ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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『双頭の翼竜』は今回で最終話です!お楽しみください!あと、評価してくださった方ありがとうございました!!


円卓会議

SEED化したケルビンを倒したオレ達はその後遅れて到着したガーディアンズにその死体を預け、事情聴取のために一度ガーディアンズに連れて行かれた。どうやらガーディアンズの警察部隊員の殺害の容疑がオレ達にも掛けられているらしい。1、2時間ほど質問攻めにされたが、ロークの焦り一つ見せない対応で容疑は晴れ、ガーディアンズ・モトゥブ支部を後にした。

 

そして数日後、ケルビンの検死の結果がロークのところに来たという。

 

 

~ギルド~

 

 

ローク   「今日は皆様に先日私のところに届いたケルビンの検死をお知らせに参上しました…」

 

浮かない顔のロークがギルドのロビーにオレとラグナ集めた。マナはこういった話がはきかなくてもいいだろ?というラグナの提案で呼ばなかった。

 

 

ディーン  「…何かわかったのか?」

 

ローク   「えぇ……結論から述べると、確かにケルビン・グラスはSEED化していました…。…ただ…」

 

 

ラグナ   「ただ…?」

 

ローク   「…ただ、SEEDウィルスなど、今までに例があるものとは違った方法でSEED化したとのことです…」

 

ディーン  「…じゃあ、いったい?」

 

 

ローク   「…検死医は、彼の体のに小型のHIVEの残骸のようなものが見つかったことから、その小HIVEに体を乗っ取られたのではないか…?と言っていたのですが詳しいことはわからないそうです…」

 

ラグナ  「…そうか……。…すまないな…わざわざ報告のためにここまで出向いてもらって…。それと…」

 

 

何やら照れくさそうに眼をそらしながら口を動かし始めた。

 

 

 

ラグナ  「…俺はやっぱ会社に……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローク  「…いいよ…!兄さんはこのギルドでやっていけばいいさ…!」

 

 

ラグナ  「えっ!?」

 

ローク  「…あの時の…僕らのどっちが会社を継ぐか父さんともめていた時の兄さんの言葉を思い出してね…」

 

ラグナ  「…あの時の…?!」

 

ローク  「…あぁ……。…兄さんはあの言葉通り会社を元の状態に戻したからね…今度は僕が会社を発展させる番なんじゃないかな…って思ってね…」

 

ラグナ   「それはそうだが、会社はもう十分…」

 

ローク   「僕がこの程度で満足するとでも?…兄さんはどこででもいいからブイーブル社のことを見守っていてくれ…。…もちろん危なくなった時はすぐに来てもらうよ?」

 

 

 

ラグナ   「………あぁ……お兄さんに任せなさい!」

 

 

…『双頭の翼竜』…確かにこの兄弟にはピッタリな二つ名かもしれない……そうオレは思うとゆっくりと席を外した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

 

奇妙な色のライトに照らされた部屋の中央に円卓があり、5人の人物が均等な距離をとって座っていた。

 

それぞれのビジュアルは、顔を包帯で覆った男、口元がコートの襟で隠れている鋭い眼光をした男性ニューマン、仮面をしている女、バイザーを着けているヒューマンに近い姿をしたキャストの男性……そして最後の一人はケルビンと接触していたビーストの商人だ。

 

 

ビースト  「…ったく、めんどくせーな…こっちは商談があるんだよ!!話ならとっとと済ませてくれねぇか!?」

 

ニューマン 「静粛にしろ…!今回は貴様の勝手な行動について言及することも兼ねた会議だ…」

 

 

ビースト  「あぁ?俺様がどーしよーが勝手だろぅが!?潰すぞ根暗ヤロー!!」

 

 

ニューマン 「……愚か者には口で言っても無駄なようだ…いいだろう…灰になるがいい!!」

 

 

円卓に足を乗っけたビーストに対して、ニューマンは手の平を向けた。そしてその手からは青い炎が発生した。

 

 

仮面女   「……………」

 

 

キャスト  「オッ!?殺っちゃうのか!?ついに殺りあっちゃうのか!?」

 

 

無関心な仮面の女とハイテンションなキャストはこの二人を止める様子はなかった。

 

 

 

 

 

 

包帯男   「…ファング…シエン…止めろ……!」

 

 

リーダー格らしき包帯の男がそういった瞬間、ファングと呼ばれたビーストの男は円卓から足を降ろし、シエンと呼ばれたニューマンは手を引いて包帯の男に頭を下げた。

 

 

ファング  「…チッ!…しょうがねぇな…!!」

 

 

シエン   「…申し訳ございません!!」

 

 

包帯男   「…構わない…それより話を始めようじゃないか…」

 

 

キャスト  「…な~んだ……っで!今日の議題はな~にかなっ?」

 

 

シエン   「…先ほども言った通りまずはコイツの勝手な行動によって世間に『OS(オズ)』が出回ってしまったことだ…。…なんでも『OS』によってSEED化した者のなれの果てがガーディアンズで検死されたそうじゃないか…そうなんだろ?」

 

 

仮面女   「……えぇ……間違いないわ…」

 

ファング  「…!!オイオイ!ありゃ失敗作だろ!?」

 

 

 

 

 

包帯男   「…確かにアレは失敗作だったが……あまり表社会にでていいものではないのはお前もわかっているだろう?…お前には我らの資金を担当してもらっているが、ドラッグのように失敗作を売ることをこれ以上許すわけにはいかないな…」

 

 

 

ファング  「わぁ~た、わぁ~た!これ以上はウラネェ!!」

 

 

シエン   「…それだけで済むと思っているのか!?」

 

 

ファング  「うるせぇな…じゃあ、アレだ!!今度、そこの仮面女んとこのスパイを使って作戦があるらしいじゃねぇか!?…ソイツに俺様も同行するぜ?」

 

 

シエン   「貴様……何を寝ぼけたことを…!!!」

 

 

 

シエンがまた手を伸ばしかけたところに包帯男がいつの間にかに、後ろに移動していてシエンの手を抑えた。

 

 

包帯男   「…いいだろう…。……万が一の時は任せた…」

 

 

ファング  「…ゲヘへ…仰せのままに…」

 

 

 

 

サングラスの奥の瞳が不気味に光った。

 

 

 

 

 

 

 

~ギルド・管理者室~

 

 

管理者席に座っているフォレスと部屋の隅によっかかっているラグナがいつになく真剣な表情で話している。

 

 

ラグナ  「…やっぱり、アンタの言うとおりだった……予定より早いんじゃねぇか?」

 

 

フォレス 「…そうですね……こちらもまだ準備は万全とは言い難いですからね…。…本当にディーン君にも出てもらうしかないかもしれません…」







第三章『双頭の翼竜』終了です!ですが、この小説全体としてはここからが本番スタートです!

なんだか、お約束な感じの怪しい連中が登場してきましたが、今度も読んで行ってもらえると嬉しいです!



イメージボイス(Ⅱ)

ローク・ワイバーン…小野大輔


なんか小野Dなイメージですw
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