EVOLTEC LYRYCAL   作:通りすがりの錬金術師

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シンフォギアの方がとりあえず無印終わったので、G編の構想が纏まるまではこっちも投稿予定。(不定期更新)


1-1運命の分岐点

 とある日の昼休み。私は姉のなのはと親友のアリサとすずかと一緒に、屋上で昼ご飯を食べていた。

 そこで盛り上がった話題は将来の夢。今日の授業でそれについて担任の先生からの問があった。

 

 

「私はパパの会社を継ぐから経営の勉強しなきゃいけないわね」

 

「私は機械に興味あるから工学の勉強かな?」

 

「なのはと香帆はどうなのよ?」

 

 

 アリサにそう聞かれた私は自信満々に答えた。

 

 

「もちろん、私は翠屋で働くよ!美味しいケーキやシュークリーム作って、コーヒー入れて……いつか翠屋を世界一の喫茶店にしてみせる!」

 

 

 だけどそう言った瞬間、何故か周りの空気が凍りついた。何かおかしなこと言った?

 

 

「ま、待ちなさい!?香帆」

 

「そうだよ、香帆ちゃん!考え直して!?」

 

「う、うん!いくら香帆ちゃんでもそれはダメだよ!」

 

 

 え、なんで!?どうしてこんなに否定されるの!?

 

 

「いや……まあ、その……」

 

「確かに香帆ちゃんの作るお菓子は美味しいんだよ?」

 

 

 だったらいいじゃん!?皆して……

 

 

「でも香帆の入れるコーヒーは飲めたものじゃないわ。

というか!どうして皆で同じ入れ方をして香帆のだけあんな味になるのよ!」

 

「飲んだ時、三途の川が一瞬見えたよ……」

 

「コーヒーは専門の人雇うか、将来の旦那さんに期待するしかないかな?……まあ、それ以外は香帆ちゃんのスキルなら十分だからいいとは思うけど」

 

「うぅ……それよりもなのはの夢は?」

 

 

 心にグサッときたのでとりあえず話をそらす。

 

 

「え?私は……思い浮かばないかな」

 

「なのはも翠屋じゃないの?」

 

「そうなんだけど、もっと他にも私に出来ることがあるんじゃないかなーって。

私には取り柄とかないし、香帆ちゃんみたいに運動得意じゃないし、出来ることあんまりないかもだし……」

 

「このっ、バッカモンがぁ!」

 

 

 ネガティブモードに入ったなのはをアリサが何処からか取り出したハリセンで引っ叩いた。……ほんとにどこから出したの?

 

 

「あんたは理系の成績が私より良いでしょうが!どの口がそんなこと言ってんのよ!」

 

 

 アリサに頬を引っ張られ、変な顔になっているなのはを見てすずかと私はつい笑ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 午後の授業を終えた私たちは徒歩で家へと帰る。

 四人で仲良く話をしながら歩いていると、

 

 

『助けて……』

 

「え?」

 

 

 謎の声が聞こえたので足を止めて周囲を見回したが、私たち以外に誰もいない。なのはにも聞こえたのか、同じく周囲を見回していた。アリサとすずかはそんな私たち二人を不信に思ったのか首を傾げている。

 気のせいか、と思い再び歩き出そうとするとまた聞こえた。

 

 

『誰か、助けて……』

 

 

 やっぱり気のせいじゃない!そう思った私は走り出した。なのはも同じタイミングで走り出している。

 

 

「ちょ、ちょっと!?待ちなさーい!」

 

 

 私の直感に従って向かった場所には壊れたボートが散乱していた。そこで声の主を探したがどこにもいない。代わりになのはが傷だらけのフェレットらしき生き物を発見した。……まさかこのフェレットが助けを?いや、ないない。

 一先ずこのフェレットを近くの動物病院に預け、誰が引き取るか相談した。

 

 最終的に私たちの家で引き取ることに。アリサは犬、すずかは猫を飼っていて難しいから、だそう。

 家族の了承ももらえたから明日引き取りにいく予定だったんだけど……

 

 

「うひゃあぁぁぁ!?」

 

「なんなの、あれー!?」

 

 

 時間は夜。私となのはは今、謎の怪物に追われている。そしてなのはの手の中には件のフェレットが。

 

 なんでこんなことになってるかというと、

 

 

『誰か……ボクの声が聞こえる方……お願いです……力を貸してください……』

 

 

 って声が家にいるとき聞こえて、昼間と同じくなのはにも聞こえたみたいで一緒に家を飛び出していった。

 急いで動物病院に向かうと、外に気を失ったフェレットが倒れていて拾ったはいいものの、そこに謎の怪物が現れて私たちに襲い掛かって来た。

 

 

「とにかく逃げよう、なのは!」

 

「う、うん!」

 

 

 そして今に至る。

 怪物は道路等を破壊しながら私たちを追ってきている。普通なら気づいた人の通報で警察や自衛隊が来るとは思うんだけど、何故か私たち以外に人が一人もいない。誰かに連絡しようにも携帯は家に置いてきていて、何も出来ない。

 今は物陰に隠れているけど、このまま見つかって美味しく(?)頂かれちゃうのかな?なんて思ったその時、

 

 

「う、うーん……ここは?」

 

「え?……動物が喋った!?」

 

「え、いや、僕は……ってそれどころじゃないか。巻き込んじゃってごめんなさい。悪いけど力を貸してもらえませんか?」

 

「それってあの怪物をどうにか出来るわけ?」

 

「はい、もちろんです!これを!」

 

 

 いきなり喋りだしたフェレットがなのはにビー玉みたいな小さな赤い玉を渡した。

 

 

「それを手に、僕の後に続いて繰り返して!

 

風は空に、星は天に」

 

「風は空に……星は天に……」

 

「不屈の心はこの胸に」

 

「不屈の心はこの胸に」

 

「「この手に魔法を!

レイジングハート、セーットアーップ!」」

 

 

 その言葉と共になのはが光だした。

 ほんとにいったい何が起きてるの!?全然話が読めないんだけど!?

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