ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜 作:烏山
~取引場所・細路地~
デイブ 「…ん?…土煙はもう晴れたのか?」
砂に埋もれていたデイブが起き上がりあたりを見渡す。
デイブ 「こ、これは!?」
周囲の光景に腰を抜かした。お付の黒スーツの男たちが全滅しているのだ。
全滅といっても死んでいるわけではなく、スタンモードの武器で倒されて気絶しているようだ。
ディーンとファングが戦っている間にラグナ達がやったのだろう。
デイブ 「これはどういうことじゃ!?何があったのだ!?…ファング!!どこにおる!?状況を説明しろ!!」
ファングを探しながら叫んで歩き回っていると、さっきまで自分がいた取引場所まできた。そして、そこにいる銀色の巨大な獅子を見てまたもや腰を抜かした。
デイブ 「な!なんだこのバケモノは!?ファ、ファング!!どこだ!?早く来てくれ!!バ、バケモノがおる!!」
ファング 「デイブ卿~!バケモノバケモノ言わないでくれます~?自分で言う分にはいいんですけど、他人に言われると結構傷つくんですよ~?…いや、喰い殺したくなるんですよね~?」
デイブ 「お、お前、ファ…ファングなのか!?な、なんなんだ!?なんでそのような姿になっている!?」
ファング 「少しは自分で考えてくれません~?今結構イライラしてるんでこれ以上話しかけないで貰えます~?」
デイブ 「オイ!貴様!!私は客だぞ!!そのような扱いが許さ…」
ド――――――ン!!!!!!!
ファング 「…喋んなっつってんだろ?」
その巨大な前足をデイブのいる所に振り下ろした。
しかし、それはデイブの目の前に振り下りて、デイブにダメージはなかった…だが、デイブは脱力して震えている。
デイブ 「は……はひ……」
ファング 「…ったく………じゃあおっ始めよーぜ…」
足元にはすでにヤマトがいて、鞘に刺してある刀を抜こうとしている。
ヤマト 「再び御免!!」
ファング 「んなっ!?」
ガキ―――――ン!!!
その力強い斬撃は、ファングの右前脚の表皮を破壊した。
ヤマト 「…ふむ…姿形こそ変われど材質は変わっていないようでござるな…。皆、今でござる!!」
この合図と同時に3人とも武器のフォトンを解放した。
ディーンは片手剣のフォトンリアクターを最大にしてリーチを伸ばしながら右側から傷口を狙い、ラグナは先ほどと同じように手をクロスさせて傷口に左側から走って地近づき、ギラードは弓で正面から傷口に狙いを定めている。
ファング 「……チョロチョロうぜぇぞ?雑魚どもがぁー!!」
叫びと共にファングの体が白く光った。
ディーン 「な、なんだ!?」
ラグナ 「…!!わからないが、このままぶった切れ!!」
ザンッ!!!!!!
ディーン 「!!?」
間違えなく斬撃は傷口の部分を捉えた。弓矢もヒットした。
それなのに弾かれた。傷口が再生していた。さらに光沢がさっきと微妙に違っている。
ディーン 「……さ、再生能力……?」
ヤマト 「…ならばもう一度拙者がっ!!」
身体を捻らせ勢いをつけてヤマトはファングの後ろ脚に斬りかかった。
ガキンッ!!
ヤマト 「ば……ばかな……」
壊れたのはヤマトの刀の方だった。
ファング 「死ねや!似非侍!!」
ヤマト 「ガハッ!!!」
そのままヤマトは後ろ脚で蹴り飛ばされた。
ラグナ 「ヤマトッ!!!」
ファング 「おめぇらも死んどけ!!!」
前足を振り払おうとした。
ラグナ 「まずいっ!」
ラグナは防御の態勢をとったが、ディーンは振り払う前の動作を見て、違和感を感じた。
ディーン 「(…さっきアイツに寸止めをしたときよりも動きが遅い?…かわせるっ…いや、かわさないとマズイ!!)…ラグナ―ッ!!!奴の脚の間に飛び込め―!!!」
そう叫ぶと自分は後ろに緊急回避した。
ラグナ 「ど、どういうことだ!?…クソッ!!」
すぐさまラグナも前に飛んだ。
ズガガガガガ――――――!!!!!!!!!
ファングの前足は誰もいない砂上をひっかいた。しかし、威力が凄まじく、砂の床が大きくえぐられて前にはクレーターが出来ている。
ラグナ 「……マジかよ…」
そのまま前足と後ろ足の間から横に抜け出すことに成功した。
ファング 「…チッ……やっぱこれだと、小型相手の攻撃にはむかねぇな…。…オイ青髪…なんでこの攻撃がかわさないとヤバいって気付いたんだ?」
ディーン 「…お前の動きが遅くなった……それはつまり重さが増えたと考えるのが、妥当だ…。…重けりゃ威力も上がる…。…だから、避けた。ラグナも避けさせた…。……おかげでアンタの能力もわかったよ…」
ファング 「…ほう……?」
~廃墟内・倉庫~
実弾タイプのハンドガンを向けられた二人は動けずにいた。
部下 「ったく、手間かけさせがやって…。ただ、今すぐ売りに出してやるよ…
…。…そこの男!手を挙げろ!この娘撃つぞ?」
奴隷男は無言で手を挙げた。
しかし、男がこっちに目を向けてマナに対して無警戒なのを見逃さなかった。
奴隷男 「お嬢ちゃん!!その男をライフルで殴るんだ!!」
マナ 「えっ!?」
部下 「なっ!!」
部下の男は慌ててマナの方を向いたが、すでにライフルが振り下ろされるところだった。
マナ 「えいっ!!!」
ガンッ!!!
バンッ!!!
ライフルは男の頭にヒットし、男は倒れた、しかし、殴られた衝撃でトリガーを引いてしまい、銃弾が発砲された。
マナ 「…あ………うそ………」
マナ 「………そ………そんなぁ…」
マナはその場に崩れ落ちた。
奴隷男 「…お嬢……ちゃん…!」
マナ 「おじさん――――――!!!!!」
目の前には胸から血を流し、片膝をついている奴隷男がいた。
キャラクター設定(15)
奴隷男(本名不明)
種族:ビースト(男)
年齢:39歳
身長:192cm
体重:95kg
髪色:黒
髪型:無造作ロンゲ
ICV:平田広明
詳細:何年も前から奴隷としていろんなところで労働作業をしてきた不幸なヒト。
本来は出す予定がないキャラでした。というかマナが特に行動を起こさない予定でしたが、それじゃあつまらないなと思い、彼を作り出しました!大好きなキャラになりましたw
名前はそのうちでるかもしれないですのでお待ちください。