【完結】いちばん小さな大魔王! 作:コントラポストは全てを解決する
今回は空丘ルミィさん、「新しい“いつも通り”」とのコラボ回です。念願のコラボ回。やったぜ。
ピンポ-ンパンポ-ン
空丘ルミィコラボ小説 はつひこVer.
今日は、俺こと神楽竜介の初レギュラー番組撮影日。千聖先輩のマネージャー業をしていたら、事務所の社長に顔を買われ、番組を持つことになってしまった。番組名は『竜介の部屋』。言わずと知れた徹〇の部屋のオマージュ番組である。よく企画会議通ったなこれ。
そんなわけで、あこと一緒にテレビ撮影だ。ちなみに俺が無理を通し、あこもレギュラー出演させてもらう事になった。わがままも言ってみるもんだぜ。あこ、地上波デビューおめでとう。そして俺のタレント事業初陣に乾杯。
「りゅう兄りゅう兄!テレビカメラだよ!かっこいい〜」
今日も我が魔王は可愛い。あこはスタジオセットの中ではしゃいでいる。
というわけで、これからゲストを招き、一緒に撮影だ。
余談だが、最近つぐみに彼氏が出来たらしい。しかも同年代。しかも羽丘。どこだどこにそんな男がいた俺に寄越せ。そいつと早く出会ってれば俺ももう少し雄雄しい高校生活が送れたと言うのに。
徒話はさておいて。
早速本番を始めよう。
「本番まで3、2──1。スタート」
adがカウントダウンと共にカチンコを鳴らす。
ル-ルル、ルルル、ル-ルル、ルルルル-ル-ル-ル-。
「皆さんこんにちは。本日は竜介の部屋にお越しいただきありがとうございます。早速ゲストの方を交えてお話していきましょう」
「りゅう兄、このお菓子って食べて良いのー?」
「あと一分待ってな。それではゲストの方をお迎えしましょう。どうぞー」
俺がそう言うと、垂れ幕の奥から今日のゲストが出てくる。ゲストは羽沢つぐみさんと、その彼氏さんである
「本日はよろしくお願いします」
「よろしくね。竜介君」
「よろしくお願いします」
「よろしくー!」
お互いに挨拶。さてと、お菓子を食べながらゆっくり話をするとしよう。
「洸太は羽丘に通ってるみたいだけど、クラス何組なの?」
「あ、二年A組です」
「なるほどなるほど。あ、それと敬語はいいぞ。同い年だろ?あとLINE交換しよーぜ」
「あ、はi──分かった」
「竜介君、グイグイ行き過ぎだよ。洸君も無理しちゃダメだからね?」
「分かってる」
俺は初めて同年代の男のLINEをGETした。やったぜ。
「それにしてもあれか?二人は処遇幼馴染ってやつなのか?」
「そうだな。俺は一時期遠くに行ってたんだが、今年帰って来たんだ」
「まさかつぐみがこんな幼馴染を隠し持っていたとはな〜」
「私達に隠れて幼馴染作ってた竜介君には言われたくないかな」
「おほほほほ」
まさかつぐみがこんなイケメンな幼馴染を隠し持っていたとは。俺はびっくりだ。それにしてもまあイケメンだこと。クラスの女子にモテそう。良いな、俺は女顔なのに。
「まあ、菓子でも食べながら。それにしても、つぐみが指に付けてる指輪、随分綺麗だな。お高かったんでしょう?」
「まあ、多少値は張ったな」
「かっこいい〜」
「あことりゅう兄だって指輪付けてるよ!こんやく指輪!」
何やらあこが張り合っている。かっこいいという言葉に反応したのだろうか。
「あこ、俺たちのはNFOイベントで買ったやつだろ?ちゃんとした物と比べちゃいけないよ」
「………………なに、りゅう兄嫌なの?」
「いやー満足してる。大満足。あはははは」
あこが怖いぜ。
「……随分尻に敷かれてるな」
「これが竜介君だから」
「あこは鬼嫁だからな」
「りゅう兄、帰ったら正座ね」
oh……ジーザス、そんな目で見ないで。
あこはお菓子でも食べてのんびりまったり笑顔になって欲しい。お顔が怖いわよ。あこのプリチーなお顔が台無し。帰ったら正座とかそんな怖い事言わないで。ほら、帰ったらあこの好きなジェリービーンズ作ってあげるから。お願いします正座はやめてくださいフローリングで正座はキツイです。
「ま、まあ俺達の事は置いといて。あ、ずっと聞きたかったんだが、そのペンダントって恋人同士の〜ってやつ?」
「まあそうだな。これに一番の思い出を入れようって、つぐと、な?」
「うん」
「あ、あこだってりゅう兄に指輪あげたもん」
「おう、ありがと」
御相手は指輪にお揃いのペンダント。向こうが一枚上手だったようだ。まあ、こんなの勝負にする必要ないんだけど。
「二人の馴れ初めは?やっぱり洸太がアタックした感じ?」
「いや、割とつぐがグイグイ来た感じだ。指輪は俺が渡しんだが。キスもした。ちゃんとしたキス」
「も、もう洸君、恥ずかしいからあんまり言わないでよ……」
「あはは」
「ラブラブだこと」
つぐみと洸太が幸せそうで何よりだ。このまま幸せ街道を突っ切って欲しい。
「あこは小学五年生の時にりゅう兄とちゅーしたよ!しかもちゃんとしたちゅー!」
「こら、張り合うんじゃありません。しかもあれは事故だろ。張り合っちゃダメだって」
「なに、りゅう兄嫌なの」
「お、おほほほ」
『……』
「ほ、ほら、二人が黙っちゃっただろ」
「ふーん、だ」
あこが機嫌を損ねてしまった。帰ったらクッキー作って機嫌直そう。あとジェリービーンズも忘れずに作ろう。
「そ、そういえば、洸太の家族ってどんな感じなんだ?やっぱり優しい感じ?」
「……親はもういないんだ。小さい頃に死んじまった」
「……ごめん」
「いや、こっちも暗い話をしてすまない」
俺も両親が離婚しているが、そんなチャチな話じゃなかった。両親の話はやめにしよう。妹や弟、おじさんやおばさんとかの話が良いか。
「今は一人なのか?」
「いや、妹が一人いる」
「やっぱり妹って可愛いのか」
「ああ。よく寝ぼけて俺の布団に入って来るが、可愛いと思う」
「なにそれうらやま。今度一緒に寝t──」
『…………』
「冗談だから、冗談だからそんな目で俺を見ないで」
洸太とつぐみは可哀想なものを見る目で、あこはこの世にないくらいの怖さを持った瞳で俺を見てきた。へいへいウェイト、プリーズウェイト。ほんの可愛い竜介君ジョーク。あはははは──
「りゅう兄、帰ったら正座三時間。うわきはダメ」
──……。
「………………まあ、もういいや(やけくそ)。それで、つぐみからアタックしたそうだけど、やっぱあれか?洸太は主人公よろしく鈍感だったのか?」
「洸君はすごい鈍感だったよ。竜介君並に」
「マジか」
という事はあれか、拉致されたりキス強姦されたり盗撮されたり交際を賭けた勝負をしたりしたのだろうか。なんて波乱万丈な人生を歩んでいるんだ……。俺は素直に凄いと思うぞ。
「洸君、記憶喪失とかがあったにしても、あれは酷いと思うよ」
「記憶喪失」
「そうか?あれぐらい普通だろ」
「普通じゃないよ!昏睡状態にもなってたからって良い気になっちゃダメ!」
「昏睡状態」
「それは関係ないだろ」
なんかすごい物騒な言葉が飛び交った気がするが、今はお菓子を食べるあこを見て落ち着こ──いや無理だろ。え?昏睡状態?記憶喪失?ワッツ?ほわっつ?(混乱)(心乱)
「随分物騒な人生を歩んでいるようで……お幸せに……」
「まあ、俺たちの話はここら辺にして。そっちの馴れ初めは?そっちも幼馴染なのか」
「うん!あことりゅう兄は学校の近くの神社で会ったんだ!それからずっと一緒にいるの!」
「まあ、一時期喧嘩して離れ離れになっちゃったけどな」
「もうりゅう兄!それは言わないお約束だよ!」
まあ、俺とあこの事はいつか誰かが紹介してくれるだろう。
俺と皆があははあははと笑っていると、気づけば番組終了時間が迫っていた。スタッフが終了間近のカンペを出す。
「さてと、そろそろお別れの時間かな。いやー楽しい時間だった」
「りゅう兄、帰ったら正座だからね」
「え、忘れてくれたりは?」
「しないよ」
『あはは……』
「嘘やん……」
番組終了三秒前、俺の説教が確定した。なんでやここは見逃してくれるところやろ。帰ったらクッキーとジェリービーンズと一緒のお風呂で手を打とう。ダメ?あ、ダメ。そすか。
「それでは次週!サンキューマリオネット!」
ラ-、ラ-ラ-ラ-(番組終了)(徹〇の部屋終了のアレ)
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この番組は、夢と未来を作る企業360プロデュースと、ルミィコーポレーション株式会社の提供でお送りしました。
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ちなみに番組は爆発的視聴率を誇った上、羽沢珈琲店のPRにもなり、両者ウィンウィンの状態で幕を閉じた。それと、番組に向けてファンレターを数多くいただいたが、洸太がイケメンさんだったせいか女性からのファンレターが多かった。それを俺宛だと勘違いしたあこに浮気疑惑を掛けられ正座させられました。なんでや竜介関係ないやろ。
コラボ先
ハーメルンページ:空丘ルミィ
https://syosetu.org/?mode=user&uid=285790
空丘ルミィ@小説書いてますhttps://twitter.com/Kanon_roomy_ako?s=09
コラボ先の話
https://syosetu.org/novel/202690/18.html
空丘ルミィさんはバンドリ小説を初めとした小説を執筆しているお方です。期待のルーキー。皆も読んでみよう!
徹〇の部屋をイメージして書きました。つぐみは半分パラレル成分入ってます。細けぇこたぁ気にすんな。
サンキュー、マリオネット。し〜ゆ〜Palettesタイムに変わる新しい〆文句。意味は「ツギハギのような奇跡的な時間をありがとう」です。
初めてのコラボだよ!コラボ!ずっとやりたかった事が出来て僕は満足。また竜介の部屋をやる機会に出会えたら良いな。
感想評価よろしくね(ハート)
サンキューマリオネット!