扉を開けたらはいこんにちは。装甲兵が目の前に。
さてはS666お前さんフラグメイカーだな?
ドアが開いた瞬間に目に入ったのは2体の鉄血
向こうもこちらに気づいたが、動いたのは俺の方が早いし、速いのも俺だ。
DMRを背中から出すよりも殴った方が今は間違いないと判断し、とりあえず向かって左側を全力で殴る。おー、イージスあんま飛ばないな。
行動不能にもなってないし、さすがは正規軍に卸されていただけはある。
向かって右側のイージスが右手のハンマーというか棍棒というかわからんが、とにかく右腕に取り付けられている武器で殴りかかってきた。
それを左に避けながら、イージスの右腕を掴み思いっきり関節に手刀を食らわす。装甲の継ぎ目と関節部が弱いのはロボの宿命だコノヤロウ。
手刀だけでは切断までいかなかったが間違いなく内部までダメージが通ったようだ、右腕の動きが明らかにおかしいし、左手に持つ盾をこちらに向けてジリジリと後ずさりしている。
おっと、最初にぶっ飛ばした方が立ち上がってきたな。俺も下がりつつ、今度はDMRを背中から取り出して構える。
左側のイージスがコッチを見た(と思う)瞬間に発砲。頭を吹き飛ばす。
つもりだったが右側が盾を使って割り込んできた。
さすがにその盾は撃ち抜けないか?いや、ヒビが入ったな。
続けざまに2発撃ち、同じ場所に当てる。イージスは防げていると判断したのかこちらへ突進するつもりのようだが……。
もう1発撃つ。それは盾を貫通してイージスの左肩に当たり弾かれた。
「抜けたがやっぱ銃だと弾がもったいないな!」
そんなこんなしていると、立ち上がった方がコッチへ突っ込んでくるのが見えた。これ以上時間はかけられない。
そう判断した俺は武器をまた背中へしまい、近い方のイージスつまり右肘にダメージを受けている方へ突っ込む。
そのイージスは突っ込んできた俺に驚いたのか一瞬動きが鈍くなった。その隙を見逃さず、俺はまたそいつの右腕側に回り込み今度は肩を掴みつつ、勢いを殺さずにイージスの後ろへ回り込もうとする。踏み留まろうとするが如何せん俺の方が馬力があった。
そしてその
盾にしたイージスは頭部を真正面から殴られたために機能停止したようだ。……間違いなく俺の頭を潰そうとしてたから当たった位置だな。
図らずも味方に当ててしまったイージスは一歩下がろうとした。
そんな隙を見逃すかよ。
盾にしていたイージスの右肘から先と首根っこの当たりを持ちつつ思いっきり蹴飛ばしてやる。蹴った瞬間に首の方の手を離すと、上手いこと右肘が千切れた状態で本体が無事な方のイージスに飛んでいく。
この距離なら避けられないし、イージスでも十分飛ぶ。
イージス同士が激突し2体とも派手な音とともに床に転がる。
お、動いてた方がちゃんと下になったか。これなら楽だわ。
右肘から先だけになったイージスの腕とそこに装備されている得物を確認する。
もがいているがまだイージスは抜け出せない。
「そう動くなよ……。ま、これでスクラップだと思うがな」
俺はイージスの得物を動いていた方の頭に力任せに叩きつけた。
頭部完全破損。イージスは2体とも機能停止。
確実に機能停止させるために、曲がったイージスの得物で2体の胴体目掛けて突き刺す。勢いを付ければ鈍器も刺さるのさ。
「よっし、とりあえず片付けたっと。……?」
そういえばと振り向くと、開いた口が塞がらないMP5がそこにいた。
「あれ?どうしたよ」
「……装甲兵2体を
「そうか?俺の昔の仲間達なら、皆できると思うぞ」
ようやく閉じた口がまた開きそう、みたいな顔のMP5は頭を振る。
「とにかく本当に装甲兵が出てきた時は焦りましたけど、これで中に入れますね。……中にもいるんだろうなぁ」
「まぁ、居るわな。装甲兵とは限らないけど。ガードだっけか?そっちの方がいると思うんだよな」
「かもしれませんね。まだガードなら私でも倒せるんですけど……」
「また装甲兵が出てきたら俺に任せ時な」
「お任せします」
さーて、ようやく施設の探索スタートだ。何がてく出るのやら……。
いつもより短いですが、戦闘シーンだけでとりあえず切りました。
派手に立ち回らせたかったんですよね。SPARTANなら力技ができるだろうと……。
探索ネタよりも戦闘シーンの方が考えやすかったことは内緒(¯―¯٥)