ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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アニョハセヨー!帰国しました!


まぁ本編と関係ないようでありそうな話です。ディーンの休日ですね。


ではどうぞ!


インターストーリー
ディーンの大事な日


ディーン達が退院して一週間ほど日にちが過ぎたある日の朝9時。

 

 

 

~ギルド・ロビー~

 

 

マナ    「ディ~ンさ~ん!ミッション行きませんかぁ~?」

 

 

ロビーで大声をだしてディーンを探すその様子からこの前の一件については吹っ切れたようだ。

 

 

ジャン   「あっ、マナさん!チャーッス!!ディーンさんなら居ないッスよ!?」

 

 

マナ    「ジャン君、おはよう♪…って、あれ?ディーンさん居ないの!?まだ9時なのに!?」

 

 

エレーナ  「…えぇ、ディーン様なら7時半頃に出られたわよ?なんでも今日は大事な日だとか言っていたけれど……」

 

 

マナ    「エレーナもおはよう♪…7時半っ!?あの寝坊助ディーンさんがっ!?」

 

 

エレーナ  「まぁ…その時間で間違いなかったと思うけれども……(この子からディーン様っていったい……)」

 

 

マナ    「…ふ~ん…せっかくリハビリプログラムも終わってミッションに行けると思ったのに~……。…アレ?ジャン君ってもう訓練期間終了したの?」

 

 

ジャン   「ウッス!昨日、最終訓練をクリアしました!俺も今日からギルドのメンバーッス!!」

 

 

生き生きとした表情でギルドのメンバーカードをマナに見せつける。

 

 

マナ    「おぉ!やったね!!…じゃあさぁ、私が初ミッションに同行してあげるよ!!実戦で分からないことがあったらなんでも聞いてくれたまえよ?ギルドの先輩としてなんでも答えるよ♪」

 

 

ジャン   「マジッスか!?マナさん!!よろしくお願いしゃーッス!!」

 

 

エヘン!と先輩ヅラをするマナと彼女を尊敬の眼差しで見つめるジャン。その二人をほほえましく見守りながらエレーナは彼らにふさわしいミッションを探し出してきた。

 

 

エレーナ  「『パルムの農園・脱走したコルトバ20頭の捕獲』って言うのがあるけど、受けてみる?」

 

 

二人は同時に頷いた。

 

 

 

 

~ガーディアンズコロニー・ショッピングモール~

 

 

一般のヒトも利用することができるため、かなり多くのヒトで賑わっている。そんな中、暗い青色の髪の男が花屋の前で何を買おうか悩んでいる。20分も同じところを行ったり来たりしているので、流石に店員も見かねて声を掛けた。

 

 

女性店員  「お客様~何をお探しでしょうか?」

 

 

急に声を掛けられたことに驚いたのか「ワッ」と軽く声を出して振り向くと照れ笑いをしながら答えた。

 

 

ディーン  「…あの…何かおススメな花ってないですか?」

 

 

女性店員  「そうですね……ん~…あっ!これなんて如何ですか?」

 

 

女性店員は店先にある薄い金色の花を指さした。

 

 

ディーン  「……いい香りだ…。…あまり見たことがないですがなんて花ですか…?」

 

 

女性店員  「テティの花と言って、1年ほど前から見られるようになった花なんですよ!」

 

 

ディーン  「…テティの花……じゃあこの花をください…」

 

 

女性店員  「はいっ!…彼女にプレゼントですか?」

 

 

ディーン  「…ハハッ……女性ではありますね…」

 

 

少し悲しそうに微笑んだ。

 

 

 

~ショッピングモール内・イタリアン(風)の店~

 

 

12時半。ディーンはカウンター席でスープパスタを食べていた。

 

 

ディーン  「(このスープ…なんだ?この味は?辛さの中にゴマの風味を感じる…おもしろいな…)」

 

 

何口か食べると、携帯端末を取り出し何かを打ち込んでいる。どうやら味覚で感じ取ったスープの作り方のようだ。

 

 

ディーン  「(…これなら少しアレンジすれば、オレでも作れそうだ…今夜ギルドで作ってみるか……)」

 

 

スープまで残さず食べ終えるとディーンは料金を席において店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ガーディアンズ・霊園~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???   「……やっぱり毎年、花置いて行ったのはアンタだったか……今年は会うことができたな?ディーン!」

 

 

墓の前にテティの花を捧げているディーンの元に茶色の短髪の男性が近づいて来た。

 

 

 

ディーン  「…イーサン…か…?」

 

 

 

イーサン  「あぁ!4年ぶりくらいか!?この前はルミアが世話になったそうだな!」

 

 

ディーン  「あぁ…立派になってたよ!…それにしても懐かしいな…」

 

 

イーサン  「と言うかお前、毎年来てたんならガーディアンズに顔出しゃいいのに!」

 

 

ディーン  「…わるい…。…なんか気まずくて…。…ただ…ここだけは毎年来ないと…って思って…。」

 

 

イーサン  「…そっか…。…そうだな…。もう4年も経ったんだな………ヴィヴィアンがこの世界を救ってから……」

 

 

ディーンは無言で頷いた。

 

 

 

イーサン  「…俺なんかよりもずっと『英雄』ってのが相応しいよ…。ディーン…お前もな…」

 

 

ディーン  「……いや…オレがヴィヴィアンを見殺しにしたようなもんだ…。…罪人ってほうが相応しいよ…」

 

 

この皮肉な発言に対してイーサンは大笑いした。

 

 

イーサン  「ハハハハハハ!!!お前、暗くなったな~!?…でもな…ヴィヴィアンはお前を含めたグラールのヒト全ての未来のためにヘルガを討ったんだ……だから過去を悔やむよりも今を生きた方が…ヴィヴィアンも喜ぶんじゃないか?」

 

 

ディーン  「…イーサン…」

 

 

 

――――ヴィヴィアン――――ここに眠る―――――

 

そう墓石に刻まれていた。そして今日の日付も刻まれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夕方・ギルドロビー~

 

 

 

 

マナ    「あ~疲れた~…コルトバが暴れるから捕まえるの大変だったよ~…」

 

 

ジャン   「…マジ、家畜と言っても原生生物は侮れないッスね…!」

 

 

かなりお疲れな様子の二人が帰ってきた。

 

 

ディーン  「おぅ…!帰って来たか!今、夕飯作ってるからそこに座って待ってろ~」

 

 

奥の方からディーンの声とグツグツと言う料理中ならではの音がする。

 

 

マナ    「あっ!ディーンさん帰って来たんですか!?…って、ディーンさん料理できるんですか!?」

 

 

 

ディーン  「できなきゃ4年間も一人で引きこもり生活なんてできねーよ!ホラっ!食え!オレ特性タンタン風スープパスタだ!(っと言っても昼に食ったやつに少しアレンジを加えた程度だが…)」

 

 

奥からパスタを二皿持ってきてマナとジャンの前に置いた。

 

 

 

 

マナ    「わっ!おいしそう!!いただきまーす!!」

 

 

ジャン   「なんだこれ!?ヤバいくらいうまいじゃないッスか!?ディーンさん、店開いたらどうッスか!?…ってアレ?いなくなってる!?」

 

 

マナ    「キッチンに戻ったのかな?…そういえば大事な日って言ってたけどなんだったんだろ?」

 

 

 

二人は残さずにパスタを食べ終えた。

 

 

 

 

~ギルド・テラス~

 

 

ディーン  「……今を生きるか……。少し前まではそれを考えることが辛かったけど………」

 

 

星空を見上げてくすりと笑みをこぼす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「…ヴィヴィアン…。オレ…お前が救ったお前がいない世界で……生きてみるよ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…また、来年も会いに行くよ…

 




次回から新章です!

テスト期間に入るので更新できるか微妙ですががんばります!
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