キン肉マン~ティーパックマン達が7人の悪魔超人達に立ち向かうようです~   作:やきたまご

3 / 8
どちらが先に折れるか!!


毒蛇(キングコブラ)ショー開幕!!の巻

 カナディアンマンが満身創痍の状態ながらもカナディアンバックブリーカーで魔雲天にダメージを与えていく。

 

グキ グキ グキ

 

 魔雲天の1トンの体重が自身の背骨を痛めつける要因となっていた。しかし魔雲天は冷や汗を流しながらも、余裕の表情を出す。

 

「いいのか~? この技は俺にだけでなくお前にもダメージがあるんだぜ~」

 

ブシャ メキ ゴッキン

 

「ぐうう!!」

 

 カナディアンマンは身体から異音と血を出しながらも、カナディアンバックブリーカーを解こうとしない。

 

「カナディアンマン! このままじゃ君の身体が持たない! 今すぐ技を解くんだ!」

 

 スペシャルマンがモニター越しからカナディアンマンに声を届ける。

「るせぇ! お前の頼みでもこれだけは譲れねえ! 俺は忘れない! 俺の自慢の技がロビンに簡単に外され、あっさり負けちまった事をな! 今度こそ決めてやる! 例え俺の背骨が折れてもこいつの背骨を折ってやらぁ!」

 

 カナディアンマンはかつて超人オリンピックでロビンマスクに惨敗したことを思い出していた。

 

『カナディアンマン! 凄まじい気迫です! 魔雲天もカナディアンマンも互いに苦しんでいる!!』

 

 魔雲天の顔からもはや余裕は見られない、カナディアンマンもすぐにでも倒れてしまいそうな状態だが、技を継続し続ける。

 

「ぐおああああ!!」

 

バキィィ

 

『あ――――――っ! これは背骨が折れた音だ――――――っ!』

 

「ぐほぁっ!」

 

「げほぁっ!」

 

 カナディアンマン、魔雲天の両者が血反吐を吐き、マットへと倒れた。

 

カン カン カン カン

 

『勝負がついた――――――っ!! カナディアンマン! 悪魔超人魔雲天相手に意地の引き分けに持ち込んだ―――――っ!!』

 

「けっ……みっともねえ闘いをしちまったぜ……」

 

 カナディアンマンはそれだけ言って意識を失った。

 

 

 

 キング・コブラVSミスター・カーメンのリングでは、ミスター・カーメンが頭だけ出している状態である。

 

「さっさと姿を見せな悪魔超人目!」

 

「その必要はない!」

 

『ミスター・カーメン! 鋭い歯を光らせながら、口を開けてキング・コブラに迫る!!』

 

がぶり

 

「ぐわああ!!」

 

『これは痛々しい! ミスター・カーメンがキング・コブラの右肩に噛みついた――――――っ!!』

 

 キング・コブラは肩を噛まれて苦痛の表情を浮かべる。

 

「さあ泣いて謝ればこの牙地獄から解放してやろうぞ!」

 

「ひひひ、それはどうかな?」

 

 キング・コブラの頭上のコブラが目を光らせる。

 

「秘技! 蛇睨み!」

 

ピキーン

 

「ぐっ! 動けないだと!?」

 

 ミスター・カーメンが自身の身体に異変を感じた。

 

「ひひひ、カエルは蛇と遭遇し睨まれた時、その恐怖に動けなくなるのだ!!」

 

パカ

 

『キング・コブラ! いとも簡単にミスター・カーメンの口を外した――――――っ!!』

 

「そうれ! 蛇毒発射!!」

 

シャー シャー

 

 キング・コブラの頭上の蛇の口から紫色の液体が発射された。その液体はミスター・カーメンの目へと飛んだ。

 

ぴちゃ ぴちゃ

 

「ギャ――――――ッ!!」

 

 ミスター・カーメンは苦しみ、消していた身体が徐々に姿を現した。

「やっと姿を現したか!」

 

「ぐぅ、目が見えぬぅ!」

 

「食らえ! ろうがため殺法!」

 

ぴちゃ ぴちゃ ぴちゃ

 

 キング・コブラが自身の汗をミスター・カーメンにかけた。

 

カチ カチ カチ

 

「なんだ! こやつの体液が固まっていくだと!?」

 

『出ました! キング・コブラ得意のろうがため殺法!! かつてキン肉マンもこの技であと一歩まで追い詰められました!!』

 

「そうれそうれそうれ!!」

 

「や、やめろ――――――っ!!」

 

 やがて、ミスター・カーメンの胸から足下までろうそくによって固められて動けなくなった。

 

「ひひひ、そろそろとどめといこうか!」

 

 キング・コブラの頭上の蛇が牙を光らせる。

 

「これで貴様は毒殺だ――――――っ!!」

 

『キング・コブラ勝利目前! 正義超人初勝利となるか――――――っ!!』

 

ボキィン

 

 キング・コブラの蛇の牙がミスター・カーメンの頭に噛みついたと思われた瞬間、コブラの牙が折れた。

 

「お、おれのコブラの牙が!?」

 

『これは一体どうしたことだ――――――っ!!』

 

 ミスター・カーメンの顔を見ると、顔が石化していた。

 

「古代エジプト秘術! 顔強の術!! これで俺の頭を石化させたのだ!!」

 

「く、くそう!!」

 

「さて、このろうそくから脱出するとするか! 古代エジプト秘術! 怨念炎!!」

 

 ミスター・カーメンの周りに二つの炎が浮かんだ。

 

「マキマキ~、こいつは先に亡くなったステカセ・キングと魔雲天の魂を炎と化した物だ~!!」

 

とろ とろ

 

『あ――――――っと! ミスター・カーメンを包むろうそくが炎によってどんどん溶けていく――――――っ!!』

 

「馬鹿な! そんな脱出方法があるとは!?」

 

 キング・コブラは自身の頼りの技を破られ、戦意喪失していた。

 

「そういえば貴様の身体はろうそくだったな、この怨念の炎を近づけたらどうなるかな?」

 

 炎がキング・コブラにまとった。

 

「ぐわぁ――――――っ!!」

 

『キング・コブラ! 怨念の炎により、どんどん身体が溶けていく――――――っ!!』

 

 徐々にキング・コブラが原型をとどめなくなり、やがて、マットには溶けた大量のろうそくが残った。

 

カン カン カン カン

 

『キング・コブラ! ミスター・カーメンをあと一歩まで追い詰めましたが、逆転されてしまった――――――っ!! まだまだ悪夢は終わらないのか――――――っ!!』

 

 

 

 モニターごしに試合の結末を見たジェシー・メイビアが動揺を隠せない。

 

「キング・コブラまで……」

 

「よそ見している場合か!!」

 

ドガァ

 

 バッファローマンがジェシー・メイビアの顔面に強烈な右フックを食らわせた。

 

『ジェシー・メイビア! 仲間の死に動揺したか! 先程の勢いがなくなってしまった――――――っ!!』

 

 

 

 ベンキマンVSアトランティスのリングにも変化が見られた。

 

「くらえ、ウォーターマグナム!!」

 

ドバァ

 

『アトランティス! 口から強烈な水鉄砲をベンキマンに発射した――――――っ!!』

 

「ベンキーヤウォッシュ!!」

 

ジャアア

 

 ベンキマンのボディから大量の水が噴出された。

 

『両者共に水技で対抗だ! 共に技の勢いは互角のようです!!』

 

「これじゃあらちがあかねぇ、ならば、アトランティスミスト――――――ッ!!」

 

 アトランティスの身体から白い霧が出てきた。

 

『あ――――――っと! アトランティス! 大量の霧を出し、姿を消した――――――っ!!』

 

 ベンキマンがアトランティスの姿を見失い慌てる。

 

「落ち着くんだ、やつは水中ファイトを得意とする超人、ならば私をリング場外の池にひきずりこむつもりだ!」

 

 ベンキマンはリングロープを背にする。

 ベンキマンは足下に意識を集中させると、なにやら物体の気配を感じた。

 

「ケケ―――ッ!!」

 

 いつの間にか水中に潜っていたアトランティスは、ベンキマンの脚をつかもうとしたが、ベンキマンはそれを瞬時に察し、ジャンプしてかわす。

 

「読んでやがったか!」

 

「今度は私が引きずり込む番だ!」

 

 ベンキマンはアトランティスの腕をつかんで水中から引きずり出し、自身の便器へとひきずりこんだ。

 

「やめろ! 悪魔といえど、不潔なところに流されたくはねえぜ!」

 

「問答無用! 恐怖の便器流し――――――っ!!」

 

フンジャー

 

「ケキャ―――ッ!!」

 

 アトランティスは断末魔の悲鳴を上げて、ベンキマンによって流された。

 

ぽん ぽん ぽん

 

『決まった――――――っ!! 一洗必殺!! ベンキマン恐怖の便器流しが悪魔を葬り去った――――――っ!!』

 

「ケーケケケ!! そうはいかねえぜ!!」

 

「なに!?」

 

ゴゴゴゴゴ

 

 ベンキマンの便器の底からなにやらこみあがってくる音が聞こえた。

ざばぁ

 

 ベンキマンの便器からアトランティスの腕が飛び出た。

 

『あ――――――っと! 流されたと思ったアトランティスが便器の底から這い上がってきた――――――っ!!』

 

「ケーケケ! これくらいの水流を泳ぐなんざ朝飯前よ!」

 

ざばぁん

 

 アトランティスはベンキマンから脱出した。

 




最大奥義破れる!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。