EVOLTEC LYRYCAL   作:通りすがりの錬金術師

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香帆「前回のEVOLTEC LYRYCAL!

はやてに魔法や今起きている事を説明して、ジュエルシードを貰った私。だけどそれに触れたらジュエルシードがフルボトルに変化しちゃった!とりあえず黙ってる事にしたけど、これがどうなるやら……そして始まる第6話!」


1-6 お茶会と金色の兵士(ソルジャー)

 今日はすずかの家にいつもの四人で集まってお茶会をしている。

 以前の約束通り、ユーノも連れてきている。最初は我慢して二人にモフモフされていたけど、途中から耐えられなくなったのか、抜け出していった。

 だけど、すずかの家は猫屋敷と言っていいほどの多くの猫がいる。抜け出したユーノはすぐに猫に捕まって弄られていた。

 

 すずかの出してくれたお茶を飲んで、お菓子を食べながら話していると、ジュエルシードが発動したのか魔力の気配を感じた。

 

 

『なのは!香帆!ジュエルシードだ!』

 

『ええっ!?ど、どうしよう……。アリサちゃんとすずかちゃんがいるから……』

 

『私がしばらく時間稼ぐから封印できるなのはとユーノが先に行ってて!私は後から行くから』

 

『う、うん!頼んだよ!香帆』

 

 

 念話での簡単な作戦会議を終えて、まずはユーノがここから外へと逃げ出す形でジュエルシードの所へ向かう。

 

 

「あ、ユーノくん!勝手に出ていっちゃダメだよ~!待って~」

 

「なのは!私たちも……」

 

「アリサ、さっきユーノを思いっきりモフモフして逃げられたじゃない。だから追っても逆効果になるんじゃないかな?なのはに任せようよ」

 

「それは……確かにそうね。でも、なのはって運動音痴じゃない。時間かかるんじゃないかしら?」

 

 

……否定したい。したいけど、なのはが運動音痴なのは双子の妹の私がよくわかってる事だから出来ない。なんで双子なのに得意不得意がこんなにわかれるのかな?

 

 

「……さ、流石に時間かかるようだったら私が捕まえにいくから」

 

「まあ、いいわ。

あ、そうだ。………」

 

 

 ふぅ~。なんとか、誤魔化せたかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15分くらい待ったけど、一向になのはが戻ってくる気配がしない。アリサもちょっとイライラを隠せなくなってきている。

 

 

「遅いわね」

 

「なのはちゃん遅いね」

 

「じゃ、じゃあそろそろ私も探しに行ってくるね。少し心配だし……」

 

 

 そう言って私もなのはたちの向かった所へ急ぐ。もしかして今回の暴走体が強くて苦戦しているのかもしれない。ユーノもいるから最悪の事態にはならないと思うけど……。ちょっとゆっくりし過ぎたかな?

 

 

 

 

 

 

 なんとなく感じるなのはの魔力の気配を追ってすずかの家の敷地内の森に入っていく。……家の敷地内に森があるって、ほんとこういう所でお金持ちって感じしてるねぇ。

 

 ドンパチしてる音が聞こえて来たから、やっぱり予想は正しかったんだ。そう思ってさらに近づく。

 空を舞うなのはのバリアジャケットが見え、声をかけようとしたその時。

 なのはと戦っている相手がジュエルシードの暴走体じゃなくて、同じくらいの年齢の金髪の女の子で、その手に持つ斧(たぶんデバイス)の攻撃でなのはが落とされそうになるのを見て、私の中の何かが割れた音がした気がして……そこからの事は覚えていない。次に目が覚めたらなのはとユーノに介抱されていた。

 この時の事はなのはもユーノもとにかく凄かった、みたいな事しか言ってくれなくてよくわからない。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 まさか、ボクたちの他にもジュエルシードを狙っている人がいるなんて……。

 

 

 

 

 なのはと香帆が友達の家でお茶会をしている時に発生したジュエルシードの暴走。

 ボクが脱走した振りをしてなのはに追いかけてもらって駆けつけた。封印魔法が使えない香帆は本人の言ったこともあって、友達の足止めをしてもらっている。

 

 そしてジュエルシードの発動地点に辿り着くと、そこにいたのはとても大きくなった猫。珍しくジュエルシードがきちんと願いを叶えた(?)みたい。たぶん『大きくなりたい』とでもこの猫が願ったのかな?

 とにかく暴れるみたいな事はなさそうだし、なのはに封印して貰わないと。

 

 

「なのは、早く封印を……なのは?」

 

「だ、ダメだよ!可愛くて向けられないよ~」

 

 

 いや、そんなこと言ってる場合じゃ。そう言おうとした時。

 

 どこからか飛んできた魔力弾が巨大猫を襲い、ジュエルシードを封印した。

 そして現れたのは一匹の狼と金色の髪に黒いバリアジャケットを纏ったなのはや香帆くらいの女の子。

 彼女らはジュエルシードを回収して……って待って!

 

 

「それをどうするつもりだ!ジュエルシードは危険な物なんだ、返して!」

 

「そうだよ!それはユーノ君の……」

 

「ファイヤ」

 

 

 ジュエルシードはボクが責任を持って回収しなければいけない物。だから声をかけるけど、あっちは聞く耳を持たず攻撃してきた。それは威嚇射撃だったのか、ボクたちの目の前の地面に当たった。

 

 そこからなし崩し的になのはと金の少女との戦闘が始まった。ボクも援護したいけど、少女と一緒にいた狼が邪魔してきて手を出せない。

 

 なのはは必死に話を聞こうとしながら戦うけど、相手は戦い慣れてるみたいで全然歯が立たない。

 超スピードでなのはの後ろに回った少女がデバイスを振り下ろそうとしたその時。突如、赤い波動のようなものが少女を吹き飛ばした。

 発生元と思われる方向を見ると、香帆が立っていた。だけど、どこか様子がおかしい。

 なのはによく似ている双子の妹の香帆。でも今は全くの別人に見える。瞳が血のように赤く光っていて、感情が消えているような無表情、それに今の謎の波動。魔法陣が出てないことからあれは()()()()()()。彼女は何者なんだ!?

 

 

 ボクの邪魔をしていた狼もあの少女と合流。片手に小剣だけを持った香帆と少女&狼の戦闘が始まった。

 その戦いは圧倒的だった。明らかに戦い慣れてるあちらが手も足も出なかった、魔法を使い始めたばかりの香帆に。

 あちらの二人のコンビネーションは流石と言えるものだった。だけど、香帆はそんなの知ったものかと高速移動(ブラッドアクション)で次々と避けていき、蹴ったり小剣で斬りつけたりしていく。

 少女も高速移動(ソニックムーブ)で香帆を追い越そうとする。それでも香帆の方が早く、一方的に嬲られていた。そういえば香帆の高速移動(ブラッドアクション)って5秒しか続けて使えないはずじゃ?戦闘始まってからずっと使ってる気がするんだけど……。

 

 ボロボロになってきている少女を見た狼は、彼女を咥えて後退。そこで転移魔法を使い逃げていった。

 相手のいなくなった香帆は次にこちらを見た。それはまるで獲物を捕食しようとする血濡れの蛇のような姿を幻視させられた。

 

 そして一歩踏み出した香帆はそのままこちらに来る事なくその場で倒れ伏した。

 ボクとなのはは急いで香帆の元に行き、様子を確認する。どうやら気絶しているだけのようだ。

 

 ジュエルシードを回収したあと、香帆が目覚めるまで休む事に。香帆が起きて話を聞こうと思ったけど、香帆は何も覚えていないみたいだから何も聞けなかった。

 なのはは純粋に、香帆ちゃん凄いッ!ってばかり言っていたけど。

 まあ、味方なら強いってのはかなり心強いからいいんだけどね。




GWの予定が僅か1日しか入ってない……暇じゃあ……
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