キン肉マン~ティーパックマン達が7人の悪魔超人達に立ち向かうようです~   作:やきたまご

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カーメンの二連勝は決まった!!


☆と◎の衝突!!の巻

『ミスター・カーメン! なにやら巨大なストローを取り出しましたがどうするつもりか――――――っ!!』

 

「マキマキ~、こうするのさ!!」

 

グサッ

 

 ミスター・カーメンはぐるぐる巻き状態にされたデビル・マジシャンに巨大ストローを刺し、ストローを吸い始めた。

 

チュー チュー

 

 その光景を見てキン肉真弓が解説を始める。

 

「超人から水分を吸い取り、ミイラにしてしまう超人がいると効いた事がある! それがあのミスター・カーメンだとは!」

 

「危ない危ない、危うく足をすくわれるところだったぜ~」

 

『ミスター・カーメン! デビル・マジシャンから水分を吸い続ける! これは中のデビル・マジシャンが酷い状態になっていることでしょう!』

 

「マキャ!?」

 

 ミスター・カーメンが唐突に苦しみ始める。

 

「グハァ!?」

 

 ミスター・カーメンは突然血反吐を吐き、けいれんを起こした。

 

「ハッハッハ!!」

 

 どこからか笑い声が聞こえた。なんと、布巻きにされているはずのデビル・マジシャンがいた。

 

「マジシャンたるもの、脱出芸は必須科目。お前もまだまだ甘いな」

 

「がほぁ! じゃあこの布巻きにされているのは?」

 

 ミスター・カーメンが布巻き状態の物の中身を確認した。

 

「ゲェ―――ッ!! こいつは!?」

 

 中にはキングコブラがまとっていた。毒蛇が入っていたのだ。

 

「そう、お前が吸い出したのは毒蛇の毒なのだ!!」

 

「ゴバハァ!!」

 

 ミスター・カーメンが大量の血反吐を吐いた。誰が見ても、息絶えていると分かる状態であった。

 

カン カン カン カン

 

『なんという結末でしょう!! デビル・マジシャン! 悪魔超人ミスター・カーメンを悪魔顔負けのダーティファイトで倒した――――――っ!! 危ない場面もありましたが、終始圧倒した試合でした!!』

 

「死人にも利用価値がある。それを分かっていなかったのがお前の敗因だ」

 

 デビル・マジシャンは一枚のカードをミスター・カーメンの亡骸に投げた。

 

ザク

 

 ミスター・カーメンの額に死に神が描かれたジョーカーのカードが刺さった。

 

 

 

 ところかわり、ペンタゴンVSブラックホールが対するリングである。ペンタゴンが空中へと飛び、ブラックホールに向かって蹴りを放つ。

 

『ペンタゴン! 高い打点からのドロップキックだ!』

 

すぽっ

 

 ブラックホールの腹部に巨大な穴が開き、ペンタゴンのドロップキックがすり抜けた。

 

「くっ! そうきたか!」

 

「お前の攻撃パターンは読めているのさ」

 

「ならばこれはどうだ!」

 

がしっ

 

 ペンタゴンはブラックホールの背後に回り、胴を両腕でつかんだ。

 

びゅーん

 

 そのまま自身の翼を活かして空高く飛び上がり、宙返りしてブラックホールの頭を叩き付けにいく。

 

「スカイドロップ――――――ッ!!」

 

『ペンタゴン! 翼を活かした高いバックドロップを繰り出した――――――っ!! これはまともにくらってはただではすまないぞ――――――っ!!』

 

「甘いぜ盟友よ」

 

しゅるるる

 

 ブラックホールの身体が細くなっていく、蛇へと変身した。

 

『あ――――――っと! ブラックホール! 今度は蛇に変身した――――――っ!! まさに変幻自在のファイトです!!』

 

「くっ! 抜けられたか!」

 

「抜けるだけと思うか?」

 

 蛇となったブラックホールはペンタゴンの身体に絡みついた。

 

ギュウ ギュウ ギュウ

 

「ぐう~っ!」

 

 蛇となったブラックホールは元の姿へと戻り、ペンタゴンにコブラツイストをかける体勢となった。そのまま両者頭部より、マットに落下する。

 

「スネーク・ドロップ――――――ッ!!」

 

ドガァン

 

『ブラックホール! なんとコブラツイストをかけながらのバックドロップだ――――――っ! ペンタゴンたまらずダウン!!』

 

「うぐぐ……」

 

 ペンタゴンは何とか立ちあがってきた。

 

「お前が倒れようと最期まで全力で潰しに行くぜ!!」

 

 ブラックホールの足下の影が8つの影に分かれた。

 

「セパレートシャドウ!」

 

『あ――――――っと! ブラックホール! スカイマンを死に追いやったセパレートシャドウだ!』

 

 この状況で、ペンタゴンは特に様子を乱さなかった。

 

「相変わらず凄い技だね、流石はブラックホールだ」

 

「いつまでも余裕ぶっているんじゃない! 8メンブラックホールキック!!」

 

『あ――――――っと! 8人のブラックホールが同時にペンタゴンに襲いかかった――――――っ!!』

 

「君との闘いのために、これまでとっておいたとってきの技を出すよ」

 

 ペンタゴンが顔面の星印を回転させた。

 

「クロノスチェンジ!」

 

『な、なんだこれは――――――!っ?』

 

 実況、そして観客が驚いた。ドロップキックを受けるペンタゴンがブラックホールとなり、ドロップキックを浴びせる8人のブラックホールが8人のペンタゴンとなっていたのだ。

 

ドガガガガ

 

「カカァ!!」

 

 8人ペンタゴンのドロップキックによりブラックホールがダウンした。8人のペンタゴンはすぐに一人のペンタゴンに戻った。

 

『これはとんでもない技だ――――――っ!! ペンタゴンがこれほどの技をウォーズマンとの闘いで使わなかった理由が謎に思えます!!』

 

「超人オリンピックではこの技を封印して闘ってきた。君との闘いで最初に使おうと思っていたんだ」

 

 ブラックホールはたちあがってきた。

 

「カカカカ……盟友よ、やってくれるじゃねえか!」

 

『ブラックホール! 負けじと立ち上がってきた――――――っ!!』

 

「ペンタゴン、いつかはお前と衝突する時が来ると思っていた。俺は悪魔超人のNo.1を目指し、お前は正義超人のNo.1を目指している。この闘いは必然たるもの! お前とは盟友の関係だが、この闘いは殺す気でいかせてもらう!!」

 

「僕だって、君のためにもてる限りの全力を出すよ!」

 

「嬉しいぜ! 俺もお前のためにここまでとっておいた技を見せてやるぜ!」

 

シャキィン

 

『ブラックホール! なにやら鋭利な刃物に似たマントを身につける!!』

 

「セパレートシャドウ!!」

 

 空中でブラックホールが8人に増えた。

 

『ブラックホール! 先程ペンタゴンに破られた技を繰り出した――――――っ!!」』

 

「赤き死ののマント!!」

 

 ペンタゴンはブラックホールの動きを不信に思った。

 

「彼がこんな単調な技を出すはずがない、何かあるはずだ」

 

「行くぜ、ポイント・トランジッション!!」

 

ぱっ

 

「なに!?」

 

スパパパパ

 

 ペンタゴンを8人のブラックホールが鋭利な刃物と化したマントで切りつけた。

 

「ぐわぁ――――――っ!!」

 

『これはどういう現象だ――――――っ!! ブラックホール達がワープしたかのように、突然ペンタゴンの前に現れ、8人分の攻撃をまともにくらわせた――――――っ!!』

 

 ペンタゴンが血まみれになり倒れる。

 

「ブラックホール……君は一体何をしたんだ?」

 

「簡単な事さ、俺のいる座標を瞬時に転移させただけだ。つまり、俺がお前の元にたどりつくまでの軌跡をすっとばし、始点と終点のみにしたというわけだ!」

 

「な、なるほど……」

 

『ブラックホール! 常人には理解できない超常現象を使ったようだ――――――っ!!』

 

「ハッハッハ!」

 

 ペンタゴンが突然笑い出した。

 

「盟友よ、気が狂ったか!」

 

「そうじゃない……凄いよブラックホール! 君との闘いは本当に楽しいよ!」

 

「カカカ、それは俺もだぜ、ペンタゴン! しかしそんな事言っている状態なのかぁ?」

 

「大丈夫さ」

 

 ペンタゴンは傷だらけの身体で何とか立ち上がった。




互いに勝利は譲れない!!
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