ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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内容一話に詰め込み過ぎた気がします…。

なんか変な部分あったら言ってください!


それでは始まり~w


写真

………うぅ………。…ん…!…あれ?私寝てた?いつから?

 

…アレ?ここは…どこ?

 

 

 

目を覚ますと薄暗い部屋に私はいた。

 

起き上がって部屋の様子を眺めるとそこがすぐ牢屋だと気付いた。

 

 

……そして、レリクスでのことを思い出した…。

 

 

マナ    「…私…捕まっちゃったんだ…」

 

 

牢屋の外には見張りがいる様子は無かったが、当たり前のように鍵がかかっていて外に出ることはできない。

 

どうしようか考えていると不意に後ろから声がした。

 

 

 

???   「…お嬢ちゃん…やっと起きたのかい?」

 

 

男の人の声だ。振り向くとボロボロの布をまとった乞食のような格好をしたビーストの男の人がいた。

 

 

マナ    「!!誰っ!?」

 

 

???   「何、警戒することは無いさ…お嬢ちゃんと同じ、ここに連れてこられた奴隷だよ…」

 

 

マナ    「えっ?奴隷…ですか…?…奴隷って法律で認められてないんじゃ…」

 

 

奴隷男   「ハッハッハ!面白いことを言うね…。やっぱり最近捕まってここに連れてこられたのか…。…まだまだ若いのに……」

 

 

その人の目は本当に死んだ魚のようだった。そしてその眼から一切の希望を感じなかった。

 

 

マナ    「そんな…!私いやです!…協力して脱出しましょうよ!!…あ、自己紹介してませんでしたね!私の名前はマ…」

 

 

私が自分の名前を言いかけたが、その人は声が遮った。

 

 

奴隷男   「あ~あ~自己紹介とかいいから…どうせ名前なんてすぐに意味を無くすさ…。…それに君とは明日までの付き合いだからね…協力して逃げるにも時間が無さすぎる…」

 

 

マナ    「…ど…どういうことですか…?」

 

 

奴隷男   「…明日の日の出と同時に、俺とお嬢ちゃんは別々のところに売られる…。俺はどっかの組織の実験室でお嬢ちゃんは金持ちに売られるそうだ。…昨日、お嬢ちゃんが寝ているとき牢屋の前で飯を持ってきたやつが嫌味のように教えてくれたよ…」

 

 

マナ    「…うそ…?」

 

 

奴隷男   「…あぁ、ホントさ…。俺も長いこと労働系の奴隷をしてきたが、実験室に売られるってことは……死んだかもな…ハハハ…。…お嬢ちゃんも変態金持ちの相手か…可哀そうに…」

 

 

マナ    「……んで…?」

 

 

奴隷男   「…ん?何か言ったかい?」

 

 

マナ    「なんで笑っていられるんですか!?…どうして…どうして死ぬかもしれないのに……諦めちゃうんですか!?何もしようとしないんですか!?」

 

 

…こんな大きな声を出したのは久々かもしれない…。気付いたら涙も出てた。

 

 

奴隷男    「……お嬢ちゃん…」

 

 

マナ     「……うっ…うっ…ぐすっ……ひっく……」

 

 

その人はどうしたらいいのかわからず一瞬戸惑っていたが、すぐに口を開いた…

 

 

奴隷男    「…俺も…何度も逃げようとしたんだ……でも失敗した……それで、このザマさ…」

 

 

布で隠れていた手を私に見せてくれた。…私は驚きのあまり声が出なかった…

 

 

 

その人の手に爪というモノがなかった。

 

 

 

マナ    「…!!!!!うっ…うっ…おぅ…」

 

 

 

奴隷男   「…ごめんよ…驚かせるつもりはなかったんだ……ただ、失敗するとどうなるかを知ってもらいたかったのさ…。…それに俺はまだついてる方さ…殺された奴がほとんどだ…」

 

 

マナ    「………ぐすっ…ふぅ…ふぅ……。…ごめんなさい…わ…私、アナタのこと、その……勘違いしてました……」

 

 

奴隷男   「……いや、いいんだ…実際今はお嬢ちゃんが思っている通り、生きることを諦めてたダメなやつさ……」

 

 

マナ    「…そんなことないです!!必死に逃げ出そうとしたんじゃないですか!…それにあんな傷をつけられたら…」

 

奴隷男   「……それでお嬢ちゃん…この手を見ても脱出を試みるかい?もしかしたらもっと酷いことになるかもしれない…」

 

 

マナ    「……命がけで助けてくれた人がいるんです…。…でも、ただ捕まって待っているだけだったら、またその人を危険な目に合わせちゃいます…。…だから…どんなリスクがあっても…私は……逃げ出してみせます…」

 

 

奴隷男   「……覚悟は…あるんだな?」

 

 

目を瞑り何か悟ったような表情をした。

 

 

マナ    「…?」

 

 

奴隷男   「お嬢ちゃんを見ていたら、なんだか生きる気力がわいて来たよ…。…一つ…昔考えた脱走の方法があるんだ……君のような女の子が必要になるであろう作戦だったから使うことはできなかったが……聞いてくれるか?」

 

 

あ……このヒト……目が…!

 

 

マナ    「は、はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

~ギルド・ミーティングルーム~

 

 

 

ディーン  「…ペンタクルを倒すため?……確かにヤバそうな組織だけど目的がピンポイント過ぎないか?」

 

 

フォレス  「……そうですね…。……これを見てください…」

 

 

 

 

 

懐から一枚の写真を取り出した。…少し昔の写真のようだ…

 

 

写っているメガネの男に見覚えがある。

 

 

ディーン  「…これって……」

 

 

かなり若いがこの目と髪色は変わっていない…。…間違いない…

 

フォレス  「…えぇ、そうです…私です…。これは私がある研究機関に属していた時代に取ったものです…」

 

 

研究機関!?…やっぱりコイツ何者だ!?

 

 

フォレス  「ディーンさん………マナから母親のことは聞きましたか?」

 

 

 

ディーン  「あぁ……マナを産んだ時に亡くなったって……」

 

 

フォレス  「そうですか………その中央の女性…『ミドリ・クローバー』…いや、『ミドリ・アーラニヤカ』こそ、私の妻…そう、マナの母親です」

 

 

……確かに似ている…。…ただ、この女性、マナに似ているとは思うがそれ以上に…

 

 

 

 

 

エレーナ  「…?ディーンさん?どうしました?そんなに写真を見つめて?」

 

 

ディーン  「あ…あぁ、何でもない…。…で、この写真がギルドの目的とどう関係あるんだ?」

 

 

 

 

 

フォレス  「……このメンバーで…OSを作り出してしまったのです…」

 

 

ディーン  「!?」

 

 

フォレス  「…少し昔話をします…。…20年前、私たち三人はその研究所で人工生命の開発をしていた研究者でした……。…そして、3年後…私たちは成功したのです…。人工生命を作り上げることに…」

 

 

人工生命!?明らかに科学の領域から一線を超えている…そんなことが許されていたのか?

 

 

フォレス  「…そこで完成したのが…そう…OSなのです…」

 

 

ディーン  「!?」

 

バカな!?SEEDが現れたのは4年前だぞ!?なんでOSが20年前に……

 

 

フォレス  「OSは当初、新生物という意味をこめて『ネオ』と呼んでいました…。いや、驚きましたよ…SEEDが現れた時には!構造がそっくりなんですもの!」

 

 

ディーン  「…SEEDとOSが似ているのは偶然ってことか?」

 

 

フォレス  「…はい、そういうコトですね…。…話の続きです…。…完成したOSはSEEDのように違う生物に寄生し、その生物を強化することができました…。…そしてそれはヒトにも適用すのかと、あの男…『クイント・エストレジャ』は自らを実験体として…暴走し、OSのサンプルを奪い、行方不明に…私たちはネオを世間に発表しなかった…。…そしてあるときOSを使う集団が現れた……そういうことです…」

 

 

ディーン  「………」

 

 

フォレス  「…ですから私が責任を持って自ら作り出したものを消し去らなければなりません…。…勝手なのはわかっています…。…ですが…どうか力を…」

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「…誰がOSを作ったとか、アンタの過去がどーだとかは、問題じゃない……」

 

 

フォレス  「…えっ?」

 

 

ディーン  「今は、マナを助けることだ!!そのためにオレはペンタクルをぶっ潰す……」

 

 

フォレス  「…ディーンさん…」

 

 

ディーン  「…いいから…マナの居場所を教えてくれ…」

 

 

フォレス  「そうですね…。…エレーナ、説明をお願いします…」

 

 

エレーナは中央の端末を操作して地図を出現させた。これは…モトゥブの砂漠地帯だろうか?赤く記されている部分がある。

 

 

エレーナ  「…マナのナノトランサーに仕込んでおいた発信機によると、現在この赤い部分の建物…しかも発信機のバグが強いことから地下深くにいることがわかっています…。敵戦力も不明のため、このままでは奪還がとても難しいので、取引の時を狙います…」

 

 

ディーン  「取引?」

 

 

エレーナ  「はい…。…先ほども説明があつた通りファングは商人です。そして、彼にとってマナは商品……『商いとは疑うことから始まる』という言葉通り、信用できない買い手をアジト内部には入れないでしょう…。…そこで取引の情報を集めたところ、今から7時間後……明日の日の出にこの建物の裏手で取引を行うという情報を買い手側の下で働いているローグスから買い取りました…。…その時、マナも建物の外に出ます…そこを狙います…。…このミッションのメンバーは、ラグナ、ギラード、ヤマト…」

 

 

間を開けてオレの方を見る。そして見ているのが肩や腹に巻いた包帯だと気付く。

 

 

エレーナ  「ケガは…大丈夫ですか?」

 

 

 

 

 

 

ディーン  「……問題ない……!」

 

 

 

 

その後、作戦の詳しい場所について説明があった後、一時解散となった…

 

 

 

オレはマイルームに戻り武器の調整をした……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「…待ってろよ……」

 

 

 

夜は更けていく…

 




キャラクター設定(13)
ヤマト
種族:キャスト(男性)
年齢:40くらい
身長:195cm
体重:200kg
髪色:黒
髪型:基本的に機械だが、後ろにちょん髷がついている。
ICV:大塚芳忠
詳細:ギラードのパートナーでサムライに憧れる時代劇大好きさん。「~ござる」などふざけた口調で話すが、剣の腕前はまさにサムライ!傭兵としての実力も高い。意外とギルドの古株。
名前の由来は戦艦大和から。
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