好きな怪獣はリドリアス。
好きなシーンはタイタスが筋肉で銃弾を弾くシーン。
どうも皆さん、メンツコアラです。
今回は読者からのリクエストを受けまして、あの巨人で書いてみたした。
それではどうぞ。
真の強さとは何か?
もしそう聞かれたとき、あなたはどう答えるだろうか。
力、絆、仲間……答えは人それぞれだろうが、その答えの中にこう答える者がいて欲しい。
───真の強さとは、『優しさ』であると。
◇━◇━◇━◇━◇
皆は持っているだろうか? 幼き日の記憶を……。
流石に幼少期の記憶となると物が限られてくるだろう。初恋や友達、いい思い出から悪い思い出まで、人によって様々だろう。
凡人類史最後のマスター、藤丸 立香にもそういった記憶がある。しかし、その話を聞くと、どうしても作り話にしか聞こえない。何故なら彼は幼少期に
だが、彼はそれでも良かった。信じてもらえなくても、彼が体験した事は事実だ。現に、彼は巨人から受け取った青い宝石を大事に持っていた。
時は流れ、立香が青年へと成長し、人類史を救ってから数年。地球は異星より来た謎の存在によって白く染まった。同時に出来る、全く別の歴史を辿った七つの世界『
その内の一つ、Lostbelt No.1 永久凍土帝国アナスタシア。
凡人類史を救うため、立香はクリプターの一人『カドック・ゼムルプス』の提案を呑み、そこで出会ったキャスターのサーヴァント『アヴィケブロン』が自分を犠牲にして作り出した『
倒れ伏す『王冠:叡知の光』とすぐ側に転がる立香。少し離れた所ではカドックや彼のサーヴァントである『アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ』、アヴィケブロン同様にこの異聞帯で出会ったサーヴァント『アタランテ』や『ビリー・ザ・キッド』、『ベオウルフ』達などの共に戦った者達が崩れた建物に横たわっていたり、膝をついたりしていた。
『先輩ッ! 早く逃げてくださいッ!』
通信機からマシュの声が聞こえるが、落下したときに背中を打ったせいで上手く体を動かすことが出来ない。
(もう……駄目なのか……───)
眼前には此方に歩み寄って来るイヴァン雷帝の姿。勝つ術なしと諦め、目を閉じる立香だったが……
───諦めるなッ!
「───ッ!」
脳裏に響く声。同時に、走馬灯のように思い返す過去の……かつて、巨人に会ったときの記憶に立香は目を開く。
「そうだ……諦めて、たまるか……ッ! 諦めなければ、奇跡は起こる……ッ!」
まだ痛む体を無理矢理動かし、何とか立ち上がる立香。その目には先程までの絶望は写っておらず、代わりに強い意思を感じさせた。
「あのとき……彼に誓ったんだッ! 真の勇者になってみせるってッ!」
立香は首に下げていた宝石を強く握りしめる。
そのときだった。握りしめていた手が強い熱を感じ、開いてみると宝石が強い光を放っていた。
光が立香の視界を塗りつぶし、あまりの眩しさに固く目を閉じる立香だったが、それでも光を感じることが出来る。だがそれも一瞬の出来事で、光が弱まっていくのを感じた立香は目を開けるのだが、そこは先程までの白一色の雪世界ではなく、命を一切感じさせない荒廃した大地だった。
「ここは? 俺、さっきまで───」
───立香……
「え───」
再び脳裏に響く声。見れば、少し離れた所に、かつて彼が出会った青い巨人が立っていた。
───久しいな、立香。
「君は……ッ!? まさか、君が俺をここに?」
───その通りだ。そして、ここは……私の記憶の中にある風景だ。
「君の、記憶……?」
───かつて、私はある惑星を奴らの脅威から守ろうとした。だが、私は守ることが出来ず、奴らの手によって作り替えられた星はこのように死の星となってしまったのだ。
「奴らって……まさか───ッ!」
───その通りだ、立香。だから、私は救いたいのだ。この地球を……この地球だけは、なんとしても。
巨人は立夏にそっと手を差しのべ、彼に問いかける。
───立香、力を貸してくれないか?
巨人の問い掛けに、立香は迷うことなく答えた。勿論だ、と。
『…………ぱい………んぱいッ! 先輩ッ!』
「────ッ!」
通信機から聞こえるマシュの声に、立香は意識を現実に戻す。見れば、イヴァン雷帝が今にも此方を踏み潰そうと前脚を上げている所だった。
通信機から『逃げろ』と声が聞こえる。だが、立香は逃げない。
立香は決意を固め、宝石が姿を変えたアイテム『コスモプラック』を掲げ、声高らかに彼の……巨人の名を叫ぶ。
「───コスモォスッ!!!」
次の瞬間、彼は光となって空を飛び、巨人となって大地に降り立った。
巨人の姿を見て、ヤガの者達や離れた場所で見守っていたカルデアのメンバー達は思わず見とれてしまう。それほどまでに巨人を染める蒼は大空のように眩しく月光のように優しいものだった。
その巨人の出現をまた別の場所から見ていた異星の使徒『コカンスカヤ』と『ラスプーチン』。
「追ってきましたか、あの巨人。無駄だと言うのを理解出来てないのですかね?」
「それは違うな、コカンスカヤ」
「と言いますと?」
「追ってきたのではない。帰って来たのだ」
───ウルトラマンコスモスは……。
というわけで、立夏×ウルトラマンコスモスでした。
今回のように、FGO×ウルトラマンで書いて欲しいと言うものがあれば、短編なら書けますので、このシーンでこのウルトラマンを書いてというリクエストがあれば、メッセージでどうぞ。
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心から御待ちしております。