ファンタシースターポータブル外伝〜After the tragedy〜   作:烏山

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今回は登場味方キャラ強さがどんなものか記しておきます。


ギラード=バロン>ラグナ=ヤマト>ナギサ>ディーン>マナ=ジャン


ディーン弱!!ってなりますが、マナとの差はかなりありますし、あくまでブランクがある状態です。また、単純な戦闘能力なので、ディーンの頭脳を駆使する戦い方ではヤマト等辺と同等に戦うこともできるかもしれません。覚醒マナ、シルル、現役のディーンがどこに入るかはご想像にお任せします。

それではどうぞ!


アベンジャー

クーヤ   「…流石に海底…しかも廃墟となると連絡がつかないか…」

 

端末をギュッと握りしめ、下を向いて座り込んでいるクーヤの隣にエレーナがそっと座った。

 

エレーナ  「…彼らが…心配ですか…?」

 

クーヤ   「…エレーナさん…。 …僕が彼らに伝えた作戦はあくまで海底カジノまでの侵入まで… 侵入してからについては、カジノ経営時の地図のデータを送り、どこからマナちゃんの反応がするかを知らせ、最短ルートでできるだけ早くたどり着くために足止めを避けるように言っただけです…  こんなの作戦でもなんでもない…」

 

端末を握りしめたまま両手を強くテーブルに叩きつけた。未知の能力を持つ敵と対峙するというのに、自分が前線に立てないことがよほど悔しいのだろう。

すると、叩きつけた両手の上にエレーナは優しく自分の手を被せた。

 

エレーナ  「大丈夫です…あの人たちはマナを連れて…無事に帰ってきますよ… 私たちは彼らを信じ、暖かく帰還を迎えればいいのです…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマト   「……ふむ…どうしたものでござろう?」

 

大量のマシナリーの残骸の中、腕を組んで胡坐をかいているヤマトの姿があった。マシナリーの残骸の中には大型戦闘用マシナリー『アダーナ・テガーナ』のパーツと思われるものが複数混ざっていた。

さらに、ヤマトは服が少し破れていたり汚れているだけで、身体に目立つ外傷はなかった。

 

しかし、彼は困った表情でマシナリーの残骸の山… 正確にはマシナリーの残骸の山で埋まってしまった通路を見つめていた。

 

ヤマト   「拙者としたことが…不覚!!来る敵をひたすら斬り捨てていたら、いつの間にか一か所に集めてしまい、通路を塞ぐとは…  う~む、下手に破壊して爆発でも起こして誘発して大爆発でも起これば、壁が破壊されて海水が入ってきてしまう…… 仕方ない…地道にどかすとするでござるか…」

 

立ち上がり、ゆっくりと残骸の山に向かうと、壊れたパーツを拾って、それを後ろへポイと投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルコ   「……ふふふ……では、行きますよ!?」

 

地面を強く蹴り、両手で逆手に持ったナイフを振りかざしながらギラードに迫る。しかし彼女は表情一つ変えずにウォンドを握ったまま身構えることもなく立ち尽くしていた。

 

マルコ   「(・・・これが本当に朱い魔女か? 先ほどは油断しましたが……フフフ…楽勝です…!!)」

 

ギラードを間合いに入れると思い切りダガーを振り切った。…いや、正確には振り切ってはいない。ギラードのウォンドによって受け止められたのである。

 

マルコ   「んな!?」

 

彼女の超反応以上に、本来物理的な戦闘向きではないウォンドに切れ味抜群の長身のダガーが受け止められたことに驚いていた。普通なら、ウォンドごと彼女を真っ二つにすることが出来る。

なぜ、止められたのか?そのワケを知るためウォンドとダガーの接触部分に目を当てた。

そこでさらに驚かされることになった。

なんとウォンドとダガーが氷によって結合されていたのである。

 

マルコ   「(バカな!?衝突の寸前に急速に凍結させたとでも言うのか!?…だが、私にはもう一刀……!!?)」

 

振り切ろうとしたもう一方の手は動くことがなかった。

ダガーから手を離すと動かすことが出来た。

氷で地面とダガーが結合しているため氷の柱が出来ていた。

 

マルコ   「(まずい!!…丸腰にっ!)……たぁあ!!」

 

接近の時と同じように地面を強く蹴り今度は距離を取った。

ギラードは相変わらず、一歩も動かず表情一つ変えていない。

 

マルコ   「(……あの女…いつの間に凍らされた!?…まぁ、いいです…解放すれば―――」

 

身体を黒いオーラで覆うと、全身に結晶の鎧をまとい結晶でできた二刀の刃を持つSEEDフォームの姿になった。

 

マルコ   「さぁあ!!恐怖しなさい!!これが私のOSの力!! 例え貴女が奇妙なテクニックを使用したとしても、私の能力の前では意味をなさない!!」

 

両腕のブレードを大きく振る。するとギラードの周囲に無数の氷柱が出現した。

 

マルコ   「くぁははははははは!!!蒼い風に敗れた私は鍛錬に鍛錬を積み、一度に104本もの氷柱を出現させることができる!!さぁー逃げ場はありません!!死になさ…――――――――!?」

 

突然、声を発することが出来なくなった。それどころか体も動かない。

 

マルコ   「(また!?いつの間に凍らされた!?)………」

 

ウォンドをくるくるを回しながらギラードはゆっくりと口を開き、喋りはじめた。

 

ギラード  「……ごめんなさい… まずは五月蠅い口を止めさせてもらったわ……… 何をされたか分かってないみたいだから、教えてあげるわ…」

 

そういうと、ウォンドを強く握りしめた。

バリンと言う音と共に氷ごとマルコの両腕が砕けた。

 

マルコ   「――――――!???」

 

ギラード  「……なんとなく、感覚で今わからなかったかしら…? 内側から崩れて行った感じがしなかった? 私は特別なテクニックなんて使ってない… 私が使ったのは『サ・バーダ』……冷気を発生させるテクニックね… このテクニックを極めた私はほぼ不可視の状態で空気に混ぜることが出来る… そして、貴方はそれを体内に取り込んだ… それだけよ?」

 

両腕が崩れ落ちた瞬間、連動するようにギラードを囲っていた氷柱が崩壊を始めた。

 

ギラード  「…そして、内側から凍らせることで外側まで凍らせれば、そのころには貴方の芯も凍りついている………そして、少しテクニックを解除すれば…さっきのように…」

 

マルコ   「(!!!!!????やめろ!!やめてくれ!!!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バリン!!ボロボロボロボロ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギラード  「…テクニックと同化した貴方はテクニックごと消滅する…… ごめんなさい…私も仲間を奪われてかなり頭に来ているの……」

 

粉々に粉砕されたマルコの残骸を踏み潰して、ギラードは透明な海のトンネルを進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディーン  「くそ…!?コイツ等動きが読めない!?」

 

シルル   「ていうか、動きが気持ち悪いんだけど!!」

 

二人は防戦一方と言った様子だ。

 

そして、ハートの仮面の女性キャストとクローバーの仮面の人物は常識では考えられない、異様な動きで二人を翻弄していた。

そして、その後ろでジョーカーは奇妙に指を動かしていた。

 

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