ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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みなさん!こんにちは! 毎度おなじみマナです!

 

 

演習に来たはいいけど、ディーンさんと別々のチームになっちゃった挙句、敵チームのヒトに見つかっちゃって,さぁピンチ!!!

 

 

そんなところを救ってくれたのがこのヒト!

 

 

???   「ケガはないかい?マドモァゼル?」

 

 

何を言っているかはよくわかりませんが、もの凄い早撃ちで東軍の二人を一瞬で倒しちゃいました!このヒトと一緒にいれば生き残れるかな?

 

 

マナ    「あ…あの……危ないところを助けていただき、あ、ありがとうございます!」

 

 

このヒトの早撃ちに負けないくらいのスピードで頭を下げながら感謝の念を伝えると、そのヒトはハットを取り、片膝をついて、映画や舞台に出てくる王子様のようなお辞儀を返してくれたのです!

 

 

???   「いえいえ!紳士として当たり前のことをしたまででございます! それよりも傭兵の方とは言えこのような戦場にこんな可憐な女性一人とは…何かとご不安でしょう…。 どうでしょう?私でよろしければエスコートいたしますが?」

 

 

えすこーと? やっぱり何をいっているかよくわからないけど、一緒に行ってくれるっていうことだよね?

 

 

マナ    「じゃ、じゃあ、お願いします!あ、私、マナって言います!」

 

 

バロン   「あぁ~っと申し訳ない!名を名乗っていませんでしたね!…私(わたくし)…『バロン・フォーマー』と申します…どうぞお見知りおきを…」

 

 

バロンさんかぁ~… …そういえば少し気になったけど、なんだがこのヒトさっきと雰囲気が違う感じがするんだよね?…ん~…気のせいかな?

 

 

バロン   「それではマナさん!私からあまり離れないよう……よいっしょ!」

 

 

 

マナ    「う…うわぁ!!」

 

 

バロンさんの違和感について考え事をしていたら急に体を持ち上げられた。

…こ、これってテレビドラマで見たことがある!た、確か『お姫様抱っこ』て言うのだ!

 

 

マナ    「バ、バロンさん!?ちょっ…降ろしてください!大丈夫です!!自分で歩けます!!」

 

 

モガイテみるけど、ガッチリと機械の手に固定されていて、降りることができない。 その上バロンさんは笑顔で話しかけてくる。

 

 

バロン   「いえ、紳士として女性にこのような道を歩かせるわけにはまいりません…。 あぁ、敵襲に警戒しているのならご安心ください! 私、半径50m以内の生体反応をキャッチするオプションが付いておりますので…」

 

 

マナ    「いや!そうゆーことじゃなくって!恥ずかしいです!この態勢めちゃくちゃ恥ずかしいです!」

 

 

バロン   「フフ……何、照れることはありません… 私は下心など持ち合わせておりませんよ?」

 

 

ダメだ!…このヒト、ヒトの話を聞く気がないっ!

 

 

マナ    「い~~~~~や~~~~~!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~演習場 別ブロック~

 

 

ディーン  「ナギサ―!!そっちの二人は任せた!!オレはコイツ等をやる!」

 

 

 

ナギサ   「了解だ!そちらは任せたぞ!」

 

 

ディーン&ナギサコンビは西軍の4人組と交戦していた。

しかし、そこいらの傭兵が敵うわけもなく…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

傭兵AB  「ぐはぁあ!!!!」

 

 

 

 

ディーンの神速の剣術について行けず、スタンモードのセイバーで急所を斬られた傭兵AとBはその場で気絶した。

 

 

ディーン  「…4年もニートやってたやつの動きも読めないとは………。 ナギサ~…そっちは済んだか~?」

 

 

振り返り、ナギサの戦況を確認しようとして、あらビックリ! ナギサは重なって気絶している二人の上に足を組んで座っていた。

 

 

ディーン  「って早!!」

 

 

ナギサ   「あぁ、貴方の方も片付いたのか? なんだか、この演習に参加している傭兵達の程度が知れたとうところだな…うん、全く相手にならないじゃないか!?」

 

 

穏やかな口調から急変してディーンに大声で文句を言う。

 

 

ディーン  「それをオレに言われても困るわ!!」

 

 

ナギサ   「ん?…それもそうだな…。 ともかく貴方は他の傭兵達とは一味も二味も違うようだ!安心した!」

 

 

ディーン  「そりゃどーも(…やっぱりワカラン!コイツ何が何だかわけがわからん!)」

 

 

ナギサ   「もしかしたら、あのヒトにも匹敵するのかもしれんな…」

 

ディーン  「あのヒト?」

 

 

ナギサ   「あぁ…私と一緒にこの演習場に来たんだが、西軍に行ってしまったのだ…。グラールを二度救った男だからな……油断できないな…」

 

 

ディーン  「……(グラールを二度救った…?)」

 

 

 

 

ナギサ   「何をぼーっとしているんだ?早く行こう!」

 

 

ディーン  「…あ…あぁ…」

 

 

 

二人がその場を離れようとした時、突然それは起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドォー―――ン!!!ドォ――――――――――ン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「!?」

 

 

 

突然、演習場で二回爆発が起こった。黒煙の出ている位置から考えるに、一か所は東軍の本部のようだ。もう一か所は演習場全体から見て点対称な位置、恐らく西軍の本部だ。

 

 

ナギサ   「なんだ!?今のは西軍の攻撃か!?」

 

 

ディーン  「…いや、それは無い…この演習はスタンモードの武器以外使用不可だ…全員装備の検査は受けたはずだ!…そもそも西軍の方でも爆発が起きている。」

 

 

ナギサ   「……では、いったい……」

 

 

ディーン  「とりあえず、本部に向かおう!」

 

 

 

 

 

~西軍 本部~

 

 

 

マナ    「……ひどい……」

 

 

本部に駆け付けたマナとバロン。その光景は無残なものだった。3階建ての建物は崩壊し、爆発によって死亡したと思われる傭兵の死体が一帯にあった。立ち上る黒煙によって黒く染められた空がさらに状況を悪く見せている。

 

 

バロンの腕から解放されたマナは崩壊した建物の方へ走って行った。

 

 

バロン   「マナさん!どこへ!?」

 

 

マナ    「まだ助かる人がいるかもしれないです!バロンさんは、外のヒトの手当てをしてください!私は建物の方を見てきます!」

 

 

バロン   「ちょ…危険です!……って行っちゃったよ…。…まぁ、いいや…そんでお前たちは何なんだ?殺気が強すぎて感知能力を使うまでもなかったぜ?」

 

 

口調を変えて物陰に向かって発すると、そこから二人の男が現れた。

 

 

一人は坊主頭で僧のような格好をしたニューマンで、もう一人はバンダナをしたヒューマンだ。

 

 

 

僧     「……やはり気付いていらっしゃいましたか……」

 

 

バンダナ  「女ぁ~~…さっきの女はどこいった~?建物の方かぁ~?」

 

 

バンダナの男はヒトとは思えない跳躍力でバロンの頭上を飛び越えマナの走って行った方に向かった。

 

 

バロン   「テメェ!!」

 

 

銃をバンダナの男に向かって構えるが、すぐに振り返ってツインハンドガンをクロスさせて防御の態勢を取る。

 

 

僧     「ハァ~~~~!!!」

 

 

 

巨大な斧を振りかざしながら猛スピードで接近してくる僧の男に気付いたのだ。

 

 

 

 

ガンッ!!!

 

 

 

僧     「ほぅ…頑丈な銃ですね?私の一撃を受け止めるとは……」

 

 

 

バロン   「テメェ…何者だ?…この爆発を起こしたのもテメェらか?」

 

 

斧を引き、後ろにステップをしてバロンから距離を取る。バロンもそれに反応してすぐに銃を向ける。

 

 

しかし、銃を向けられているのに僧の男は喜びに満ちた顔をしている。喜びというかむしろ狂気と言えるものだろうか?

 

 

僧     「えぇ、この爆発は私たちの主が仕組んだものです…。そして我々に与えられた使命はこの演習場にいるすべての傭兵を……殺すこと…」

 

 

 

バンッ!!

 

 

言い終えた瞬間銃声がした。フォトンの弾丸は僧の男の顔をかすめた。

 

 

バロン   「……あぁ…理解できたよ…お前等はテロリストってことね…。…そんで俺を殺そうとする…。……了解了解…」

 

 

帽子のズレを直し、もう一度、銃を構える。

 

 

バロン   「オーケェイ!!敵ならぶっ放させてもらうぜ?俺は女性には紳士だが、野郎には容赦ないぜ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

~東軍 本部~

 

 

ディーン  「クソッ…なんだってんだ!?」

 

 

 

倒れているヒトの生死を確認しているディーンとナギサ…。何人も確認したが全員が死亡している。しかも中には爆死ではなく、ヒトに殺害されたようなものもあった。

 

 

 

ピンポンパンポ~ン♪

 

 

突然放送塔から音楽が流れた。

 

 

 

ワスプ   『ハ~~~イ!!こんにちは~!死にぞこないの傭兵のみなさん~!元気ですか~~!!?』

 

 

 

 

ディーン  「なんだこの声は!?」

 

 

ワスプ   『この演習場の管制塔は我々が占拠しました~~!!先ほどの爆発は僕が仕組んだものでありま~~す!』

 

 

 

ナギサ   「なんだとっ!?」

 

 

ナギサが放送塔に向けて剣を構える。

 

 

ワスプ   『そこで生き残っている諸君に朗報です!現在、僕の部下が4名ほど生き残っている傭兵を殺し回っています~!制限時間内にそいつらを倒して管制塔にいる僕を倒せたら君たちの勝ち~~!もし制限時間をオーバーもしくは、ここから逃げ出したものがいた場合~………』

 

 

 

 

ボォン!!!!

 

 

 

遠くの方から爆発音が聞こえた。

演習所の外の市街地で小規模だが爆発が起こったのだ。

 

 

 

ディーン  「!?」

 

 

ワスプ   『こんな感じで市街地にセットした爆弾が爆発します~!!制限時間はあと2時間!!頑張ってくださ~い!!お相手はDJ・ワスプでした~』

 

 

 

ブツンッ

 

 

 

ディーン  「……どこのどいつだが知らねぇが………ふざけたことしてくれんな…」

 

 

ナギサ   「あぁ、一刻も早く管制塔に向かおう!」

 

 

ディーン  「奴の言うことを丸丸信じるワケじゃないが…… 現状そうするしかねぇからな…行くぞ!!」

 

 

 

中央の管制塔に向かって走り出そうとする二人の前に、二つの影が立ちふさがる。

 

 

1人は赤髪のやや美形のデューマン。もう一人は青髪のイカツイ顔つきの中年で種族はビーストのようだ。

 

 

赤髪    「あっれぇ~?ダンナぁ~?東軍は全滅させたんじゃなかったんだっけぇ~?」

 

 

青髪    「ふむ……生き残りがいたようだな…」

 

 

 

 

 

チャラチャラとした雰囲気の赤髪の男の発言を流すように青髪の男は無表情で返した。

武器を構えてはいないものの、その二人組からは凄まじい殺気が感じ取れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「コイツらが部下ってやつか…」

 

 

 

ディーンとナギサはそれぞれ武器を構えた。




キャラクター設定

バロン・フォーマー
種族:キャスト
年齢:製造されてからから20年
身長:176cm
体重:84kg
ICV:小野坂昌也
詳細:リトルウィング所属の傭兵で主力の一人。銃の名手でハンドガンによる早撃ちが得意。その他にも様々な銃火器を使いこなす。
性格は女性の前では紳士(執事)キャラだが、男に対してはそっけなく、口調も変わる。ラグナをさらにひどくした感じ。また、女なら誰にでも紳士的に接するため、彼の本性を知る女性には悪印象を与えることが多々。
PSPo2のマイキャラがモデルです。レンジャータイプで使ってますw
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