??『おいおい、あの狼ごときに負けとは。悲しいねぇ……ほんとにo』
香帆「ちょ、ちょっと!?出てきちゃダメ!喋るな!」
ゴスッ、ゴンッ
ヤメロッ!コレデモイタインダゾ!?アー!?
|д゚)チラッ(※現れるクリス、何かが書かれたスケッチブックを持っている)
『それでは、第9話始まります』
|_-))))サササ
「それッ!」
パコンッ、と空き缶が宙を舞う。落ちてきた空き缶に再び狙いをつけて引き金を引く。
「もう一回!」
それを繰り返す事、数十回。衝撃でかなりボロボロになってきた空き缶を、最後はエレキスチームを纏わせた
今、私はなのはと一緒に早起きして近くの公園でユーノに結界を張ってもらって特訓をしている。
やってる内容はなのはとほとんど同じ。ただし、なのはの目的はシューターの制御、私は射撃の命中率の向上。ブラッドでは残念ながら誘導弾を放つことが出来ない(フルボトルを利用した攻撃はたぶん別。タカフルボトルとかあったら………)からこうして練習している。接近戦は……お兄ちゃんやお父さんが剣術やってるし、それとなく教えてもらおうかな?適当に理由つけて。
そして訓練もほどほどにして学校に行くと、アリサとなのはがケンカした。
まあ、その原因はほぼ全てなのは……というか、私たちにある。私が快復してからというものの、なのははジュエルシードの回収と特訓にせいを入れていて、アリサやすずかたちとは全然遊ばなくなっていた。それで付き合いの悪くなってきていたなのはに対してアリサがキレた。
「はぁ……」
当然魔法の事は話せないし(成り行きとはいえ、はやてに話した私が言えた事じゃないけど)適当に誤魔化した結果、更にアリサの怒りが爆発。お陰でなのはが意気消沈している。
「なのは……大丈夫?」
「うん……はぁ……」
あ、ダメだこれ。
――――――――――――――――――――――
しばらくが経って、ジュエルシードの暴走体と私たちは対峙した。だけど、それはすぐに封印が完了した。
今、なのははフェイトと、私はアルフさんとジュエルシードを巡って戦いが始まろうとしている。
「あんたにフェイトの邪魔はさせないよ!」
「それはこっちのセリフ!なのはの邪魔はさせない!」
「えーと、二人とも……戦う必要あるの?」
思いっきり戦う気満々だったところにユーノの冷静なツッコミが入って、少し考える。
えーと、私の目的はなのはとフェイトの戦いを邪魔させないことで、アルフさんも同じ……あれ?戦う必要ない?
それにアルフさんも気づいたみたいで、そのままにらみ合いになった。
「余計なことはするんじゃないよ。したらそこのイタチがアタシの晩御飯になるかもね」
「だからこっちのセリフだって。ユーノはあげないよ、高町家のペットなんだから」
「食べようとしないで!?ボクはイタチじゃなくてフェレッ……あ、いや人間だよ!食料でもペットでもないよ!」
「「……え?」」
「なに、その反応!?そっちの使い魔はともかく香帆たちには言わなかったっけ!?」
「聞いてないよ?てっきり喋るフェレット族のユーノだと思ってた」
「スクライア族のユーノだよ!喋るフェレット族って何!?」
「ユーノのことだけど?」
何を馬鹿なことをユーノは言ってるのかな?喋るフェレットなんて珍生物はユーノ以外にいないだろうに。
「だからボクは人間だって!……今はこんな姿だけど、正真正銘の人間だから」
「……香帆、だっけ?そっちの使い魔の妄想がスゴいんだけど?」
「どうやら疲れてるみたい……帰ったら休ませないとね」
とりあえずユーノを休ませることが決まった。そしてアルフさんもすっかり毒気が抜けて、今は戦う気が無くなったみたい。
だけど観戦ムードになって、なのはとフェイトの戦いを見ようとしたその時。
閃光と共に激しい衝撃が周囲を吹き荒れる。その発生源は封印したはずのジュエルシード。暴走してるのか、魔力が溢れている。
至近距離でこの魔力を受けたのか、なのはとフェイトのデバイスは壊れてとてもじゃないけど封印魔法を使えるようには見えない。
そんな中、フェイトがジュエルシードに近づく。吹き荒れる魔力の中を、ケガすることを気にせずに。
「フェイト!危ないよ!」
「止めないで、アルフ。私はやらなきゃ……ジュエルシードを持って帰らなきゃならないんだ……」
どうしたらいいの?私は封印魔法使えないし、使えるユーノは軽すぎて最初の衝撃波で飛ばされてったし、なのはやフェイトのデバイスは破損。なんとかしてジュエルシードの暴走を止めないと……『夢』でみたロックフルボトルなんてあれば可能性が、って『夢』の話しても意味ないし………ん?
………やるしかないよね。ブラッドは万全だから保護も大丈夫だと思う。問題はこの謎の体質(?)がバレることとジュエルシードがジュエルシードじゃなくなることだけど、仕方ない……よね。
「ブラッド、お願い。私を手伝って!」
ブラッドアクションを起動し、フェイトを追い抜いてジュエルシードの所へ向かう。後ろからなのはの驚いた声が聞こえるけど無視。そのままジュエルシードを右手で握りしめる。その瞬間からジュエルシードは先ほどより激しく光を出す。かわりに吹き出す魔力は減っていっている。
「お願い、止まって。止まって、止まれぇ!」
光が収まると同時に魔力の放出もなくなる。手の中には確かにボトルが。絵柄は隠れて見えないけど、フルボトル化は成功したみたい。
それに安心して足から力が抜けてその場に座り込む。なのはとユーノがこっちに駆けてくるのがわかる。
フェイトとアルフさんはそのジュエルシードは預ける!って言って撤退していった。あれ、もしかして気づかれてない?それならそれでいいんだけど……。
「香帆!」
「香帆ちゃん!」
「なのは、ユーノ」
「素手でジュエルシードの暴走を抑えるなんてなにやってるの!?」
「そうだよ!ケガしてない?」
「うん、大丈夫。ちょっと足に力入らないくらいだから」
「……って、あれ?そういえば香帆って封印できないよね。どうやって止めたの?」
「あー、うん。その……フェイトがジュエルシードに近づくのを見て、手で掴んだら止められないかな?って思って」
「「馬鹿なの!?」」
「で、そのジュエルシードなんだけど……」
馬鹿って酷いよ……。いやまあ、自殺行為にしか思えなかったけどさ。
「まあ、無事で良かったよ。それでジュエルシードがどうかしたの?」
「うん、その……なんかこうなっちゃった」
いわゆるテヘペロをしながら握ってた手を開いて二人に見せる。そこにあったのは宝石の模様が描かれた水色のボトル。『夢』の世界だと、ダイヤモンドフルボトルって言われてたもの。
「「え、えぇぇぇぇぇ!!!!???」」
私たち以外いなくなった場所で、二人の悲鳴が響いた。うん、ほんとどうしよ(汗)
『………●●●●のハザードレベル規定値突破を確認。システム・■■■■の使用制限を解除します』
大学のレポートしんどいよ……めんどくさいよ……