ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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この章はかなり長くなりそうです。そしてこの章ではディーンが空気かもしれないです…


実力

~深夜・『コーライル』本社・排気通路~

 

ディーンとラグナは一列になってほふく前進で排気通路を進んでいる。

 

ディーン 「…オイ……」

 

ラグナ  「んあ?どーしたよ?」

 

ディーン 「ベタ過ぎるだろ?これ?」

 

確かに隠密調査ではよくあるパターンである。

 

ラグナ  「…ディーンよぉ…いい言葉を教えてやる。

 

ディーン 「は?」

 

ラグナ  「ベタがBetter…なんつってな!ナハハハハ!!」

 

おやじだ…おやじがここにいる…。自分の前で笑いながらほふく前進しているラグナについていきながらそう思った。

 

ディーン 「つーか、いいのか?そんな声出して笑ってて?」

 

ラグナ  「ん?大丈夫だろ?コルンによると実験室までの道は入り組んでてたどり着くことができないだけで警備は案外手薄らしいから…」

 

ディーン 「……。…質問が二つある」

 

ラグナ  「なんだ?」

 

顔を直接合わせてはいないがディーンの声の調子で真剣な顔をしていることが読み取れた。

 

ディーン 「どうしてコルンをそこまで信じられるんだ?」

 

ラグナ  「ん~…アイツを信じたというか、アイツの訴えで俺の考えが確信に変わったって感じかな?」

 

ディーン 「どういうことだ?」

 

ラグナ  「とある事情で俺はここの代表、ケルビン・グラスという人物を知っていてな。このオッサン、なかなかの曲者でヤバい組織とつながりがあるってある一部のヒトたちの間じゃあ有名な噂になっててよぉ…そんで俺が個人的に調べたら…」

 

ディーン 「ちょっと待ってくれ!」

 

ラグナの話を遮るような鋭い声でディーンが話を止めた。

 

ディーン 「…アンタ何者なんだ…?」

 

ラグナ  「俺が何者って?…ご存じの通りただの女好きさぁ」

 

いつもの調子でペースを崩してくる。顔が見えなくてもどんな表情をしているかはすぐにわかった。

 

ディーン 「真面目に聞いてるんだ…」

 

ラグナ  「…へいへい…だが、今話すには色々と面倒だ。俺のことについては今度話してやるよ…。で、もう一つの質問は?今のは違うだろ?」

 

先送りにされて少々納得がいかない顔していたディーンだったが、二つ目の質問をした。

 

ディーン 「…なんでオレを同行させたんだ?」

 

ラグナ  「…フフフ……。お前…最近自分の顔、鏡で見たか?」

 

ディーン 「…?毎朝、顔を洗う時に見てるが?」

 

ラグナ  「ハッハッハ!やっぱ毎日見てると気付かないもんなのかねぇ?」

 

ディーン 「オイ!どういうことだ?」

 

ラグナ  「お前…顔が変わったんだよ…。初めてギルドで会った時は心ここにあらずな顔をしてたが、マナちゃん達と依頼をこなしてく度にいい顔つきになっていくからよぉ…俺もぉ協力したいワケよ……お前の心を取り戻すのに…」

 

いつものノリとは違いとても重く、しかし優しげな感じがした。

 

予想外の理由にディーンは何も言葉が出なかった。

 

ラグナ  「…まぁ、それもあるけど、ぶっちゃけエレーナちゃんの困った顔が見たかったってのもあるんだよな!」

 

固まったディーンの空気をほぐすためか本音かはわからないがいつもの軽いテイションでそう加えた。

 

どちらにせよディーンもいつもの調子に戻ることができた。

 

 

 

 

~数分後~

 

ラグナ  「おっ?…あそこ下から光が漏れてるぞ?…こんな時間に…コイツぁいよいよ怪しいな…」

 

そう言ってラグナが光の漏れているところまで行き、下の様子を見ようとした瞬間…

 

 

 

 

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

 

 

実験体にされているヒトが叫び声を上げた。

 

ディーン 「なんだ!?今の叫び声!ラグナ!下で何が起こってる!?」

 

ラグナ  「オイオイ…こりゃマジでビンゴだわ…」

 

ディーン 「…それって……どうする?映像を撮ってガーディアンズに報告するか!?」

 

ラグナ  「…そんなことをしてる余裕はねぇ…実験体にされてる人が助けられねぇ…」

 

ディーン 「助けられねぇって……まさかっ…!?」

 

ディーンは何か言いかけたがその前にラグナは自分の武器のナノトランスを解除して自分たちの真下を切り裂いた。

 

ディーン 「うぉ~~~!!…いだっ!」

 

ディーンは実験室に腹から落ちたが、ラグナは無事着地していた。

 

堂々と両手に剣を構えている。

 

研究員A 「なっ!なんだお前たち!?」

 

研究員B 「ガーディアンズの犬か!?」

 

ラグナ  「あぁ?ちげぇよ…でも、現行犯逮捕なら一般人でもできるよなぁ?…おめぇら全員しょっ引いてやんよ!!」

 

剣を前に突き出しての決め台詞。…横でこけているディーンは思わず見入ってしまった。

 

ケルビン 「…その二人を始末しろ!!」

 

研究員達 「ラジャ…!」

 

研究員達が銃を取り出して二人に向ける。全員で12人だ。ケルビンは実験室を出て行った。

 

ラグナ  「あっ、てめっ!逃げんなコラ!!」

 

ラグナが前に体を動かした時、一番近くにいた研究員が引き金を引いた。

 

フォトンの弾丸がラグナに向かって射出された。

 

ディーン 「危ない!!」

 

ラグナ  「あぁ?」

 

 

ビュン!!

 

 

 

弾丸はラグナではなく壁に命中した。

 

しかし、ラグナのいる場所はさっきまでのままだ。

 

ではなぜ弾丸が当たらなかったのか?

 

 

ラグナ  「アブネェ真似してくれんじゃんよ?」

 

ラグナの声は下の方から聞こえる。

 

そう、ラグナは頭が床に着くくらい体を反ってかわしていた。そしてそのキツそうな体制をキープしている。

 

ディーン 「!?(体やわらかっ!)」

 

ラグナ  「そいじゃあ……………行くぜ?」

 

反った体を一気に反り返してその勢いで一気に研究員との間合いを詰め、その勢いを二本の剣の動きにも生かして外側から挟むように前方にいた4人の研究員に横斬りを入れた。

 

予測不能の動きに研究員は誰一人反応できなかった。

 

研究員  「ぐへっっ!!!」

 

4人ともその場に倒れた。しかし、血は出ていない。

 

ラグナ  「スタンモードだ…安心しな…。ディーン!お前はケルビンを追え!」

 

ディーン 「あ、あぁ!」

 

研究員  「い、行かせるな!!」

 

ケルビンを追って扉に向かったディーンに銃を向ける。

 

 

 

が、その銃は両断された。

 

研究員  「なっ!?」

 

ラグナが銃を構えた研究員の真横まで間合いを詰めていた。

 

ラグナ  「お前たちの相手は俺だ?…俺相手にこの程度の間合いは意味ねぇぜ?」

 

そう言うと研究員を斬り捨てた。

 

ディーンは無事、扉を開け実験室を出た。

 

 

 

 

ラグナ  「さぁて…覚悟はできたか…?」

 




こいつがいたのを忘れてた。
キャラクター設定(Ⅷ)
ガラー村長
種族:ビースト(男)
年齢:75
身長:210cm
体重:102kg
髪色:茶色
髪型:オールバック
詳細:温泉村の村長さん。見た目はNARUTOの雷影をイメージしていただければOKです。とっても元気なおじいちゃんです。ただ、武器を使うことが嫌いで、体術のみに頼る戦闘なので、洞窟の生物には負けちゃいました。
こんなもんかな?

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