山奥の土地を買って自分ひとりで小屋を作る話   作:軽石

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第15話 開拓10日目 一旦帰宅

◇  ◇  ◇

 

 帰路の途中の量販店で食料品や消耗品を買って自宅アパートに帰ってきた。約1週間ぶりの帰宅である。

 

 家に着くとまず凄い勢いで洗濯機を回した。洗濯物は大阪を出発する明日の夕方頃までには乾いておいて欲しいので部屋干しにしてエアコンを点ける。

 

 普段から調理に使っているクッカーなどの調理器具も丁寧に洗う。クッカーやコッヘルは毎食後に洗剤も使って洗ってはいたが、やはり蛇口を捻るだけでお湯が無尽蔵に使える環境だと圧倒的に綺麗に洗える。

 

 その後、撮り溜めていたテレビ番組を消化しながら家事を消化しようと思っていたが、途中で一度ベッドで仮眠しようとしたら、そのまま朝までぐっすり熟睡しまった。

 

 学部生の時に登山していた頃から思っていたが、毎回山から帰ってくると都市生活の快適さを再認識する。特にベッドの快適さは恐ろしい。

 

◇  ◇  ◇

 

[ 開拓10日目 ]

 

 この日は朝から曇り空で午後から雨が降るとのことだった。

 

 朝のうちに土地に持って帰るものをダンボールに入れてすぐに持ち出せるように準備し、スーツを着て大学にいく。まず研究室に顔を出し指導教官に近況報告を行う。

 

 この教授はキャリア的に尊敬しているというのもあるし、なりより性格的に気の合う人だと思っている。教授の『学生の頃から髪は家で新聞紙を敷いて自分で切っている』というエピソードを聞いた時にはすごいシンパシーを覚えたものである。さすがに真似はしないが。

 

 ゼミの何人かと話したあと研究室に長居すると面倒な用事に巻き込まれかねないので、図書館に行くといって早々に退散した。大学wifiを使ってデータ量が大きいOSのアップデートやスマホアプリの更新、プライムビデオで暇つぶしに見る動画などをオフライン保存しておく。

 

 その後、後輩と打ち合わせしたり、お偉方への挨拶に同行して大学の用事を終えた。

 

◇  ◇  ◇

 

 用事を終えたあと近況報告ついでのティータイムに誘われたが断固として断り自宅に帰る。

 

 荷物をまとめ、ガスの元栓を締め、冷蔵庫から食料を回収し出発する。帰路の途中でクロネコヤマトの営業所に寄って営業所止めにしていた荷物を受け取る。

 

 またガソリンスタンドで今後の使用頻度が高くなるであろう電動工具の充電に備えて自家発電に使うガソリンを携行缶いっぱいに補給した。

 

 帰り道ではいつものホームセンターに寄って今後買う床材や壁材の材料を下見する。今後買うものは全て事前に計画済みではあるが木材は同じ大きさのものでも種類が多数あり、どれを買うべきかを費用と用途・耐久度を相談しつつ再検討しておく。

 

 土地に帰ってくる頃になるとかなり激しく雨が降っていた。

 

 テントに戻るかこのまま車中泊するか迷ったが、このなんの工夫もしていない状態の軽自動車はフラットにできる面積が少なく、車中泊すると体が痛くなることが確実に思えたので、雨が少し弱まったタイミングを見計らって最小限の荷物持ってテントに戻った。

 

◇  ◇  ◇

--経過--

進入路の工事      完了

資材の購入(基礎・床材)完了

資材置場(仮)の建設  完了

基礎工事        進行中

一時帰宅        完了

土台          NEXT

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