ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

21 / 65
今回はセリフ多めです。


ゆっくり読んでもらえるとうれしいです。


氷鬼

オレの目の前に今、鬼の面を被った氷の化け物がいる。そんでもってソイツの体からは冷気が漏れている。そのせいであたりの空気は一気に冷たくなった。

 

 

ディーン  「……オイオイ…。……その姿は一体どういうことだよ?」

 

 

マルコ   「まぁ…一種のSEEDフォーム化ですね。あなたも過去に何度か見たことあるでしょう?」

 

 

ディーン  「そんな姿のSEEDフォームは見たことが無いんだがな…」

 

 

マルコ   「ああ…!!…それはそうでしょう…。…私はただのSEEDフォームではありません。Original SEED…通称OS。そちらを体内に取り込みました…。…と言ってもわかりませんよね?」

 

 

ディーン  「・・・・・・・」

 

 

マルコ   「ふふふ…。…いいでしょう…。…人工SEED『OS』…。正式名称の通り、取り込んだ者、全てが独自に進化したSEEDフォームに変異することができます…」

 

 

ディーン  「ちょっと待て…!…ケルビンは普通にキャリガインになったが、アレはOSとやらじゃないのか?」

 

 

マルコ   「…あぁ!…彼が取り込んだのはOSですよ?…ただし、あのOSはヒトとはけっして適合しない、『闇属性のOS』なのですよ…。…闇のOSはその力が強すぎるあまり取り込んだ者の自我を喰いつくし、残るのはSEEDの意識だけで、その結果ただの『少し強い』SEEDフォームになるだけなのですよ…」

 

 

アレが『少し強い』だと…?

 

 

ディーン  「闇の…ってことは他にもあるんだよな?」

 

 

マルコ   「ええ…。OSはそれぞれの属性のフォトンも使われていて、実用されているのは「火」「雷」「土」…そして私の「氷」…。あと、失敗作の「闇」。ご覧の通り本来のSEEDフォームに属性の要素を取り入れた形態に変異することができます」

 

 

ディーン  「光はどうした…?」

 

 

マルコ   「闇の化身たるSEEDが光と交わると…?…さてさて少し長くなってしまいましたね……。…覚悟はいいですよね?」

 

 

マルコは両手のブレードを構え3歩前に出た。

 

 

いったい何が来る!?

 

 

マルコ   「ハァアアア!!!」

 

 

ブレードを空中で振るとオレの頭上にオレの方に先端が向いた状態の氷柱が5本現れた。静止した状態で現れたが、すぐにオレを目掛けて振ってきた。

 

 

ディーン  「!!!」

 

 

 

 

 

ガシャン…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルコ   「……おしいですね…」

 

 

オレは寸でのところで横に回避した。

 

 

ディーン  「……イカツイ見た目してるくせに、遠距離攻撃とは意外だな…。…テクニックの応用か?」

 

 

マルコ   「…ふふふ……これが私の能力ですから…。…これはどうですか?」

 

 

 

今度は両手のブレードを体の両脇に向かって振って「セーフ!」のポーズを取った。

 

するとオレのまわりにオレの方を向いた氷柱が3本現れた。

 

 

 

ディーン  「何っ!?」

 

 

 

ヒュー………パリンッ!!

 

 

氷柱はオレにぶつからず3本がぶつかり合って砕けた。オレは上に飛んで3本の氷柱をかわした。

 

 

マルコ   「…あまいですよ!」

 

 

刹那、オレの上に氷柱が一本現れた。

 

 

ディーン  「!!!クッ!!!」

 

 

何とか体をひねって避けようとしたが、空中では限界があり、左肩に突き刺さった。

 

 

ディーン  「ガハッ!!」

 

 

マルコ   「…まだ終わりませんよ!?」

 

 

すでに、オレの落下先に上を向いた氷柱が1本かまえていた。

 

 

ディーン  「…ぐっ…ウソだろ…!?」

 

 

マルコ   「串刺しです!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザスッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「………。……っぶねぇ…!!」

 

 

両剣ヴィヴィアンを地面に突き刺して氷柱に刺さるのは避けることができた。

 

 

ディーン  「…そいじゃあ、反撃行かせてもらうぜ?」

 

 

着地と同時に加速してマルコ(OS)との間合いを詰めた。

 

 

マルコ   「(…!!速い…!!)」

 

 

マルコがブレードを振りかざし、直接攻撃をしかけてきたが、オレはステップを踏んで方向転換をしてかわすと同時にマルコの後ろに回り込んだ。

 

 

ディーン  「オラッ!!」

 

 

 

 

キンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィヴィアンで後ろから突き刺そうとしたが、横から飛んできた氷柱がヴィヴィアンの柄の部分に当たって弾かれ、攻撃を外してしまった。衝撃でさっき氷柱が突き刺さった肩が痛んだ。

 

 

ディーン  「グッ…!!」

 

 

マルコ   「アナタは確かに速い…。…ですが、手負いでは…いや、手負いでなくとも目で追うことができないほどではない…ゆえに動きを予測して先に氷柱をセットすることができるのですよ…。…では死になさい!!」

 

 

オレの周囲に氷柱が4本現れた。

 

 

ディーン  「チッ!!」

 

 

すぐにヴィヴィアンを掴み直して氷柱を破壊しようとするが、間に合わず一つ破壊した瞬間に他の氷柱が動きだし飛んできた。

 

 

かわそうと無理に足を動かしたら、足を絡めてこけてしまった。こけたおかげで氷柱はかわすことができたが、次に対応できない!!

 

 

ディーン  「(!!まずいっ!!殺られる!!)」

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

しかし、氷柱は現れない。

 

 

 

ディーン  「(…???…どういうことだ?)」

 

 

マルコ   「かわされましたか…。…それなら…食らいなさい!」

 

 

マルコはブレードを振り下げる動作に入った。

 

 

オレはすぐに立ち上がり、現れた氷柱をかわした。

 

 

 

ディーン  「(……なんでだ…?なんですぐに氷柱を出してオレに止めを刺さなかったんだ?………よく考えろ…。…何かの策になるかもしれない!!)」

 

 

マルコ   「なんですか?作戦でも考えているんですか?…フフフ…無駄なことですのに…SEEDフォームと化した…私を…OSの力に生身で勝てるわけがないでしょう?」

 

 

ディーン  「(……考えろ…。コイツがSEEDフォーム化した時から今まで、どんな攻撃をしてきた・・・?…不審な点はあったか?…弱点はあったか?)」

 

 

マルコ   「シカトですか…。…さてさて…考えているところ悪いですが、いかせてもらいますよ?」

 

 

ブレードを一振りするとオレの後ろに氷柱が2本現れた。

 

 

ディーン  「…!!あぶねっ!」

 

しゃがんでかわした。

 

 

すると足元に一本現れて顔に目掛けて飛んできた。

 

 

ディーン  「!!」

 

 

首を動かしてかわしたが、ほほにカスってしまった。

 

 

マルコ   「まだですよっ!!」

 

 

両サイドに一本ずつ現れ飛んで来たが、これは一歩下がってよけた。

 

 

ディーン  「チッ…やっかいな連続攻撃だ…。…連続…?…まてよ…?」

 

 

 

オレはマルコの連続攻撃の回数について思いだし考えた。…そしてあることに気付いた。

 

 

ディーン  「…そうか…そうか!!…ハッハッハ!!そういうことか!!」

 

 

 

マルコ   「どうしました?頭でもおかしくなりましたか?」

 

 

ディーン  「いや……ただ、お前の弱点と…倒す方法が思いついただけだ…」

 

 

声を出して笑うのではなく、オレはニヤリと笑みを作った。

 

 

気温の変化のせいかレリクスにビューと風が吹いた。

 

 

 

 

ディーン  「……『蒼い風』……見せてやるよ……」

 




なんだが、表現が難しかったです。


よくわからないところがあれば言ってください。


言葉でどこまで説明できるかわかりませんが…


ではまた次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。