此処の世界はチートにまみれているよね   作:出雲愚者

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転生され、生き着いた場所はなんと、球磨川家。う~ん、僕、死んだんじゃない?



第一話 僕の弟は、誰もが忌み嫌う過負荷だった

 

 「次の方どうぞー!」

 

 その声を聞き、僕はハッと目を覚ました。何やら、神様に喧嘩を売って地面に放り出された様な夢だったけど、現実感ありまくりな夢で、ちょっと中二病になってるんじゃないかなって思えてきて泣けた。

 

 「『どうしたの?』 『泣いてるみたいだけど』」

 

 この妙な喋り方をし、括弧付ける子の名前は球磨川禊。僕の義理の弟だ。まぁ、年齢は同じで、生まれた年月が僕のほうが早いかなっていう感じなんだけどね。

 

 この弟は、良いも悪いも全てごっちゃにした様な子で、縫目だらけのウサギ(?)人形を持っている。僕と同じ二歳なんだけど、いつもへらへらと笑っている。

 

 「何でもないよ。ただ、ちょっとした夢にうなされてただけさ。じゃあ、ここで大人しくしてるんだよ? 例え、禊の横に将来を期待させるような美女がいたとしてもだよ」

 

 「『・・・』『うん』『わかったよ』」

 

 「じゃあ、行ってくるね」

 

 僕はそう残して病室の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーー主人公sideーーー

 

  

 

 「どうも、初めまして。僕の名前は球磨川柴野。よろしくお願いします」

 

 「はじめまして、私の名前は人吉瞳。瞳先生って呼んでね」

 

 ・・・僕の目の前に現れたのは僕より少し上かなと思えるぐらい小さい先生だった。これを世間一般的には合法ロリって言うんだよね。

 

 「・・・今、何歳?」

 

 女性に対して、年齢を聞くのはタブーらしいけど僕は子供だし、許してね。

 

 「女性に年齢を聞いちゃだめよ」

 

 やっぱり、子供だからと言って年齢を聞き出せる訳ではなかったようだ。うーむ、無念

 

 「さっきから疑問に思ってたんだけど、君って全然子供らしくないよね・・・もしかして私と同じ?」

 

 瞳先生から至極当然のような疑問が出てきた。でも、ここはめだかボックスの世界。スキルとか言って適当に誤魔化せばどうにでもなる・・・んだけど、それをすると年齢確認したのが罪になって怒られそうな気がするので誤魔化しておこう。

 

 「ボク、そこまでかしこくないし、どっかの子みたいにだれかのせんせいのこどもをおどすとか、そんなひどいしゅだんにでるようなこにみえないでしょ?」

 

 ・・・焦って言ったセリフはどうやら、僕が異常者だと思えるにはピッタリな台詞だった。どうしよう・・・あ、そうだ。言い訳して早く行こう。

 

 「あの、せんせい。僕の弟が女性を口説いてないか不安なのでちょっと見てきますね。診断結果は先生に任せます」

 

 そう言い残して、僕は病室から急いで逃げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー球磨川sideーーー

 

 

 僕のお兄ちゃんは、どこか大人びてる感じがする。

 

 「『はぁ』『なんか』『さっきのお兄ちゃんのセリフは』『未来に起こりそうな気がするよ』」

 

 お兄ちゃんは僕の唯一の味方だ。だって、お兄ちゃん両親でさえも忌み嫌う僕を優しく育ててくれたんだから。お兄ちゃんは、両親以上の存在だ。

 

 ん、考え事してた僕の隣にかわいい子がいる。

 

 「『人間は無意味に生まれて』

  『無関係に生きて』

  『無価値に死ぬだけに決まってるのにさ』

  『えーと』『君はどう思う?』」

 

 どうせ、こんなこと言ったって反応するはずがないんだ。僕はそう思っていると声が聞こえた。

 

 「人間の価値なんて、他人が決めるもんじゃないよ。それと、禊。ちゃっかり女の子を誑かしてるじゃないか。駄目だよ」

 

 ・・・あ、お兄ちゃん。いつの間に戻ってきたんだろう?

 

 「『あ』『お兄ちゃん』『僕はたぶらかしてないよ』『そんなことより』『いつ戻ってきたの?』」

 

 「あ、たぶらk『おい、貴様』・・・ん、何?」

 

 さっきまで無口だった女の子が急にお兄ちゃんに話しかけた。もし、変な内容だったら螺子伏せる。

 

 「次の方どうぞー」

 

 僕は螺子を構えると同時に声を掛けられた。僕は内心毒づきながら診察室の方に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「えーと、何?」

 

 急に話しかけられたと思ったら急に無口になった。えーと、僕悪いことした? 

 

 「貴様は生きる理由は他人が決めるものじゃないと言ったな。では、私の生きる理由は何なのだ?」

 

 漸く口を開いたと思ったら、生きる理由について聞かれた。・・・二歳児の子供が考える事じゃないだろうに。

 

 「生きる理由? それは誰かに言われてやることじゃないよ。じゃあ、聞くけど君は生きる理由がないと生きていけないの?」 

 

 「まぁ、生きる理由を考えるのは本当ならずっと先の未来に考えることなんだろうね。ただ、僕が言えることは一つ。これはただの独り言だし、聞き逃してもスルーしても良いよ。と言うことだけだ」

 

 そう言い終えるとその子は僕の方をキラキラした目を向け、爆弾発言を告げた。

 

 「私と結婚してくれ!!」

 

 その言葉を聞こえた瞬間、病室からもの凄い音が聞こえた。

 

 

 




まぁ、皆さんの予想通りの展開になってしまったような気が・・・まぁ、いいですよね。『僕は悪くない』
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