【完結】いちばん小さな大魔王!   作:コントラポストは全てを解決する

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まさかほんとにお祝いコメが来るとは……

今頑張って官能小説の勉強してるけど、なにぶん資料がなくて進まない……。紙の資料なんて親がいるからおけないし……。どう書けば男のチンアナゴに衝撃を走らせられるのか分からん……。こう……アマゾンズの人肉捕食衝動みたいに止めたくても止まらないって言った感じで、抜きたくなくても抜いちゃうみたいなどすっべけでエいロな物が書きたい。

さっきまで命だったモノが辺り一面に転がる。
amazon primeめ、ごちうさとうららの間にがっこうぐらし挟んだ恨みは消えねぇからな……。


第31奏 ツンデレぼっちにとって雨天時の昼休みは地獄……だった

「なあ、蘭」

「なに?」

 

 一限目の自習プリントに取り組みながら、俺は蘭に尋ねる。

 

「さっきさ、生徒会室でつぐみと……話合いしてたんだよ」

「今の間はなに?」

「まあそこは気にせず聞いてくれ。……それでさ、俺思ったわけよ」

 

 半眼を作って、間の招待を探る蘭を視線をいなしながら、心の内に積もった感慨深さを語った。

 

「つぐみも思春期なんだなぁ~って」

「……セクハラ?」

「違うよ?」

 

 思春期というワードでなぜセクハラになるのか。まさか蘭は真っ先にそう言う事を……このむっつりさんめ。

 なんて事も思ったが、蘭もつぐみも同い年だ。当然そっちに思考を走らせてもおかしくはない。

 

「思春期かー……」

 

 蘭もつぐみも、と言うか俺の幼馴染のほとんどが、そう言う時期だと言うことに今気づいた。

 

「そっか……よく考えればそうだよな……。もう少し皆との付き合い方を考えたほうがいっか……」

 

 我が子のように幼馴染達を大切に想い過ごして来たが、そろそろ同年代の男女として考えた方がいいだろう。沙綾とか有咲には特に肩入れしてたから俺離れ出来るか心配だ。

 

「ブツブツなに言ってるの?」

「……なんだかんだ、蘭が一番大変そうだな……」

「なにが?」

「なんでもない」

 

 俺離れと答えたかったが、何となく蘭が荒れそうなので言わないでおいた。

 下手な誤魔化しを入れた俺に、蘭が訝しげな視線を送って来たので話を変えようと思う。

 

「俺さ、そろそろサークルで本格的にバイトしてみようかなって思ってるんだよ」

「……竜介、朝何食べたの?」

「酷くない?」

 

 人が真面目に働こうとしているのに、この娘と来たら……なんて愚痴は置いておき、スマホでメンタルクリニックを調べ始めた蘭にストップをかける。

 

「落ち着いて、俺は正常だから」

「じゃ、じゃあなんで……借金?」

「そんなもの一切ございません」

 

 むしろ高校生で借金返済目的で労働している人はいるのだろうか。そんな事を気にしながら、本気で心配している目を向けて来る蘭に理由を語る。

 

「俺もそろそろ成長するべきかなって思っただけだ。ほら、将来就職もしなきゃいけないし」

「驚かさないでよ……」

「はいはい悪かった悪かった」

 

 雑に謝罪しながら、蘭の頭を撫でた。成長してないじゃんと思ったそこの人、後で流星堂だかんな。有咲の説教を味わわせてやる。ちょまかわちょまかわ。

 頭の中で花咲川のツンデレボッチの事を思い浮かべた途端、有咲が恋しくなってしまった。有咲の俺離れより俺の有咲離れを先に済ませるべきかもしれない。

 

 

 ___

 

 

 

 大変恥ずかしい事に、有咲の事を考えていたら昼休みになっていた。俺の有咲離れ?はて何のことやら。

 お昼を食べたら電話でもしようと思いつつも、有咲から電話が来ることを期待してスマホを机の上に置いてしまう俺がいる。二尺一例で神頼みした後、俺は弁当を広げた。蘭の机と自分の机を引っ付けて、「いただきます」で一緒に食べ始める。

 弁当箱の蓋を開けた途端に、手作りならではの真心の匂いが教室に広がった。

 

「ねえ、竜介」

「どうした?」

 

 自分の分と俺の分の中身を見た後、蘭が首をかしげて聞いてくる。

 

「なんであたしと竜介で弁当の中身が違うのかなって……」

「な、なんか嫌な物でも入ってたか?」

「そう言う訳じゃないけど……その、わざわざ別々に作って貰うのも悪いじゃん……」

 

 箸を口に咥えぼそぼそと視線を逸らしながら蘭はそう言った。

 何となくだが蘭の言いたいことが分かった。つまりは、弁当の中の料理を全部一緒にしたほうが楽だと伝えたかったのだろう。その方が手間も省けるし、洗う調理器具も少なくなる。更に買う食材も少なくて済む。いい事尽くしだ。

 

「まあ、蘭の気持ちも分かる。正直俺も朝四時半に起きるのは結構辛い」

「じゃあやめなよ……」

「そう言う訳にも行かないんだよ。俺のプライドが許さない。それに──」

「それに?」

 

 答えを知りたそうに首を傾げた蘭に、俺の弁当に入ってるつくね串を向ける。

 

「折角誰かとお弁当食べるなら、交換っこしたいじゃん。ほら、あーん」

「え……ここでするの?恥ずかしいんだけど……」

「別に俺の前ではもっと恥ずかしい姿見せてるんだから良いだろ?」

「ご、誤解生む言い方しないで!」

 

 蘭が椅子をガタっと揺らしながらそう声を張った。そして誰かが倒れる音が聞こえた気がする。

 まあ、誤解も何も、俺に幼児退行した姿見せてるわけだし──なんて野暮な事は言わない。蘭の赤くなる姿を求め狙って言ったのだ。思春期万歳。

 

「ミートボールいただき!」

「あ、ちょっと──」

「はい、あーん」

「うくっ……あ、あーん……」

 

 顔を赤くし、観念したようにつくね串を口の中へと受け入れる蘭。少し色っぽかった。

 

「美味しいか?」

「……美味しい」

 

 ここまで悔しそうな顔で美味いものを食べる人なんて、世の中を探しても蘭しかいないだろう。

 そんな風に俺がやりたい事をやって満足している中、蘭が仕返しとばかりにコロッケを向けてくる。

 

「竜介、あーん」

「ふっ。今更コロッケ程度でうろたえる我では──」

 

 台詞の途中でコロッケを咥えさせられた。出来れば最後まで言わせて欲しかったなと不満をたらしてみる。

 俺が不服な顔で蘭を見つめていると、何を血迷ったのか蘭が俺が咥えてる方とは逆のコロッケの端を咥え出した。

 突如襲ったいつぞやかのコロッケゲームに俺が混乱する中、蘭がコロッケを食べ始める。

 蘭の顔が眼前まで迫り、鼻と鼻がくっつく。俺はそこでコロッケを噛み千切った。

 

「お前……正気を疑うぞ」

「お互い様だし……」

 

 頬を赤くしてそっぽを向く蘭から、俺も目を逸らす。

 お互い気まずくなり静寂が訪れた所に、スマホの着信音が鳴り響いた。画面を見ると『市ヶ谷 有咲』の文字が……。誰だSNSに現状を投稿したやつ。

 取り敢えず電話に出るため、画面をスライドして耳に当てる。

 

『お前、放課後私の家な。色々言いたい事あるから』

 

 そう不機嫌そうに一言残して有咲は電話を切った。

 片付いたわけではないが、ひとまず難を乗り越えた事に安堵の溜息をつく。

 だが、完全に油断仕切っていた所で、誰かが俺の肩を後ろから叩いた。しかも不幸な事に、その人から漂う怒オーラで誰がいるのか分かってしまった。

 俺がヘマをした時や調子に乗った時の説教係。最近何かと堕天する喫茶店の看板娘。そうあの御方──

 

「竜介君?ちょっと生徒会室に来てもらっても良いかな?」

 

 羽沢つぐみ様である。

 

 

 ◇

 

 

 同時刻、場所は花咲側学園にて。

 ポピパメンバーと昼食を摂っていた市ヶ谷有咲は、スマホ片手に溜息をついていた。

 

「はぁ……ったく。どうしたもんかなぁ……」

「どうしたの有咲?」

 

 そんな有咲に、家から持参したチョココロネを食べる沙綾が聞く。

 

「竜介がさ、また他の女と……なんだ?イチャついてな。今度は蘭ちゃんなんだけど」

 

 自分のスマホ画面を沙綾に見せる。見せられた沙綾は顔を赤くさせた。

 

「だ、大胆だね……」

「だろ?あこちゃんいるんだからそう言うの控えろって前に言ったんだが……」

「ま、前にもやったんだ」

「おう。まあ前はおたえだったけどな」

 

 有咲は半眼を作って、ハンバーグを口に詰めるたえを見る。

 どうしたと言った様子で寄って来たたえに、有咲はスマホを見せた。

 

「あ、前にやったやつだ。……なんで蘭とやってるの?」

「さあな。てか、おたえはなんでやったんだ?」

「うちにリーとオーって言ううさぎがいるんだよ」

「うん。なんで急にうさぎなんだ?」

 

 おたえの突拍子のなさに、いつも通り首を傾げて有咲が尋ねるとたえも首を傾げて返した。

 

「だって、なんでコロッケゲームしたか知りたいんでしょ?」

「ああ。だからなんでうさぎを──」

「オーはメスでリーはオス。それでね、二人は相思相愛なの。よく同じレタスを一緒に食べてる」

「いや、私の話を……おたえ、今なんつった?」

 

 いつも通り分からないと悟りかけた有咲だったが、今日だけはおたえの意図を汲み取れた。そして、たえが最後に言った言葉に耳を傾ける。

 

「なにって、リーとオーは相思相愛でよく同じレタスを食べてる」

「たえが竜介にあんな事した理由は?」

「……?リーとオーがよく一緒に……」

「あー分かった。だいたい分かった。ありがと、おたえ」

 

 有咲は右手でたえを制し、大きな溜息を吐いた。しかしそれも当然だろう。たえは自分と彼に似た名前を兎につけ、そこに理想を抱き、そしてそれを真似してアプローチを掛けていたのだから。

 そんな健気さを見せつけられたら、誰だってその不器用さに同情してしまうだろう。

 

「おたえ……その……頑張れよ?」

「……?今日の有咲。素直だね」

「う、うっせー!」

 

 いつも通りの答えのたえに、有咲はいつも通り(ツンデレ)で返した。

 

「アプローチ、か……」

「どうしたの?沙綾ちゃん」

「あ、ううん。何でもない」

 

 いつも通りのポピパの面子。だが悩みのある顔をした沙綾だけは、いつもとどこか様子が違った。

 

 




コロッケゲームをまた出すことになるとは思わなかった。
おたえって結構可愛いわね。あといつか沙綾編もやらなきゃ。こころんがほんの少しばかり暗い雰囲気になっちゃったから今度は青春をしたい。

もっと色んなキャラ出して魔王様の嫉妬ポイント稼がなきゃ。あと、最近あこが落ちるまでのプロット仕上げたんだけど、もしかしたらこころん並になるかもしれん。あこ好きの心臓に響かないよう先に言っとく。

最近ガルパで星四がまったく来ないのよね。年の初めに星四香澄二枚抜きしたのが効いてるのかしら。

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