キン肉マン~ティーパックマン達が7人の悪魔超人達に立ち向かうようです~ 作:やきたまご
ティーパックマンが惨殺された姿に正義超人が動揺を隠せなかった。それは正義超人のファイトにも影響が出て、たちまち不利となる。
『悪魔超人優勢! ティーパックマンに続いて第二、第三の犠牲者が出てしまうのか――――――っ!!』
「どうやらこの空気を変えてやらないといけないようだな」
ジェシーメイビアだけは他の正義超人とは態度が違った。
「うおおおお!!」
ドドドドドド
『バッファローマン! ジェシーメイビアにウォーズマンを一撃で倒したハリケーンミキサーを仕掛けにいった――――――っ!!』
ジェシーメイビアが突進するバッファローマンに対し、激突寸前の時に両手でロングホーンをつかむ。
「俺様のハリケーンミキサーを止められるとでも思ったか!」
「思ってないさ。だからその力を使わせて貰う」
ジェシーメイビアはバッファローマンのハリケーンミキサーに逆らわぬように、柳のごとく立ち向かう。ジェシーメイビアは両手でロングホーンをつかみながら、バッファローマンの頭上で逆立ちをし、ハリケーンミキサーの力によってバッファローマンごと回転させた。
ぎゅるるるる
「ぐおおお!!」
『これは上手い! ジェシーメイビア! バッファローマンのパワーを見事に利用した――――――っ!!』
ジェシーメイビアは回転しながらも空中でパイルドライバーの体勢に決めていく。
『ハリケーンミキサークラッシュ!!』
ジェシーメイビアは回転を加えたパイルドライバーでバッファローマンをリングに激突させた。
ずどぉぉん
「ぐはぁ!」
この日初めて、バッファローマンの顔から余裕の笑みが消えた。
「効いたぜお前の返し技、どうやら久々に1000万パワーを出せる相手と出会えたぜ!!」
ジェシーメイビアの善戦を見て、他の正義超人に士気が戻った。
「俺達もメイビアに負けてらんねえぜ!!」
各正義超人が、徐々に優勢になっていった。
スカイマンVSブラックホールのリングでは、スカイマンが優勢に闘っている。
『スカイマン! リングロープに登り、高くジャンプした――――――っ!』
スカイマンがブラックホールの頭上に頭から落ちる。
「人間ロケット!!」
ガァァン
ブラックホールが頭部へのダメージでふらついた。
「これで終わりと思うな!」
スカイマンが追撃で、空中で蹴りを決める。
ドガァ
『スカイマン! マットに着地前に延髄蹴りを放った!』
ブラックホールがマットに倒れるが、立ち上がろうと、膝をたてる。
「そのまま寝ていな!」
『スカイマン! 立ち上がろうとするブラックホールに左のミドルキック!!』
「ブラックホールキャッチ!!」
すぽぉん
「な!?」
『あ――――――っ! ブラックホールの顔面の穴にスカイマンの左脚が入ってしまった!!」
ブラックホールはその状態で、ジャイアントスイングぎみに顔を振り、スカイマンを回転させる。その状態で、スカイマンの足を自身の穴から解放し、スカイマンは頭からリングの鉄柱に向かって投げ飛ばされる。
「そうはいかないぜ!」
スカイマンは鉄柱に激突寸前、鉄柱をつかみながら回転し、投げ飛ばされた時の勢いを生かし、ブーメランのごとくブラックホールにドロップキックを放つ。
ドガァ
「カカッ!」
ブラックホールがマットに倒れる。
『スカイマン! 終始見事な空中ファイトのオンパレード! 正義超人でスカイマン程の空中ファイトをできる超人はまずいないでしょう!!』
「カカカ、思ったよりもやるじゃねえか!」
ブラックホールが立ち上がってきた。
「
ブラックホールの足下の影がいくつかに分かれて分散し、影から人方が現れた。
『これは凄い!! ブラックホールが分身した――――――っ!! その数はなんと8人です!?』
スカイマンはこの状況が飲み込めず驚く。
「こ、こんなのインチキだ!」
「そいつはどうかな?」
8人のブラックホールが一斉にスカイマンに襲いかかった。
バキ ドガァ グボォ バゴォ
『スカイマン! 8人のブラックホールにサンドバッグ状態!! もはやグロッキー状態です!!』
「ぐはぁ! まさか全部本物だとは!?」
「先程の空中ファイトのお礼をたっぷりしてやろう!」
8人のブラックホールがリングロープ上段に登り、スカイマンにドロップキックを放つ。
「8メンブラックホールキック!!」
ドゴォォ
「ぐはぁ!!」
スカイマンが血反吐を吐きダウンした。
『ブラックホールの猛攻についにスカイマンダウンだ――――――っ!!』
「おっと、おねんねは困るぜ!」
8人のブラックホールがスカイマンを胴上げするように、空中に高く投げ放った。
『ブラックホール! スカイマンを空中高く上げた! そして八人のブラックホールが後を追うように飛び上がる!!』
ブラックホールは空中で八人から一人へと戻り、空中でスカイマンに技をかける。
「フォーディメンションキル!!」
ドゴォォン
スカイマンはマットに勢いよく叩き付けられた。ブラックホールが技を解くと、スカイマン大の字で倒れた。スカイマンにもはや意識はなく、屍と化していた。
カン カン カン カン
『スカイマン! 善戦しましたが悪魔超人ブラックホールとの実力差を見せつけられました!! これで正義超人軍2連敗! 誰かこの負の連鎖を止めてくれ――――――っ!!』
「カーカカカ!!」
ブラックホールは勝ち誇り、リングで高々に笑った。
魔雲天VSカナディアンマンのリングでは互いに力比べを続けている。
「ぐえへへ、お前も無様に殺されない内に許しを請う方が賢いってもんだぜ!」
「けっ! てめえに許しを請うなんざまっぴらゴメンだ!」
「それじゃあ死んで貰うしかないようだな!」
魔雲天がさらに力をこめ、カナディアンマンを押し倒していく。
「いっとくが、俺はあいつらみてえに無様に死ぬ気はないつもりだぜ!! ヒーローらしく格好良く勝つつもりだ!!」
カナディアンマンが魔雲天に頭突きをかます。
ドガァ
「ぐぇふぇ!」
魔雲天がひるみ、カナディアンマンがそのすきに魔雲天をマットに投げ飛ばした。
ズシィィン
『カナディアンマン! 魔雲天の巨体を投げ飛ばした――――――っ!! 正義超人随一のパワーは伊達ではありません!!』
「まだまだ――――――っ!!」
『カナディアンマン! 倒れている魔雲天にボディプレスだ!』
ズシィン
『決まった――――――っ!! カナディアンマンの巨体から繰り出されたボディプレス! これは効いたでしょう!!』
「なんだ? 蚊にも刺された程にしか感じんなぁ?」
ぐいっ
魔雲天は覆い被さっているカナディアンマンを軽々と持ち上げる。
「なっ!?」
「邪魔だ! でくの坊が!!」
ひょい
カナディアンマンはマットに放り出された。
魔雲天はすぐにコーナーポストへと登った。
「いいか、本当のボディプレスっていうのはこういうのを言うんだ!」
魔雲天がカナディアンマンに向かって飛んだ。
「魔雲天ドロップ――――――ッ!!」
「うわぁ――――――っ!!」
ぐわしゃあ
『あ―――――っ!! 魔雲天の1トン近い体重にカナディアンマンが潰された――――――っ!! これはカナディアンマン、見るも無惨な姿になっているでしょう!!』
モニター越しに、スペシャルマンが気が気でない気持ちでカナディアンマンを心配する。
「カ、カナディアンマン……」
魔雲天がげすな笑い声をあげる。
「ぐえふぇふぇ、さて、うどの大木の押し花を拝むとする、!?」
魔雲天が異変に気付いた。
「勝手に俺を殺してんじゃねえよ……」
魔雲天の身体が少しずつ持ち上がっていく。
『あ――――――っ!! カナディアンマン!! まだ生きていた――――――っ!!』
「ここで無様に死んじまったらなぁ……亡くなった奴らへの弔いができねえじゃねえか――――――っ!!」
ぐいーん
カナディアンマンは魔雲天を持ち上げ、カナディアンバックブリーカーを決めていた。
カナディアンマンは体中から出血し、額のメイプルリーフも折れ、鬼気迫った表情をしていた。
勝て