や医師たちが機器や器具を操作して何かしらの実験を行っているようだった。

 

 

この施設はいったい何の研究を?

 

「病院長、これは?」

「姫様、ミディ=クロリアンをご存知ですかな。」

「ジェダイ使うフォースにかかわりのある細胞だと聞いています。」

 

病院長は先に進みながら話し始める。

 

「我々は、さる偉大な御方の支援を受けてミディ=クロリアンを用いた人工のフォース・ユーザーを創造する研究を行っているのです。」

「ですが、フォース・ユーザーの人の手による創造は不可能だと聞いています。」

 

病院長は私の言葉に首を横に振り、話し始める。

 

「我々の偉大なる後援者であるお方は、フォース・ユーザーの創造に最も近いところにいらっしゃいます。あのお方はジェダイの治癒者や惑星ヴジャンのさらに先へ至っております。」

「そ、そんなことできるわけ・・・。」

 

馬鹿げているフォース・ユーザーの人工創造なんてできるわけが・・・。

 

「それができるのよ。」

 

母上の声が聞こえた。

私は後ろを振り返る。そこには母上と漆黒のローブを纏ったおじ様の姿が・・・。

 

あ、あぁ。

そ、そんな・・・。

こ、これはもう・・・、覚悟を決めないと・・・。

ハルプスブルク家はどっぷりとダークサイドに浸かっているよ。

あばばばばばばば!?きぃえええええ!?私達が黒幕側なら!!みんな死ぬしかないじゃない!?

そう言って銃を乱射できるほどの気概は私にはないんだなぁ・・・全く、これっぽっちも・・・。

 

母上は、氷の様な冷たさを感じさせる笑みを湛えて私に声をかける。

 

「さぁ、ナネット。改めておじ様にご挨拶なさい、いえ私の師に・・・。ダース・プレイガス様に・・・。」

 

あははー、pieceな最期を迎える可能性は減ったけど。碌な死に方をしないフラグが立っただけですやん。プラマイ0ですやん・・・、死にたいって言うか将来的に死にますね。あはは・・・はぁ・・・。

 

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